kikoがスタート

2005年8月にスタートしました。
私が観た(見た)、感じた、覚書き、気になることを書いてます。(^^ゞ

姫路城「備前門→播州皿屋敷のお菊井戸」

2015年12月16日 | 兵庫・神戸市ほか

備前門(びぜんもん)


門の入口脇にきれいに加工された直方体の石が縦に積まれています。
これは古墳に埋葬されていた石棺の身で、築城の際に石垣に転用されました。


その他の石垣にも組合式石棺の側石や底石なども転用され
こうした古墳の石棺が積石として多く転用されているのが
姫路城の石垣の特徴です。

築城によって、姫路近辺にあった古墳がいくつも破壊されたそうです。

======== お菊井戸 ========


備前丸広場の南側石垣下に、播州皿屋敷の怪談でしられる「お菊井戸」

当時の城主、小寺則職の家老であった青山鉄山がお家乗っ取りを企てているのをお菊が察知し、家老の恨みをかう。家老の手下が家宝の皿の一枚を隠し、これをお菊の責任とし、お菊を責め殺し、この井戸に投げ込んだという。以来、夜になるとお菊の亡霊が現れ、一枚、二枚、三枚、四枚、五枚、六枚・・・九枚とお皿を数える声が聞こえたといわれています。

追 記
この話をご存じでない方は こちら をご覧ください。
これは有名な伝説でもあり姫路城に限らず方々にあって、浄瑠璃「播州皿屋敷」
岡本綺堂作「番町皿屋敷」、河竹黙阿弥の「新皿屋敷月雨暈」などがあります。


子供の頃に聞いた「播州皿屋敷の怪談話 お菊井戸」を信じてましたが (^_^;)))
ここに来て、この井戸は要塞の姫路城が籠城など非常時に備えたものであって
お水が大切な時代に、殺して井戸に投げ入れることはないと思いました。
コメント (2)
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