川内原発が昨日から核燃料の装填をはじまりました。
福島原発事故の教訓を受けて、つくられた「新規制基準に合格」したからといいます。
果たして、この「基準」は住民が納得するようなものでしょうか。
「住民避難計画」「火山リスク対策」「使用済み核燃料保管」「最終処分地」どれをとっても未解決のものばかりです。
避難計画では、米国では避難計画の審査が原発運転の条件とされていますが日本では原子力規制委員会の安全審査の対象外にしています。
住民の安全より原発の再稼働ありきのやり方です。
経済界は「歓迎」を表明していますが、その理由は「電力コストが安い」というものです。
目の前のコストが安ければ、後処理に多額のコストがかかっても構わないという「われ亡き後に洪水来たれ」という資本主義の本質を表しています。
持続可能な社会経済を構築することが政治の役割です。
私は、その点からも川内原発の再稼動に反対します。
写真は、今朝の佐賀新聞電子版です。