フルール・ダンテルディ

管理人の日常から萌えまで、風の吹くまま気の向くまま

コータ闘病日記2022.6.6~抗がん剤治療3クール目

2023年02月10日 | 猫ばか日記
 今回からやっっっと3クール目に突入。抗がん剤投与が2週間おきになったので、私もコータも少し負担が減って体もお財布も楽になるだろう・・・多分
 6月6日、血液検査の結果は相変わらず貧血と、腎不全の兆候あり。抗がん剤の影響かもしれないが、今後も数値が良くならなければ、腎不全の治療を開始しなければならないだろうと言われた。「もう年齢が年齢ですし、腎臓が悪くなってもおかしくはないですね」
 もともと、若いころに尿管結石を患って以来ずっと療法食を食べさせていたが、抗がん剤の治療が始まってからは食欲優先で、療法食はSTOPしていたからなあ・・・。ガックリ_| ̄|○
 ビンクリスチン、制吐剤、点滴で33,000円。体重は3.3キロ。なかなか増えないなあ。
 6月8日、副作用か、朝胃液を吐く。ご飯もおやつも食べなかったが、しばらくしたらチュールを食べた。夕方にも胃液を吐いたが、ウェットフードは食べる。次の通院までの2週間の間、朝や日中、胃液を吐くことが多かった。食欲はそれほど落ちていなかったので、リンパ腫や抗がん剤が原因というより、腎不全の症状かもしれない。空腹になると吐くという症状は、腎不全で亡くなった猫もそうだったからだ。
 6月20日、血液検査、シクロフォスファミド投与、点滴と利尿剤で29,700円。血液検査で腎臓の数値が悪化しており、治療は早めに始めたほうがいい、と勧められる。AICは高度医療専門なので、通常治療はH病院へ行かなくてはならない。というわけで、帰りに血液検査の結果を持ってH病院へ寄った。クレアチニン、リン、尿素窒素が正常値オーバーだったため、やはり腎臓病治療をしたほうがいい、と言われた。抗がん剤を打ったばかりのため、翌週から飲み薬の投与を始めることになった。
 コータはまあまあ調子は良さそうだったが、毎日1回は吐くようになった。27日、H病院で尿検査。尿蛋白は陰性なので、高血圧の治療は不要だろうと、ラプロスという腎臓の薬と、タガメットという吐き気止めを処方された。腎臓病は治癒はしない。進行を遅らせるだけなので、1日2回、一生飲み続けることになる。薬嫌いのコータに飲ませるのは可哀そうだけれど、仕方がないこの日の支払いは診察、検査、薬1週間分で5,280円。
 それにしても、猫の腎不全の薬がいつの間にかできていたことにはびっくりだ。平成27年に愛猫を腎不全で亡くした時は、薬はないから食餌療法と、点滴でとにかく尿と一緒に毒素を出させるしかないと言われたのだが・・・。調べたらラプロスは2017年に認可されたらしい。しかし、それ以前から猫の腎不全で蛋白尿や高血圧に対応する薬はあったみたいだぞ?前の時(当時は名古屋に住んでいて、一番近い動物病院に通っていた)は何で処方されなかった?たんぱく尿出てたぞ。その前からどーもこいつヤブだヤブだと思っていたが、やっぱりヤブ医者だったか!

