こんにちは浦田関夫です

市議30年の経験から私なりの視点で発信していきます。

根も葉もある話し

2015年07月12日 07時07分17秒 | Weblog


 昨日は午前中会議、午後から相知の交流文化センターで、福島県農民連事務局長 根本 敬さんの福島の実相を聞くことができました。

 コミカルな話し方はとても説得力がありました。 
東電は、事故を起こし避難住民に賠償金を払っていますが、その支払う根拠を「過失責任」ではなく「無過失責任」の名において支払っているということです。

 「責任はないけど迷惑をかけた」ということでカネを払う。
そんな事はないでしょう、事故を起こしたのは東電なのですから。
東電の原発から放射能が飛散し住民が避難したことを「無過失責任」で済まそうと、すでに、「補償打ち切り」が迫っています。
 避難住民に、差別と格差を持ち込んでいます。
このことが深刻な問題にもなっています。

 政府は、事故を矮小化しようと「帰還政策」を進めていますが、除染作業が森林などで思うように進まないなかで、放射能の「規制基準」を1㍉シーベルトから20㍉シーベルトとし、その基準以下だから帰ってこいといっています。
帰れる人と帰れない人がいて、問題になっているそうです。
 「規制基準」は「安全基準」とされていますが、実際は「危険基準」ではないかとも。
いつの間に、日本人は放射能に抵抗力がついたのでしょうか。

 「風用被害」とは、根も葉もないことですが、福島の農産物には根にも葉にも放射能が存在し、「実害だ」ともおっしゃっていました。

 食糧とエネルギーは他に委ねてはい生き方、暮らし方をする事が大事として、太陽光発電を共同でやっておられました。
住宅では、太陽熱パネルや木質ストーブによる床暖房などを取り入れた暮らし方を実践していることを紹介されました。

 とてもわかりやすく納得する福島での実相とそれに真正面から前向きに生きていこうとする根本さんの話には感動しました。

 今日は、午前中「中山間地の草払い作業」午後から、佐賀での「戦争法案反対集会」へ出かけます。
 少し天気が木になりますが、今のところ曇っています。

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