
隔てゆく 世々の面影 かきくらし 雪と降りぬる 年の暮れかな
…新古今集 藤原俊成女…

















今年も残り僅かになりました。この時季になると心に想い浮かぶ、新古今集の和歌一首

…過ぎ去った様々な想いを振り返ると甦るあのことこのこと、そのすべてを覆い包むように白い雪が
舞い落ちる年の暮れ…、平安女性の情念のようなものを感じさせて好きな歌です。
この雪は晴れ渡る明るい空から降っているのか、それとも夜の暗い空から降っているのか…なんて
想像するだけでも楽しいことです。

















札幌は積雪20センチ、ホワイト・イルミネーションが美しく映える年の暮れを迎えました。
この一年間、拙いお喋りブログにお付き合い頂き有難うございました。心より感謝いたします。
どうぞ良いお年をお迎え下さいませ





























