kikoがスタート

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神戸元町・相楽園に残る建築②「旧小寺家厩舎 重要文化財」

2022年06月10日 | 兵庫・神戸市ほか
神戸・元町へ行った時に、行きたいと思っていた「相楽園」です。


順路は、入口を進んだ三差路の正面にありました。
後ろに見えているのは、見たかった「旧ハッサム住宅」です。


旧小寺家厩舎・旧ハッサム住宅へは
右の道からになっているので向かっていると


木の間から、建物が少し見えてきました。


右に見える建物が「旧小寺家厩舎」で
左の建物が「旧ハッサム住宅」です。

旧小寺家厩舎(きゅうこでらけきゅうしゃ)重要文化財

明治40年頃に建てられた旧小寺家厩舎は


相楽園に残っている創建当初の数少ない遺構のひとつです。

設計者の河合浩蔵氏は、明治・大正期官庁建築を中心に関西で活躍した建築家で、神戸地方裁判所も河合氏の作品でした。


昭和55年には、建物の詳しい設計図が約60枚も見つかり、貴重な資料として建物と共に重要文化財に指定されました。

L字型の建物南側に突出した翼部は
高い吹き抜け天井をもつ馬房です。


正面1階は馬車庫、2階は厩務員のための宿舎です。


煉瓦の赤と御影石の白とのコントラストが美しい


急勾配の屋根、豊富な切妻飾りにドーマ窓。


円形の塔屋の中は螺旋階段で、ウロコ状のスレートで葺かれ
通気口のための屋根窓も設けられています。


ドイツ風民家がもつ
量感のあふれる変化に富んだ意匠で飾られていました。

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