喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

第63回全日本吹奏楽コンクール愛媛県大会  ~伊方中学校のキセキ~

2015-08-01 | ブログ
 昨日7月31日から松山市民会館で、第63回全日本吹奏楽コンクール愛媛県大会が始まった。
地元の伊方中学校は、30人以下で構成されるB部門に出場。
50校近い学校が出場し、四国大会への2枠をめざす。

 伊方中学校ブラス部の日ごろの活動は、すばらしい。
 自分たちで自立して活動していかなければならないという気持ちが育っているし、
地域の行事にも積極的に参加し、地域に元気をとどけている。
 
 この日の演奏は、やはりいつにも増して気持ちがこもっていた。
子どもたちの普段の様子を知っているだけに、心が熱くなり、涙がうるんだ。

 演奏は、最後のあたりで夕方5:30を過ぎていた。
朝から1日集中力を切らすことなく、持ち続けることはたいへんだったことだろう。

 演奏後、ほっとしたのか。



 6時を回り、いよいよ結果発表。



 それぞれの学校ごとに金・銀・銅賞で評価され、審査員から読みあげられる。
次々と読みあげられていくなかで、さまざまな光景がくり広げられる。
「○○中学校、ゴールド・金」という発表があると同時に、
「ワー」という喜びの歓声や拍手がおこり、盛り上がる学校もあれば、
思ったような結果にならなかった学校は、静かに、ぐっと悔しさをこらえるような場面もあった。



 そしていよいよ伊方中学校の発表。
緊張の一瞬。静まりかえる。
「伊方中学校、ゴールド・金」
という発表と同時に、
「ワー」という喜びと大きな拍手の音。
応援に来ていた家族のみなさんも涙をぬぐって喜び合っていた。

 金賞の中から四国大会へ出場する2校が発表された。
残念ながら、それには選ばれなかったが、大したものだった。



 最後に、それぞれの学校ごとに表彰状がおくられた。



 明日、日曜日は地元三崎高等学校の夏の芸術祭。
このイベントに三崎中学校の合唱と伊方中学校のブラス部による演奏も行われる。

 子どもたちの活動が、地域を元気にしている。

               岬人(はなんちゅう)

レッドウィングの子どもたちの思い出No.1

2015-08-01 | ブログ
 7月29日に出発したレッドウィングの子どもたちの思い出No.1は、
やはり「海で泳いだこと」らしい。

 アメリカのど真ん中で海を見ることはほとんどない。
ミシシッピ川が流れているが、川底が見えるようなきれいさはない。
 したがって、佐田岬の景色、特に海は、彼女たちにとって驚くべき風景のようだ。

 伊方町に来てから台風の影響もあり、ずっと天気が悪かった。
ようやく、出発前日に願いがかなった。

 娘たちが同じ学校の友だちに声をかけ、
みんなで高浦のみつけ浜で泳ぐことになった。
 田舎者の男の子たちにとって、ビキニ姿はかなり刺激が強かったようだが、
大はしゃぎ。

 どんどん海に飛びこんでいく。



 塩辛くなった口の中。
海で食べるスイカは最高。



 最後にみんなで記念撮影。



 こんなにもたくさん集まった。
この素朴さがいい、田舎の良さを感じた。

「 One World One Ocean 」
という言葉がある。
 世界は、海でつながっているということ。
 ふるさとの海を見る時、ミシシッピ川をさかのぼり、レッドウィングの2人を思い出すこともあるだろう。
海は広くて大きいが、人と人を身近につなげてくれる海でもある。

 日本の佐田岬から世界を感じたひとときだった。


                  岬人(はなんちゅう)