昨日は、午前9時から唐津ロイヤルホテルで全国教職員学習交流集会の「子どもの貧困問題を考える」講座に参加しました。
尼崎で、子どもの居場所づくりをしている映画を1時間半ほど見て、定時制高校の先生と唐津で、「異世代交流スペース」を開いている方の発言があり、意見交流が12時までありました。
「子どもの貧困」が質的に変わってきている事が紹介され、定時制でも異世代交流スペースでも、「いま、子どもの居場所が求められている」という発言が相次ぎました。
定時制に来ている生徒のなかには、「不登校」があった子どもでもチャンと毎日学校に来ていると言います。
そこには、不登校だった人でも「居場所」(受け入れてくれる場所)があると言います。
離島の先生は、「子どもが落ち着いて勉強している」から、学力も高いという発言がありました。島という人間のつながりが「みんなが知っているという安心感」があるのでは話しておられました。
まとめの発言で「宿題を忘れてきた子どもに酷く叱ったことが、保護者からクレームが来た」という発言がありました。
クラスの秩序を守らせる、他のクラスと比較することで、「良いクラスにしたい」と教師にストレスが溜まると思われます。
発言された先生は、「私に、もう少し余裕があれば、もっと違った言葉かけが出来たのでは」と悔やんでおられました。
しかし、教師にゆとりがなければ子どもの気持ちに寄り添うことは無理ではないでしょうか。つい、子どもを叱って「良いクラスに誘導させよう」となってしまうのではないでしょうか。
良い子どもを育てるには、教師の多忙化解消は避けられない課題だと思いました。
午後からは、大良公民館と玄海町の産業文化祭におじゃましました。
それぞれの特徴がある催しを見せてもらいました。
大良公民館では、「キンカン」の元祖と言われる小さく黄色い実をつけた盆栽を見つけました。