コータ闘病日記2022.5.2~抗がん剤治療再開

2022年10月13日 | 猫ばか日記
 5月2日。ゴールデンウィークの中日だというのに動物病院のはしごかよ・・・(ムギのステロイド剤をもらいにH病院も行かねばならないのだ)と、休みの旦那を置いてコータをAICへ連れていく。食欲が出てきて血液検査も問題ない(貧血はデフォルトなので無視)ので、シクロフォスファミドを投与。点滴と制吐剤、副作用が大きいやつなので、利尿剤も追加。29,700円。
 翌日3日、夫の鎌倉の親戚がわざわざ新潟までキャンプに来るというので、顔を出さないと、と十日町まで車で出掛けた。キャンプ場は満員御礼で、キャンプブームを実感した。コータが心配なので、夕食はご相伴せずコーヒーとお手製のケーキだけいただいて、慌ただしく帰った。午後4時過ぎに帰宅したら、コータの鼻腔カテーテルの鼻の接着が取れて抜けかけていた。本人はあまり気にしておらず、「腹減った~」と鳴いてご飯を要求してくる。「お前、食べにくくない?」とシーバを食べさせつつ、AICに電話したが、「連れてきてくれれば抜くだけはできますけど、入れ直しは麻酔が必要なので出来ませんよ。やれるようなら自分で抜いてもいいです。自力で食べられるようになったなら、なしにしてもいいですし」と、先生なんだかやる気なし、できれば自分でやってくれ!今から来るんじゃ時間外じゃん・・・という雰囲気がありあり伝わってきた。なんだよ、今日は口から食べてるけど、いつカテーテルで強制給餌しなきゃいけなくなるかこっちは不安なんだからさ、もうちょっと飼い主の心配に寄り添ってくれよ!とムカついたので、「じゃあ、自分でやってみます」と電話を切った。「コータ、すぐ終わるからね~、じっとしててね~」となだめながら、まず毛にくっついている接着テープをはさみで切り、鼻からそっとカテーテルを抜いていくと、結構簡単に抜けた。「なんだ、私でもできるじゃん」とぶつぶつ言っていると、AICから電話がかかってきた。「どうですか、できそうですか?無理そうなら来ていただいても」「無事抜けましたので、大丈夫です」先生はドライだけど、助手の方は(研修医なのかな?)いつも優しい・・・。
 9日、ビンクリスチン投与。血液検査と制吐剤で30,800円。体重は3.15キロだった。ううん、体重はまた減少したが、自力で食べるだけで栄養を摂っているので、仕方ないのか・・・。
 11日、昼頃胃液を吐いたので、H病院で点滴、制吐剤を注射してもらう。3,410円。
 16日、白血球の数値が低く、抗がん剤は延期。体重3.2キロ。検査代のみで23,100円。
 17日から19日まで、連続で吐くが、食欲はあって、自分からご飯を要求してきたりする。カリカリよりパウチがお好みのよう。
 23日、ようやく2クール目最後の抗がん剤ドキソルビシン。血液検査と制吐剤、併せて19,800円。
 30日、この日は抗がん剤は休みで血液、X線、エコー検査のみ。リンパ腫は転移も再発も見られない。体重3.35キロ。少し戻ったか?この日の支払いは37,400円なり。
 次回から抗がん剤は2週間おきの投与となる。治療も山を越した感じがして少し楽な気持ちになった。あとは体重が戻ってくれるといいんだけどなあ・・・。

