こんにちは。「あなたの知らない世界」の時間がやってまいりました。
霊感はない!だって見たことないもん!と言い切るワタクシですが、だからといって怖い目に遭ったことがないわけではない・・・。たいていのことは気のせいで済ませているが(金縛りは脳が目覚めて体が眠っているせい!エレベーターが自分の押した階で止まらず勝手に真っ暗で無人の地下倉庫階まで行っちゃったのも機械の不調!←これは超怖かった・・・。残業して夜遅かったときだからさー・・・。「ひえ~」と心の中で叫びながら「閉」ボタンを押し続けたことだよ)、たまにそういう「気のせい」の怖い目に遭う・・・。
先日私は突発的に「にーちゃん、『新耳袋』を再読したくなった。貸してくれ」と実家へ行った。そうしたら春から借りそこなっていたその他の実録怪談本もたんまり貸してくれた・・・。(兄と私は怖い話が大好きなのだ。テレビの怪奇・心霊特集は必ず見る。見ながら「これはやらせだ」「これは何度も見たよ。いーかげん新ネタ持ってこい」などとあれこれ文句を言いつつ見るのが好きだ・・・)そして『新耳袋』1巻を読み終わったその夜・・・
暑いので私はベッドの頭側の腰窓を開け、カーテンだけ閉めて寝ていた。寝室のドアは猫が通れるように半分ほど開けてある。猫は私のベッドで一緒に寝ていた。ほとんど風はなく、カーテンはそよとも動かず寝苦しく、うとうとしていた私は目が覚めてしまった。覚めたらひどい耳鳴り。耳鳴りで目が覚めたのか、目が覚めてから耳鳴りが始まったのかわからないが、最初近所のエアコンとか何か電気製品が音を出しているのかと思ったくらいうるさい。キーンと甲高い音で、カーテンを開けて確かめたがどうも外から聞こえているわけではないようで、これは耳鳴りだと判断。つばを飲み込んだり鼻をつまんで空気を耳から抜けさせても直らない。なんだろな、うるせえな、とごろごろしていたら突然、
バタン!と寝室のドアが閉まった。
え?何?と入り口を見ると、間違いなくドアが閉まっている。なんで閉まる?猫は私の横にいるし、風もない。つーか、風があったら窓からドア側に流れるから、逆に開くでしょ・・・。(ドアは廊下側に開くようになっている)かといって、家の中の窓は他に開けていないし換気扇も回していないので、廊下側から私の部屋へ向かって空気の流れがあるとも思えない。もちろんうちの家が勝手にドアが開いたり閉じたりするほど傾いていることはないぞ!
なぜだ・・・。私はドアをもう1度開ける気にはならず、そのまま寝てしまおうと思ったが、なぜか猫が「開けろ」とドアをかりかりする。「なんでこういうときにトイレへ行こうとするんだよ
」とむっとしつつ、しょうがないので明かりをつけ、こわごわドアをちょっとだけ開けた。なのに猫はドアの向こうをじっと見たまま出て行こうとしない。「てめーが開けろっていったんだろうが
」と私は猫の尻を押して無理やり廊下に追い出したのであった・・・。(ひどい飼い主だな!)
猫がトイレから戻ってきたのでドアを閉め、窓も閉めてエアコンを入れて、照明はつけたまま寝た。耳鳴りはいつの間にか消えていた。
翌日、昨日のことがあったので窓を閉め、暑い・・・とベッドの上で猫と一緒に眠れないまま30分ほどうだうだしていると、またいきなりバタン!と勢いよくドアが閉まる。今度こそ私は「げーっ!」と飛び起きて、明かりを付けた。その後はドアは閉めたまま、明かりもつけたまま寝た・・・。
怪異はその2晩だけだったが、どー考えてもこれは「呼び寄せちゃった」んだな、としか思えない・・・。やっぱ『新耳袋』はすげえ。前にもこのブログで怪異に遭ったことを書いたが(2008.11~12)、あれも『新耳袋』を読んでいる最中に始まって、1か月ほど悩まされたっけな・・・。数日経ってまた懲りずに別の怪談本を読んでいたら(さすがに耳袋は避けた・・・)、「(怪異の前に)ひどい耳鳴りがした」という記述があって、げんなり・・・。
基本的には「気の持ちようや精神状態に関すること」は客観証拠じゃないので、これは眉唾で読み流してくれていいが、最初の晩以来どうにも家の中が暗く感じるし、この出来事をブログに書こうとするとなんかいやな気配がして何度もPCの電源を入れては書かずに切る、ということを繰り返していたのだが、おととい、気分を変えようと愛するタカノリのDVDを見始めたら・・・
あらら、不思議!なんだか部屋の中が明るくなっていくような感じがするし、いやな気配も消えていくわ!愛の力は偉大ね!
タカノリにそういう力があるのか、それともタカノリへの愛が私にパワーを与えてくれるのか(ドーパミンが脳に影響しただけともいう・・・)、やっと明かりを消して眠れるようになりました
結論。やっぱ『新耳袋』とタカノリは本物だ、ということで。(それが結論かい!あっ、空き缶を投げないで!)