こんにちは浦田関夫です

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九電と医師会は事実公表を

2017年11月25日 07時59分25秒 | Weblog


昨日は、午前中に「交通弱者に係る特別委員会」でした。
2時から、玄海原発対策住民会議が唐津市に、「北部地区住民検診」の実態について質問書を提出していた事について、保健福祉部が回答と説明するということで、井上県議、福島市議とともに参加しました。

 この「北部地区住民検診」は、玄海原発1号機が稼働する前に、九電が唐津・東松浦医師会と玄海町及び旧鎮西町に話を持ちかけ、原発周辺3㌔住民を対象に「血液検査」を含む検診を玄海町及び旧鎮西町の予算で、医師会が県保健所などと合同で実施してきました。
 玄海町は、2地区を旧鎮西町は「串地区」を3年に一回実施されてきました。
 1973年(昭和48年)からはじまり2010年(平成22年)までの37年間の長期にわたって実施されていたものです。(旧鎮西町は合併で中止)
 この検診には、いくつかの疑問があります。
一つ目は、玄海原発が稼働する前に「九電」が働きかけていたということです。
二つ目は、検診の対象地域が玄海原発から3キロ以内の地域に限定したことです。
三つ目は、「九電」は、北部検診が終了するまで「オブザーバー」として参加している事です。
四つ目は、この調査結果が玄海町にも旧鎮西町にも保存されず、年一回の報告は、当時の担当課長などへ「口頭」で伝えられ、配布された資料は回収されたということです。
五つ目は、この資料は、唐津・東松浦医師会に「保存」されている事は医師会が認めていながら「公表」を渋っている事です。

 九電は、原発による放射能が周辺住民に及ぼす影響を調査するために、「住民検診」という名目に、医師会と玄海町及び旧鎮西町に話を持ちかけ、検査項目に「血液検査」を入れ37年間もオブザーバーとして参加していたのではないかと思われます。

 厚労省の調査では、「佐賀県北部に白血病が多い」という調査結果が公表されています。
 保健福祉部は「検査結果は他と差異はないと聞いている」というのであれば、九電と医師会はこのことについて説明しべきですし、資料の公表を行うことが、住民の不安払拭につながると思われます。

 それをやらないのであれば、何らかなの「忖度」(そんたく)が働いているのではないかと思わずにはいられません。



コメント (1)
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