














フランス映画界を代表する女優ジャンヌ・モローの訃報を耳にしました。89年の生涯だったそうです。
1950年代ヌーヴェルヴァーグ映画の数々に出演して、一世を風靡した名女優でした。ジャンヌ・モローが
世に知られるようになったのは、1957年のルイ・マル監督 『死刑台のエレベーター』

それまで観ていたフランス映画とは全く別物のオトナな作品に、大きな衝撃を受けました。ルイ・マルが
若干25歳の若者だったこと、全編に流れるモダンジャズ、J・モローの冷たい美貌、どんでん返しの結末。
「おしゃれ~

痺れたものです。未だJ・モロー≒『死刑台のエレベーター』が摺り込まれている元映画少女Kimitsukuです。















続く1958年の『恋人たち』

恋を描いて、これまたオトナな映画でした。此の当時はブリジット・バルドーが人気絶頂でしたが、J・モローは
脱がずに…充分SEXYなラブシーンを演じて人々を魅了しました。あれが本当の演技力というものでしょう。















1959年の『危険な関係』

ジェラール・フィリップということで大きな話題になっていました。これぞJ・モローの本領発揮

凄味のある悪女振りが怖いほど真に迫って…暫くはラストシーンが脳裏から離れませんでした。
































その後も『雨のしのび逢い』や『突然 炎のごとく』、『クロワッサンで朝食を』など元気な姿を見せていましたが
7月31日に死去されたとのこと、見事な女優人生を全うしたJ・モローに謹んで哀悼の意を表したいと思います。