コータ闘病日記2022.4.11~再び食欲不振からの脱出

2022年09月02日 | 猫ばか日記
 4月11日、検査のためAICへ。当日絶飲食のため、他の猫も巻き添えで出かける直前まで朝ご飯抜きにされた・・・。CT、腹部X線、血液検査の結果、リンパ腫の再発転移は見られず。貧血も改善していた。体重は3.35キロ。減ってるなあ・・・次回より抗がん剤2クール目を開始することにする。検査代81,400円。流動食1本1,166円。
 4月13日、コータの右目の目やにが緑色なことに気づく。うちで飼っているムギが猫風邪ウィルス持ちで、ウィルス性の角膜炎を患っていることもあり、うつったのではないかと心配になってH病院へ。「1匹かかってたら、多分全員ウィルス持ってるよ」と言われてガックリ膿っぽいので抗生剤の目薬を処方されて終了。2,750円。
 4月18日。体重3.35キロ。血液検査は問題なかったので、ビンクリスチンを投与。制吐剤と点滴をして36,850円。H病院にて流動食1本購入、1,166円。
 4月19日午前。コータの鼻にすでに固まった鼻血がこびりついているのに気がついた。元気も食欲もない。抗がん剤翌日にもう食欲不振になるのは早すぎるし、まさか鼻腔に転移?と真っ青になってAICに電話をしたが、午後から外出予定があり診察できないというので、翌日に予約をした。
 4月20日、AICへ。コータを鎮静剤で眠らせて頭部X線検査、および鼻腔カテーテルの右鼻から左鼻への入れ替えを行った。先生曰く、「消化器型リンパ腫が鼻腔に転移することはまず考えられないし、X線で見た限りは異常はないので、ずっとカテーテルが入りっぱなしだから炎症を起こしたんじゃないかな」そういうものなのか・・・?リンパ腫だからリンパ液に乗って全身どこでも転移しそうな気がするが。素人にはわからん!
 カテーテルは結構固く、鼻の穴から出たところで無理矢理曲げて脳天に瞬間接着剤と医療用テープで張り付けているのだが、まっすぐに戻ろうとする力が強いので、しょっちゅう剥がれてしまう。そのたびずらして貼り直すのだが、剥がれるときに毛根ごと毛が抜けて、ハゲができる。終いには留めるところがなくなって頬に張ったが、そこも皮膚ごと剥がれて痛々しい。検査、麻酔、カテーテル処置等で33,550円。この日もコータは食事をとらず。
 翌日もコータは食欲不振で自発的に食べなかったので、カテーテルで流動食を4回注入。しかし夜中に流動食を吐いてしまう。吐き気があるのに、栄養が必要だからとたくさん入れ過ぎたか、と反省・・・。
 翌22日にH病院へ連れていき、制吐剤と抗生剤、ビタミン剤を注射。栄養とT2号輸液(脱水補給)を点滴。流動食も1本もらい、5,686円を支払い。3.25キロ。また痩せた・・・
 ただ、13日からの目やにはほとんど出なくなっていた。鼻血のことも考えると、おそらく鼻腔内で炎症が起こり、目と鼻はつながっているからその炎症が目にも影響して、炎症性の目やにが出たのかもしれない。
 23日、コータは何度もトイレへ行って、何も出さずに戻ってくることを何度か繰り返した。オシッコは出ているから便秘?コータは力みすぎると胃液を吐いてしまう癖があるので、便を出してもらえないかH病院へ連れていく。先生が腹を刺激してくれたが、「出口付近に小さい塊があるが、押しても引っ込んでしまう。多分自分で出せると思うが、明日も出なければ月曜にAICに相談して」とのこと。再診料のみ880円。
 25日。AICへ行く日だ。早朝4時ごろ、2階のトイレにコータが来てふんばっている様子だった。我が家は1階と2階にトイレがあって、猫トイレもそこに置いてある。2階は夫婦の寝室しか入れないので、コータは朝、私を起こしに来る時しか2階に来ないし、病気になってからは階段を上がるのが億劫なのか、起こしにも来なくなっていた。それをわざわざ上がって来てトイレを使っているということは、やっぱりうんちが出ないのが気になって、本人も何とかしようとしているのだろう。
 AICではX線で腸を見てもらったが、空っぽだった。何で?と考えると、1階の猫トイレの前で(中ではない・・・)下痢便が大量にしてあったのだが、下痢しやすいムギではなく、コータの仕業だったのかもしれない。結局先週から食欲がない状態が続いていたので、抗がん剤は打たず脱水のため点滴だけして終了。29,150円。その後H病院へ行き、抗生剤を注射。3,278円。
 28日、朝、流動食を飲ませた後、吐いてしまう。今日はH病院は休診日なので、AICに電話。午前中は予約が入っているとのことで、午後に診察してもらった。エコー検査と制吐剤注射、点滴。10,450円。
 29日、コータが朝ご飯に口をつけた。その後も吐かず。抗がん剤の副作用がおさまり、制吐剤が効いた?20日から28日まで流動食だけで栄養を摂っていたわけだ。やっと長いトンネルを抜けた気分だ。翌30日も5月1日も今までが嘘のようにご飯をもりもり食べた。いろいろな試供品を取り寄せたり、以前好きだったカリカリから、めったに食べさせなかった高級な缶やパウチまで、試しまくっては見向きもされず、他の猫に食べてもらうという日々が続いていたが、前は特別なご褒美としてあげていたシーバをことさら喜んで食べてくれた。1粒ずつあげると、次から次へと食べてくれてほっとした。(実はその後、またシーバを食べなくなってしまうのだが、これからしばらくは最もよく食べると重宝した)
 結局、4月18日からの2週間は病院へ7回通ったことになる。コータの闘病中、一番大変な日々だったと言えるかもしれない。
 


