写真は昨日、神集島の住民の方が二つの「離島振興交付金」に「不正があるのでは」と市に対応策を求めた記者会見の写真です。
一つは、「離島漁業再生支援交付金」で、「海岸清掃で日当が支払われていることになっているが、少なくとも15人の島民には日当をもらっていないし領収印も押していない」と不正を訴えています。
もう一つは「島づくり事業交付金」です。イノシシの駆除用に購入した餌や道具の領収書が「区長の筆跡」であると指摘しているものです。
市は、「県とも協議しながら双方に事実確認して対処したい」としています。
「区長」は、新聞報道によると「島民への説明や報告、お金の扱いは事務担当に全て任せていた」と話し、担当者は『日当は全て払った」と話していると説明したそうです。
領収書については「私が書いた」と認め「物は買っており、着服はしていない」と横領については否定しています。
同じような件は、県内の農村で「補助金事業」が総会を開かれないまま事業がされていたことが新聞報道され、「自分のところでも同じようなことが行われている」と一部の島民の方が市に厳正な対応を求めたものです、
農村や漁村では、「同郷意識」が強く、誤りを指摘すれば、「地域にいずらい」立場になり、見て見ぬふりが一般的です。勇気ある行動だと思います。
これを機会に事実関係を明らかにして欲しいものです。