
「放射能に負けない体をつくろう」というタイトルに一瞬目を疑いほどの強烈な衝撃を受けました。
福島市放射線対策室が出している市民向けの広報チラシです。(福島市のHPで閲覧できます)
あまりに反響に、「誤解を招く表現がありましたことを心よりお詫び申し上げます。」として内容について検討するそうです。
福島市は、「放射線に負けない」という表記は市民の皆さまに力強く生活していただきたいという思いを表現したものだそうですが、あまりにも放射能の性質を知らない無知な内容です。
ほかにも、毎日の喫煙や飲酒の量と放射能による被害の比較を表しています。
放射能の被害と食生活との比較をするのはいかがなものかと思ってしまいます。
この程度の知識と市民への配慮に欠けるチラシを広報すること自体に、原子力行政のあり方に疑問を感じるのは私だけでしょうか。