私の仕事場から見えるのは、台風接近を感じさせる風雨の様子です。
昨日、自公による安保法案を国民と野党が反対するなかで強行採決しました。
安倍首相は、「理解が進んでいないのも事実」と認めるならば、「強行採決」はすべきではなかったはずです。
閣僚のなかからも「理解が進んできたと言い切る自信は、私にはない」(石破茂地方創生担当大臣)「より深い理解のもとで国の安全保障は考えられるべきだ」(塩崎恭久厚生労働大臣)と、強行採決に疑問が投げかけられています。
国民の5割が法案に反対、6割が今国会での成立はすべきでない、8割が説明不十分との世論調査があり、憲法学者だけでなく、普通の女性や学生がこんなに立ち上がった法案はありません。
まさに、国のあり方を根本から変える重要な法案を「数の力」で押し通そうとするやり方は、法案に対する「自信のなさ」の現れに過ぎません。
いま、自公政権に問われているのは、憲法が権力を抑制するという「立憲主義」と議会制民主主義のありかたです。
今日明日は、台風の接近で大荒れになりそうです。
写真は、今朝の佐賀新聞電子版です。