藤の花
今年も咲いた、わが家の藤の花。
庭から塀を越え、道路に向けて垂れ下がっている。
まるでぶどうのような鈴なりの紫の花。
行き交う人の目を楽しませてくれる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/6c/6dac1c5e15d86d2f4b150ca3f961f74f.jpg)
両親は、この藤をこよなく愛しているようだ。
それはそのきれいさだけではなく、別に理由があるような気がする。
私も覚えている。
わが家の母家が建てかえられたのは、私が5歳の頃。
幼心ながら、昔の古い家の記憶がわずかながら脳裏に残っている。
あの時のものはすべて無くなってしまった。
そんな中、唯一残っているのがこの藤の花。
昔は、赤い戸の玄関を入るとすぐ左手に像の足のような大きくて、
曲がった木があった。
「じゃまだな~」
と思いながらも、この季節になると紫色の花をたくさんぶら下げていた。
それがおもしろいのときれいなのと。
記憶に残っている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/38/6fe7b83243f29d19eea605ec1d23db2a.jpg)
私が覚えているくらいだから、両親にとってはかけがえのない花のように思う。
だから家を建てかえたときも、塀にせりだし邪魔になるのだが切らずに残したのだろう。
それも年月を重ねるごとに朽ちて元気がなくなってきた。
それでも毎年この時期に花を咲かせる。
今年も咲いたか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/34/adfda3eb698b6bbb5298bb002a786b45.jpg)
わずかな期間だが、昔の思い出もあわせて見ることができる。
今まさに見ごろをむかえている。
岬人(はなんちゅう)
今年も咲いた、わが家の藤の花。
庭から塀を越え、道路に向けて垂れ下がっている。
まるでぶどうのような鈴なりの紫の花。
行き交う人の目を楽しませてくれる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/6c/6dac1c5e15d86d2f4b150ca3f961f74f.jpg)
両親は、この藤をこよなく愛しているようだ。
それはそのきれいさだけではなく、別に理由があるような気がする。
私も覚えている。
わが家の母家が建てかえられたのは、私が5歳の頃。
幼心ながら、昔の古い家の記憶がわずかながら脳裏に残っている。
あの時のものはすべて無くなってしまった。
そんな中、唯一残っているのがこの藤の花。
昔は、赤い戸の玄関を入るとすぐ左手に像の足のような大きくて、
曲がった木があった。
「じゃまだな~」
と思いながらも、この季節になると紫色の花をたくさんぶら下げていた。
それがおもしろいのときれいなのと。
記憶に残っている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/38/6fe7b83243f29d19eea605ec1d23db2a.jpg)
私が覚えているくらいだから、両親にとってはかけがえのない花のように思う。
だから家を建てかえたときも、塀にせりだし邪魔になるのだが切らずに残したのだろう。
それも年月を重ねるごとに朽ちて元気がなくなってきた。
それでも毎年この時期に花を咲かせる。
今年も咲いたか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/34/adfda3eb698b6bbb5298bb002a786b45.jpg)
わずかな期間だが、昔の思い出もあわせて見ることができる。
今まさに見ごろをむかえている。
岬人(はなんちゅう)