kimitsuku独り言

日々の暮らしから感じたあれこれを
ひとりブツブツ独り言

今年は国民読書年…

2010年05月31日 | 日記
      
 ご存知でした?今年が「国民読書年」だってことを。
2008年6月に衆議院で決議したとか…因みにその時の首相は?
国民の活字離れ・読書離れが言われるようになって久しいが、
まさか国会で、国民の精神文明の変質および社会の劣化を憂いて
このような決議がなされていたとは、知らなかった。
 確かに本が売れないらしい。しかし時にはバカ売れする本もある。
最近では村上春樹の『1Q84』なんか、随分話題になっていた。
先日は『iPad』とやらが売り出され、長蛇の列が出来ていたそう。
経済不況とか消費不況とか言われながらも、欲しいものは買う、
贅沢は出来ないけれど、自分に必要なものには支出するのだ。
出版界の不況も、買ってまで読みたい本が無いだけだろう。
 以前は情報の大部分を本から得たように思うが、現在は多様な
方法があり、最新の知識や情報を仕入れるのに何の不自由も無い。
しかし衆院決議が言うように『文字・活字は、人類が生み出した
文明の根源をなす崇高な資産』には、違いない。
書籍本であろうと電子ブックであろうと、文字・活字を媒介とする
情報提供は、かけがえの無い文明財産だと思う。
                  
 私も日々劣化する頭脳と視力に抗って、これからも読書を楽しみたい。
書店で手に取った新しい本の印刷インクの匂い、街の図書館で借りた
本の古いシミ、どちらも本好きには堪えられない楽しみ。
それにしても、『国民読書年』何かキャンペーンしてましたっけ?
知られなさ過ぎ~、それとも私が知らなかっただけなの  

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ナザレの思い出

2010年05月30日 | 日記
        
 今日のNHK『世界ふれあい街歩き』は、ポルトガルの港町ナザレ。
2004年秋に訪れたナザレは、曇天の暗い海岸に白波が打ち寄せ、
如何にも、映画『過去を持つ愛情』を思い起こさせる光景だった。
大昔に見たフランス映画で、それぞれの過去から逃れてナザレへ
流れ着いた男女の恋物語。D・デュランとF・アルヌールが共演し
A・ロドリゲスが歌うファド『暗いはしけ』も印象的で、若かった私を
ポルトガル・ナザレ海岸へと誘った。
 現実のナザレはすっかり観光地に変貌し、ミニスカート7枚重ねの
逞しいおばちゃん達が、賑やかに土産品を売っていた。
映画では、海から戻らぬ男を待つ黒い衣装の女たちが佇んでいた辺りには
洒落たレストランや観光土産店が並び、想像していたのとは大違い。
変わらぬものは、長く続く白い砂浜と荒い波だけ。
 映画好きな少女だった私は、多分フィクションと現実の区別が出来ず
あの逃避行のふたりを、何処かに探していたのかも知れない。
ナザレで頂いた名物・鰯の塩焼き、ちょっと塩辛いけれど美味しかった。
『世界ふれあい街歩き』から甦ったポルトガル・ナザレ海岸。
6年前の思い出が、走馬灯の如く頭の中を駆け巡りました。

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散る桜…

2010年05月29日 | 日記
        
             
 昨日の『業平忌』を読んで下さったブロ友から、業平の辞世の句を教えて頂いた。
  《ついに行く 道とはかねて 聞きしかど 昨日今日とは 思はざりしを》
業平がモデル?と思われる『伊勢物語』最終段に、業平辞世と載っていた。
平安初期の美男代表として名を馳せた業平、数々の華やかなエピソードで知られるが、
老いて虚しく過ごした晩年は伝承されていない。 《老残の こと伝わらず 業平忌》
                           
 有名人の辞世の句に興味を覚え、少し調べてみた。あるある…私好みは次の五首。
  《散りぬべき とき知りてこそ 世の中の 花は花なれ 人も人なれ》細川ガラシャ
  《願はくば 花の下にて 春死なむ その如月の 望月のころ》西行
  《生まれては ついに死すてふ ことのみぞ 定めなき世に 定めありけり》平維盛
  《身はたとひ 武蔵の野辺に 朽ちぬとも 止め置かまし 大和魂》吉田松陰
  《おもしろき こともなき世に おもしろく すみなすものは 心なりけり》高杉晋作
 良寛さんの辞世も、しみじみ心に残る一句。 
  《散る桜 残る桜も 散る桜》

