明日から平成24年度の決算特別委員会が15日までの予定で開かれます。
決算審査は、ややもすると「使ってしまった予算だから仕方がない」と予算審議より軽んじられる向きもありますが、私は予算審査並みに重要だと思っています。
特に、「使った予算」が果たした効果はどうだったのか、検証し、来年度の予算編成や予算執行に生かす教訓は何かを執行部と議論する大事な委員会です。
委員会前に職員の皆さんに関係資料をお願いして収集すると決算書に表れない、疑問や問題点が見つかります。
その一つに、市は、昨年4月に合併した「佐賀玄海漁協」に組合運営のための利子補給と保証料を払っています。
その予算が確実に組合の運営に反映されているか確認したいと思い「組合の総会資料(決算書)を見せて欲しい」と職員さんにお願いしたら「組合がダメと言っているから見せられない」との返事でした。
唐津市の「補助金等交付規則」では、当該団体は実績報告を補助事業等が完了したときは、30日以内に「事業実施報告書」「決算書又は決算見込書」を提出するようになっています。
すでに、漁協から提出された「事業実施報告書と決算書」は公文書となっているはずです。
それを「漁協がダメだというから出せない」では、議会審議はできません。