喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

晴耕雨読 ~佐田岬の田舎暮らし~

2017-10-29 | 田舎暮らし
 2017年10月29日(土)、時期外れの台風第22号は、29日14時には室戸岬の南南東約170kmにあって、
東北東へ毎時45kmで進んでいる。中心気圧は975hPa、中心付近の最大風速は30m/s。
 昨夜から強い風が吹いていたが、これといった被害もなく過ぎていった。


 雨が上がったので、平礒の犬神ガロとボンも外に出ている。


 みかん農家に生まれた私は昼間から家にいることが苦手。
一生懸命に働く両親や祖母の姿を見てきたからだ。
だから今日のように台風や雨になると、外に出られないので、理由なくゆっくりとできる。

 働き者の父は、雨の日をよく読書して過ごしていた。
農家にはめずらしいタイプだ。
「晴耕雨読の暮らしがいい。」
と言っていたことを思い出す。

 勝海舟も
「国へかえって晴耕雨読とも行けまいが、ささやかな百姓をしながら、
山村の若い者を対手に、楽な気持で竹刀でも振廻して行く決心をしました。」
と憧れの思いを記している。


 晴耕雨読とは、 
「田舎の田畑で世間のわずらわしさを離れて、心穏やかに暮らすこと。
晴れた日には田畑を耕し、雨の日には家にこもって読書する」。


 私も父に似たのか、そんな過ごし方が気に入っている。
今日は、3階から釜木湾を見ながら、少しの間、本を読んで過ごした。
 昨日までは文化祭で慌ただしく、久しぶりのゆったりとした時間を過ごした。


 田舎のこんな暮らしを気に入っている。


        岬人(はなんちゅう)






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