函館工藤寿樹市長は3日、Jパワーが建設中の大間原発建設差し止めを国を相手に訴訟しました。
建設に当たっては、「立地自治体」は意見を述べることができるものの、「周辺自治体」は蚊帳の外です。
福島原発事故でも明らかなように、いったん事故が起きれば立地自治体も周辺自治体もありません。
周辺自治体の意見を聞かないまま、危険だけを押し付ける原発行政への警鐘になることを期待します。
私は、大間原発の建設現場を視察したことがあります。
そこからは函館がは目の前に見えました。函館は、夜景が美しく海の幸が美味しい観光都市です。
それが、万一の事故が起きた場合どうするのか。行政の責任者であれば考えることです。
「原発再稼働と避難計画はリンクしない」と住民の生命と財産を横に置く「NO天気」のような事をいうどこかの首長さんとは違います。
工藤函館市長の英断に拍手を送ります。そして、後に続く周辺自治体の出現を期待したい。