kikoがスタート

2005年8月にスタートしました。
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広島原爆投下から77年「原爆の投下訓練は、18都府県に49発投下。」 

2022年08月06日 | Weblog
今日は、広島原爆投下から77年目です。

2018年11月に投稿した記事の時には
原爆の投下訓練を目的に米軍が富山市内に落とした「模擬原爆」
だと思っていましたが、太平洋戦争末期に米軍が原爆の投下訓練目的で落とした「模擬原爆」は、富山市内だけでなく18都府県に49発投下されていたのです。


原爆投下の目標点になった「T字の相生橋」2018年11月


相生橋のT字型という特徴は上空からも非常に目立つことに加え
主要軍事施設近くということから原爆投下の目標点になりました。


原子爆弾を落とすと飛行機の進む方向に落ちていくので、高さ9000mから落とすと爆発までに50秒かかるとすると、飛行機も原子爆弾の爆発で吹き飛ばされてしまうのです。

原子爆弾を落としたらすぐ、飛行機は右へ150度急反転して逃げていくことにして、アメリカ本土や南太平洋で原爆と同じ形・重さ・弾道特性の爆弾(模擬原爆)を使って練習をくり返した後、7月20日からは日本各地を使って実際に空襲し練習の総仕上げで、模擬原爆を行いました。

原爆ドーム 2018年11月


模擬原爆の時は、たった1発の大型爆弾によって、死者7人、重軽傷者73人、倒れた家485戸、被災者1645人の被害が出ましたが、当時の人々は知る限りの大型爆弾ということで「1トン爆弾」が投下されたと話していたそうです・・・。

でもこの爆弾は、1トン(2000ポンド)どころか「5トン爆弾」(1万ポンド)で、しかも原子爆弾を投下するための模擬原子爆弾で、これを使って原爆投下の実地練習をしていたのがわかったのは1991年でした。

原爆ドーム 2018年11月

現在の原爆ドームは、1915(大正4)年に広島県の物産品の販売促進を図る拠点とすることを目的として建てられたものでした。


設立当初は「広島県物産陳列館」という名称でした。その後「広島県立商品陳列所」「広島県産業奨励館」と改称されました。

ワシントンでは次のような電報が交わされていたそうです。
「第509部隊は…日本に対する一連の空襲を始めた。その目的は搭乗員を目標地域と最後の任務遂行のための戦法に慣れさせ、又一方日本人に高い高度を飛ぶB29の小編隊を眺めることに慣れさせるためである。」

私が広島原爆投下から77年目で知ったのは、富山市だけだと思っていた「模擬原爆」が18都府県に49発投下されていた事でした。

原爆死没者慰霊碑

「安らかに眠って下さい 過ちは繰返しませぬから」と
刻まれていますが・・・本当に繰り返さないで欲しいです。

そして、コロナ感染者が増えている中で
「第104回 全国高校野球選手権大会」が始まりました。

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