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在原業平忌

2010年05月28日 | 日記
   
 昨日の『百人一首記念日』の、続編です。
調べてみたら、今日は偶然にも在原業平の忌日でした。
平安初期の貴族で、六歌仙にも選ばれた和歌の名手。
容姿端麗で情熱的な和歌が得意だったという業平さま。
あの『源氏物語』に引用される『伊勢物語』の主人公とも
思われる、もてもてイケメンの大先輩と言える人物です。
『小倉百人一首』には、有名な次の和歌が載っています。
  《ちはやぶる かみよもきかず たつたがは 
            からくれなゐに みづくくるとは》
江戸落語にも出てくる、人気の業平和歌です。
      
 奈良を訪れた際、『業平道』なるものがある事を知りました。
業平が、天理の自宅から河内の恋人の家へ通った道だそう。
真偽の程は知らないが、私が見たのは龍田川に沿った藪の道、
灯りもない山道を、遠い河内高安まで通った色好みイケメン。
想像するだにロマンチックな、平安恋愛絵巻です。
 ほかにも業平の和歌で良く知られているのは、
  《よのなかに たえてさくらの なかりせば
          はるのこころは のどけからまし》
  《からごろも きつつなれにし つましあれば
          はるばるきぬる たびをしぞおもふ》
                           が、あります。 
21世紀の現代まで語り継がれるイケメン歌詠み、在原業平さま。
55年の生涯を振り返る辞世の句が残っていないのは、何とも残念

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百人一首の記念日

2010年05月27日 | 日記
          
5月27日が、『百人一首の記念日』だと初めて知った。
1235年(文歴2年)5月27日、鎌倉時代の歌人・藤原定家が
名高い歌詠み百人の短歌を選び編纂したことが『名月記』に
記録されており、これが『小倉百人一首』の初出ではないかと
考えられるそう。
 ファミコンなど無い時代、『百人一首カルタ』は正月ゲームの
代表格。家族揃ってカルタ取りを楽しんだ記憶がある。
北海道は本州と違い、下の句カルタで取り札は木製であった。
子供たちにはそれぞれ得意札があり、人に取られまいと必死に
頑張った。何事にも出足が遅い私は、素早い妹に得意札を取られ、
口惜しい思いをしたものだった。
                
 私が好きだった一首は、
《はるすぎて なつきにけらし しろたえの ころもほすてふ あまのかぐやま》
ちょうど今頃の季節を詠ったものであろうか、女性らしい繊細な感性が
好ましく、一幅の絵画を観るよう。
 もう一首は、
《あまつかぜ くものかよいぢ ふきとじよ をとめのすがた しばしとどめむ》
何とも美しく、女の子好みの一首。
この札は妹も得意にしており、私の手の方が早かった…と、いつも口喧嘩になった。
 今日が『百人一首の記念日』と知り、改めて全百首を読み返してみる。
素朴な万葉歌から鎌倉武士の和歌まで、歌道の入門書として読み継がれたという
『小倉百人一首』は、世界に誇り得るヤマトウタであった。 
   
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義姉妹のランチ会

2010年05月26日 | 日記
          
 田舎から母が来宅しており、今日は父の妹であるH叔母とランチ会。
二人とも卒寿を過ぎ、些か認知症の傾向があるが身体的にはまぁまぁ健康。
久し振りに逢った二人は互いの安穏を喜び、思い出話に花を咲かせた。 
兄嫁と小姑の関係の二人だが、夫に先立たれた寂しさは一緒。
遥か70年以上昔の細々した出来事を、詳細に覚えていたのは驚きだった。
つい先程のことは不確かなのに、関心が深かったことは大昔の出来事でも
しっかり記憶していた。まさしく『認知症高齢者』の典型例。
確かに認知力は衰えているが、人格は保たれ互いを思い遣る気持ちもある。
普段は遠く離れて住み、行き来も自由に出来ない老いた義姉妹のランチ会は
時々噛み合わない場面もありながらも、2時間近く楽しい時間を過ごした。
お供した叔母の長男嫁と私も、二人の「また逢おうね、元気でね」が、空約束に
終わらぬよう心したいと思っている。

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『サムライジャパン』 危うし!

