喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

2月4日立春 ~四国最西端の少年式~

2014-02-07 | ブログ
 「少年式」「少年の日」といってもピンとこない人は多いだろう。
でも愛媛県ではあたりまえの学校行事。
 2月4日、立春がまさしくその日にあたる。

 少年の日というのは、14歳になった少年少女を大人への階段を登り始めた大切な時期と考え、
自覚・立志・健康を3本の柱に、昭和39年に愛媛県が全国に先駆けて始めた行事。

<「少年の日」誕生の歩み>
 昭和39年、日本児童文芸家協会が提唱した「14歳立春式」
に賛同した愛媛県社会福祉協議会会長、戒田敬之氏の提唱により、
県民運動の一環として「少年の日」の実施計画に着手。

 愛媛県社会福祉協議会が主唱し、愛媛県、愛媛県教育委員会、愛媛県警察本部が後援となり、
「少年の日」の実施要網を作成。

 自覚・立志・健康を目標とし、毎年「立春の日」を「少年の日」と決定。
全郡市町村社会福祉協議会あてに実施要網を送付し、県民運動として発足。

 第12回愛媛県社会福祉大会において、「少年の日」を実践申し合せとして決議し、
それ以降県内全中学校において少年の日に「少年式」が行なわれるようになった。




 中学1・3年生、保護者、来賓、教職員が温かく見つめるなか、
背筋を伸ばし、堂々と入場する中学2年生。



 規律正しく整然とならび、来賓紹介に体を向ける三崎中学校生徒。



 少年式をむかえた中学2年生が、家族へあてた手紙。



 三崎中学校校長の感動的な式辞。
唱歌「ふるさと(3番)」を話にまじえ、
「志を果たして、いつの日にか帰らん」ではなく、
志を果たしに、いつの日にか帰らん」と郷土愛を説いた。

 佐田岬半島で生まれ、育った子どもたちはすばらしい。
この子たちと明るいふるさと・地域をつくっていきたい。

                         岬人(はなんちゅう)