昨日は、平和・民主・革新を求める「唐津市民会」第17回総会が開かれ、来賓として連帯の挨拶をしました。
市民の会が、「市内の全ての学校にエアコン設置」など市民の様々な要求を他団体とも連携しながら実現へ地道な活動していることを評価するとともに、更なる発展を述べました。
後半は、「七山の風力発電所建設」について田口常幸氏(肥前町)が講演会をしました。
田口氏は、資料をもとに「政府は、再生可能エネルギー(原発も含む)を電源構成比率40%へ引き上げようとしている」とし、そのために「さらなる導入に向けた規制緩和を実施しようとしている」ことを明らかにしました。
その内容は、「環境アセス期間の短縮」「許認可手続きの迅速化」「所有者不明の土地手続きの迅速化」を進めていることを資料をもとに説明しました。
業界団体からは、「保安林の解除要件の緩和」「自然公園の指定の解消」などの要望が出ていることも紹介しました。
結びに、「七山での風力発電は、七山だけの問題ではない。広く市民や近隣の意見を聞いて意見を集約することが大事」と広く議論を呼びかけました。
参加者からは、「急傾斜を掘削すると大量の掘削土が出る。その残土処分をどうするのか」
「花崗岩はもろいので、大規模工事によって大雨などの災害が心配」「登山で登ったことがあるが急な道をどうやってダンプがすれ違う広さの道をつくるのか。災害が心配」「七山地区は、豪雨によって土砂崩れなど災害が多く発生している。こんな大工事をして不安」など、七山での風力発電所建設に多くの問題点や疑問が意見、感想が出されました。