2010年05月25日 | 日記
          
 24日、ワールドカップの壮行試合に惨敗した『サムライジャパン』。
韓国チームに全く歯が立たなかった、岡田監督および選手たちの
意気消沈ぶりが痛々しい。この段になって監督が進退伺いを出したの、
主力選手が弱気のコメントを口にするだの、あららぁ~状態。
 さる新聞社のネット調査によると、一次リーグ敗退予想が56%とか…。
旅行社が必死になって勧誘するも、南アフリカ観戦ツアーが低調だとか…。
対戦した韓国選手のコメント、10年前から見ると弱いチームになったとか…。
どうも『サムライジャパン』の前評判は、芳しくないよう。
「世界のベスト4入り」、岡田監督の大言壮語が虚しく響く。
かつて、コンサドーレ札幌を率いた岡田監督だが、此処へ来てフラフラ腰。
願わくば、「カミカゼ」が吹いて奇跡が起きないものか。
何とか4年前ドイツ大会の二の舞だけは避けて…と祈るしか無い。
 カメルーン戦まであと20日、戦略・戦力を建て直し『サムライジャパン』に
相応しい強さを取り戻してぇ。
私も正直ベスト4は夢幻と思いつつ、一度くらいは南アフリカの空に日の丸が
翻るシーンを見たいじゃないの。
『頑張れ、サムライジャパン』、強い念を送ります。


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リラ冷えの札幌

2010年05月24日 | 日記
          
 5月も下旬、札幌の街は初夏を告げるライラックの季節を迎えた。
ライラックはリラとも呼び、和名はムラサキハシドイ(紫丁香花)。
白色や紫色の花房が街路に公園に芳香を放ち、街全体が良い香りに包まれる。
このリラが咲く季節に思いがけず冷え込むことがあり、「リラ冷え」と表現する。
この言葉自体は以前からあったようだが、広く世に知られるようになったのは、
渡辺淳一の小説『リラ冷えの街』から。
いつか文芸講演会で渡辺氏が、ヒロインの名前は「サイコ」でなくてはいけなかった。
「サエコ」では、あのヒロインの純粋な生き方にそぐわない…と、話していた。
はぁ~、小説家の感性とは、そういうものかと妙に心に残っている。
確かに渡辺作品のタイトルは、美しく洗練されたものが多い…単なる私の好み
『リラ冷えの街』を始め、『花埋み』、『無影燈』、『氷紋』、『遠き落日』、『白き旅立ち』など
魅力的な響きのタイトルで、読者の五感を刺激する。
『失楽園』、『愛の流刑地』で話題になり、最近は医療や身辺雑記のエッセイなどがあるが、
私としては、初期の文学的な作品に愛着を感じている。
   
爽やかな季節を待つ人々を焦らすように、今日も札幌は「リラ冷え」が続いている。

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捨て目

2010年05月23日 | 日記
     
 『捨て目』という言葉を、ご存知でしたか?
主に飲食関係の業界で使われる言葉で、見ていないようで見ており
視界の端の客の動きに、すぐに視線が反応することを言うらしい。
思い当たる経験は、ずっと以前に行った「オカマクラブ」のマスター。
小さな店だったが20数名の客全体に気を配り、それとなく視線を送る
接客プロの技に感心した。
目の前の客と歓談しながらも離れた客が退屈していないか、飲み物は
切らしていないかと細かく目配り気配りする様子に、対人サービス業の
在り方を学ばせて貰ったものだ。
介護施設の入所者はお客さま、顧客満足度を高める職員研修には接遇
向上委員会もあった。職務熱心な私は直ぐに「コレは使える」と考えて
翌日の職場で「オカマクラブ」での見聞を話したところ、若い職員たちが
是非、研修に行きたいと言ったが、まさかねぇ…。
                      
 札幌の歓楽街ススキノには、何千軒の飲食店があるのか知らないが、
接客に凌ぎを削るママやマスターが、今夜も『捨て目』を配りつつ仕事に
励んでいるのでしょうね。

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わくわくどきどき:カキクケコ

2010年05月22日 | 日記

     
 早朝のラジオで面白い話をしていた。
タイトルは、『人生の達人…わくわくどきどき:カキクケコ』。
人生を楽しく生きるコツは、幾つになっても心ときめくものを持つこと。
そのためには、『カ・キ・ク・ケ・コ』が大事だそう。
曰く、カ=関心、キ=興味、ク=工夫、ケ=健康、コ=恋心。
ふ~ん、なるほどネェ。妙に納得してしまった。
これら5か条を備えたら、確かに毎日がハッピーかも。
ややもすると年齢と共に、身の回りの出来事に関心も興味も薄れがち。
まぁ、人生どんなに足掻いたって知れたものだけれど、折角この世に
生まれたのだもの、楽しく暮らさなきゃ損々…。
他人から見たら些細なことでも、何かしら夢中になれるものがあるって幸せ。
人生の達人目指して自己チェック。
関心○、興味○、工夫?、健康○、恋心◎、
有望じゃない ガンバロ~。
 
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