
30日に行なわれた大阪国際女子マラソンで、初優勝を飾った赤羽有紀子さん。
北海道の選手が主要なマラソンを制したのは、男女を通じて初めての快挙だ

赤羽さんは4歳の女児がいるママさんランナーで、マラソン挑戦は5回目だった。
記録は2時間26分29秒と平凡だったが、低温と強風の悪条件を考えると、まず
まずのタイムだったのでは…。 今後の目標は、来年に迫ったロンドン五輪出場、
コーチであるご主人と愛児との三人四脚…


それにしても、日本女子マラソンでのママさんランナー優勝は嬉しい限り。
外国では結婚してもママになっても走るアスリートは多いが、どういう訳か
日本では希少だった。此処へ来て漸く家庭と競技を両立させる環境が整い
つつあるらしい。世界を見ると、キャサリン・ヌデレバやリディア・シモンなど
名だたるママさんランナーが、第一線で頑張っている。
出産後の土佐礼子さんもマラソン復帰を目指しているというし、これからの
日本陸上も『母は強し』を、実感させてくれるのではと期待が高まる。
家庭も子供も競技も仕事も…、欲張り女性たちが輝ける時代になって欲しい。