九州電力は、佐賀県と玄海町とは、「玄海原子力安全協定」をむすんでいますが、唐津市は協定はむすんでいません。
その結果がまともや「カヤの外」というかたちで現れました。
昨日の玄海原発住民会議らのメンバーと九州電力との話し合いのなかで、住民側から1号機の劣化を示すデーターを求められ、九電は、「佐賀県と玄海町には連絡した」というものでした。
住民側から、「県と町に示したのであれば教えて欲しい」と問われて「住民には2013年度の高径年化技術評価の段階で公表する予定」と説明しました。
隣接の唐津市にも住民にも3年後しか公表しないようでは、いくら九電が「情報公開と住民との信頼関係」をいっても信頼は築けません。
唐津市は、佐賀県と玄海原子力発電所に関して「確認書」を交わしていますが、この結果については、「佐賀県から連絡を受けていない」といいます。
坂井俊之市長は「確認書は、安全協定にちかいもの」と答弁していましたが、それが、ただの「確認書」でしかなかったことを示したことになります。
唐津市議会は、新たに「玄海原子力発電等特別委員会」をつくって、安全問題などへの取り組みをはじめたばかりです。
チリでの鉱山落盤事故での33人の救出がいよいよカウントダウンです。70日も過酷な地底にいながら、救出の順番を「自分は最後でいい」と譲り合っているとか、地底のなかでの団結と生への営みを感じます。全員の無事の生還を待っています。