
藤尾橋から見える、山科疎水の「諸羽トンネル東口」を後にして・・・

「小関超え」の分岐点に向かいます。

曇り空に、若葉の緑が映えて癒してくれてます・・・

琵琶湖疎水第1トンネル西口(藤尾側)に
国軍の父と言われた「山縣有朋」の篇額があります。
文 字:廓其有容(かくとしてそれいるることあり)
拝毫者:山縣有朋(やまがた ありとも)
意 味:疎水をたたえる大地は、奥深くひろびろとしている
※ 山縣有朋(1838~1922)は、長州藩の武士で明治以降は軍人で政治家。
NHKの大河ドラマ「西郷どん」の時代に、欠かせない登場人物です。

少し行くと、琵琶湖疎水第1トンネルの出口部があります。
そして山縣有朋が書かれた「廓其有容」の文字が見えました。
廓其有容 は
悠久をたたえ、悠然とした疎水のひろがりは大きな人間の器量を表しています。
●琵琶湖疎水は、明治維新で東京に都が移り、活気を失っていた京都の復興を目指して、明治23(1890)年に第一疎水が完成しました。
●疎水工事のなかで、もっとも難しかったのは、長等山(ながとやま)を貫く第1トンネルで、トンネルの出入口(三保ヶ崎・藤尾)と竪坑(シャフト)から堀進められました。竪坑とは、地表から垂直に掘り下げた坑道でです。
●竪坑から、大量の水が湧き出し、工事は困難を極めましたが、トンネルは明治22(1889)年に開通しました。ほとんど人力だけで掘られた全長2,436メートルの第1トンネルは、当時日本で一番長いトンネルとなりました。(説明板より)
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京都に東山を借景した、山県有朋の別荘 「無鄰菴(むりんあん)」があります。
無鄰菴は疏水の水をとり入れた、三段の滝,池,芝生の池泉廻遊式庭園です。
疎水繋ぎで、無鄰菴にも行きたくなりますね。(^_^;)))