さいたま市のある公民館が発行している「月報」に俳句サークル話し合って掲載を決めた「梅雨空に『九条守れ』の女性デモ」という句を掲載しようとしたら館側が拒否したという記事を見ました。
理由は、「一方に偏った意見を載せるのはふさわしくない」というものです。
行政が「自主規制」している傾向が最近増えています。
高知電鉄では、車両に「憲法を守ろう」とラップした電車を市民がお金を出し合って1ヶ月間限定で長年運行させてきたのが中止になった記事を読んだ事があります。
憲法をテーマにした美術展や集会、講演会に「政治的中立」という理由で、これまで使えていた公共施設が「断られる」ケースが増えています。
「憲法を守る」ことを宣誓して公務員になった方々が、表現や思想の信条の自由を定めた憲法に違反する行為が増えていることに先行きに不安に感じます。
唐津市でも、明日は「平和行進」を午後1時から市役所を起点に行いますが、昨年から市役所の玄関前で「出発式」を行うようになりました。
それまでは、「玄関ロビー」でおこなっていました。
変更になった理由は「別の団体は玄関前でやっているから」というものでした。
平和を願う運動にもっと憲法を生かす心が欲しいものです。