北海道では5月下旬から6月初めにかけて、ちょうど桜が散ってライラックが咲く此の季節に
一時的に寒の戻りが見られ、肌寒い日が続くことがあります。
ライラックをフランス風にリラと呼んで
此の時期の寒さを『リラ冷え』と表現します。
此の言葉が世に知られるようになったのは、1970年代
札幌生まれの作家・渡辺淳一の小説『リラ冷えの街』に依るところが大きいようです。
今年は3年振りにライラックまつりが復活し
大通公園は多くの人々で賑わっていました。
その大通公園には、吉井勇の歌碑
≪家々に リラの花咲き 札幌の 人は楽しく 生きてあるらし≫
が建っており、ちょっとした観光スポットになっています。
さて5月も今日が最終日。
あまり良いニュースが聴こえなかった5月でしたが
爽やかな初夏の空に感謝、道端の名も知らぬ花々にも感謝
そして家族や友人知人たちにも感謝を忘れず
明日6月からも、平穏で楽しい日々を過ごしたいと願っております。