kikoがスタート

2005年8月にスタートしました。
私が観た(見た)、感じた、覚書き、気になることを書いてます。(^^ゞ

聖フランシスコ・ザビエル画像は、屋根裏にくくりつけられた「あけずの櫃」から発見

2020年06月02日 | 回想日記
いばらき観光ウォーク「隠れキリシタンの里コース」2010年12月19日(日)より

『あけずの櫃』

「聖フランシスコ・ザビエル画像」と「マリア十五玄義図」が入っていた櫃は、周り27.7cm、長さ90.9cmの孟宗竹を縦に割り、栗の丸太の荒削り作りの差し込み蓋。

茨木市北部(千提寺地区)の高山右近旧領に、大正時代まで発見されなかった隠れキリシタン「東家の屋根裏」にくくりつけられていました。信仰の品々を隠し入れた竹筒のことは、長男のみに伝承され誰に見せることも、代々あけることもなかったことから 『あけずの櫃』 と呼ばれています。

「聖フランシスコ・ザビエル画像」(複製)東久嗣家蔵

中学校や高校の歴史教科書にも掲載され、一度は見たことのある
「聖フランシスコ・ザビエル画像」 は、千堤寺の東家で発見されました。


「マリア十五玄義図」 (マリア十五ゲンギズ)
東久嗣家蔵 大きさは縦81.9cm×横66.7cm

マリア十五玄義図は2幅発見されており、その1幅はザビエル聖人画像と同じく、大正9年9月26日 『あけずの櫃』 から発見され、もう1幅は昭和5年4月23日に下音羽の原田辰次郎家の母屋の檜楚にくくりつけてあったすすけた筒の中から発見されました。

マリア十五玄義図は、イエスの聖母マリアの生涯を「喜びの玄義」・「悲しみの玄義」・「幸福の玄義」の三部門に分け、これを基本にキリストの生涯の中で最も顕著な十五事を、マリアの三玄義と融合させたイエスの一代絵物語とみるべき絵図だそうです。 (千提寺・下音羽のキリシタン遺跡  茨木市教育委員会より)


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神戸市立博物館2019年11月2日(土)

2019年11月のリニューアルオープンに向けて2月5日より休館してましたが

神戸市立博物館 リニューアル記念

「聖フランシスコ・ザビエル像」に会いたくて
オープン初日の11月2日(土)に「神戸市立博物館」に行きました。

聖フランシスコ・ザビエル像

ザビエルは1622年に聖人に列せられ、その知らせは日本のキリシタンの間にも伝わり、ここに展示する「聖フランシスコ・ザビエル像」が描かれたと推測されます。
本像画は、摂津の千提寺地区で密かに伝来し、やがて神戸にもたらされました。

神戸市立博物館で、重要文化財「聖フランシスコ・ザビエル像」は
専用の展示室で見ることも、写真に撮る事もできました。
※作品保存の観点から、実物の展示期間以外はレプリカの展示でした。
コメント (2)
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