コータ闘病日記2022.3.1~一進一退ののち、やっと抗がん剤再開

2022年06月29日 | 猫ばか日記
 経鼻カテーテルになって唯一良かったことは、毎日飲ませなければならないステロイド剤を粉にして水と混ぜれば、難なく投与できるようになったことだ。なので、ついでにネットで見つけた「コルディ」というサプリも使用。原材料は冬虫夏草で、免疫力を上げるという触れ込みだが、まあ実際に証明されているわけではないので、飼い主の自己満足と言えばそれまでだが、効くかもしれないものは何でも試しておかないと、やらなかったせいで・・・などと後悔したくはないのだ。
 毎日、口から少し食べたと言っては良くなっているかもと喜び、吐いてばかりで流動食ばかりが続くと「いつになったら回復するんだろう」とウツウツとし、という繰り返し。
 3月2日、H病院で栄養点滴。制吐剤の錠剤と流動食1本をもらう。4,136円。
 3月7日、食欲不振が続いているのでAICでは抗がん剤は休止し血液検査のみ。貧血あり、体重3.6キロ。少し増えたか横ばいくらい。13,200円。H病院で流動食1本1,166円。
 3月8日、朝食のウェットフードをほぼ完食し、おやつに出してみたカリカリも4~5粒食べた。この週は食欲がだいぶん戻った感じがあり、嘔吐もほぼなし。ようやく1回目の抗がん剤の副作用が抜けてきたのではないかと思った。家でも私が抱っこして体重を測っていたが、3.4~3.5キロを行ったり来たり。食べるようになっても意外と劇的には増えないものだな・・・。
 3月14日、AICへ。食欲が戻り体重も3.6キロとキープ、まだ貧血ではあるが前回より数値が改善しているので2回目の抗がん剤サイクロフォスファミドを投与。この薬は膀胱炎の副作用があるので、血尿に注意するように言われる。膀胱に薬が留まる時間を減らすため、利尿剤も打った。ステロイド剤2週間分追加処方。16,170円。H病院に寄って流動食をもらい、1,166円の支払い。2次診療専門だからって、カテーテル設置するくらいなら流動食も用意しておいてくれないものか、と毎度思う。いちいち違う病院へ貰いに行くのは結構手間なんだよ・・・。
 抗がん剤は大なり小なり副作用で吐き気が起きるらしく、だいたい投与した翌々日に吐いたり食欲がなくなる。今回も3日目は食欲がなくしんどそうで心配したが、1回目の投与後ほどはひどくなく、なんとか乗り切った。カテーテルによる強制給餌や水分補給もできるので、飼い主としては心強かった。体重は3.4~3.5キロをキープ。
 3月21日、体重3.5キロ。3回目の抗がん剤。1回目にも使ったビンクリスチンなので、制吐剤も投与。血液検査諸々で31,740円。
 3月23日、朝、夫があげたおやつを吐いてしまう。久しぶりの嘔吐のため、H病院へ連れていき制吐剤と栄養を点滴。4,576円。
 3月28日、体重3.5キロ。4回目の抗がん剤予定だったが、血液検査で白血球数が足りず中止となる。検査代20,350円。Twitterで同じようにリンパ腫を患っている猫の領収証とか検査結果を見たりするけど、この病院は他と比べて血液検査の項目が多くて毎回検査代がすごく高いんだよなあ丁寧っちゃ丁寧なんだろうけど・・・。流動食1本1,166円。これも2本まとめては売ってもらえない。療法食とかがネットで高値で転売され、肝心の必要な飼い主が手に入れられない事象が発生していたので、その対策なのかもしれない。
 4月4日、白血球の数値が正常範囲になったので4回目の抗がん剤ドキソルビシンと制吐剤投与。20,680円。流動食1,166円。体重は3.5キロであまり変わらず。食べるようになったとはいっても、口にする量は治療開始前とは比べ物にならないくらい少ないので、流動食は平行して食べさせているし、量も増やしているのだが、全然増加に転じない。吸収できないのか、ガンに栄養をとられているのか、どっちだろう・・・。
 次週は抗がん剤は休んでCTなどの精密検査となる。やっと最初の1クールが終わった。本来なら4週間で終わるはずのところ、倍の8週間かかったことになる。先は長い・・・。
 


コータ闘病日記2022.2.22~退院、食欲不振の日々

2022年04月14日 | 猫ばか日記
 2月23、24日はH病院は休診だったので、25日に退院かな~と思っていたが、翌22日に、血液検査の数値が改善したので迎えに来てくださいと病院から連絡があり、1泊2日でコータは退院となった。多分入院が強いストレスになるタイプ、と判断されてのことだろう。抗生剤、制吐剤、整腸剤、ステロイドの注射と点滴をして、鼻腔カテーテルで流す流動食を1本(ロイヤルカナンのLINAL REQUIDという製品)もらった。1日40ml(40キロカロリー)を超えないようにと指示される。ボトルの用量表を見ると、これだけで栄養を摂る場合、3.5キロの猫なら166mlなので、ほとんどご飯を食べなくなっているから残りは点滴で補うということか。入院費と当日の診察代で21,516円の支払い。
 翌日、翌々日は休診日だったが、体調が回復するまで毎日来るように言われ、27日日曜日まで毎日通院した。ありがたい・・・。毎日ウンチの写真を撮って見せる。黒いヘドロ状のウンチばかりだったが、出血ではないようだとのこと。抗生剤、制吐剤、整腸剤、ステロイドの注射と栄養点滴の治療が続いた。26日にやっとカリカリ3粒を食べた。27日には大好きなシーバ5粒とかつおぶしを食べた。コータは寒いのでずっと電気毛布を敷いたコタツの中に引きこもっているのだが(コタツ自体を点けると熱すぎるので)、なぜかこの日はそこでおもらし。寒くて出るのが嫌だったのか、毎日通院するのにいい加減腹を立てての抗議のオシッコか?・・・コータは気に入らないことがあると、トイレ以外でオシッコやウンチをして怒りを訴えるのだ・・・
 23日~27日まで診療代@4,950円/日。流動食追加1本1,166円。
 2月28日、AICにて血液、エコー、X線検査。貧血あり、それ以外は尿素もリンも正常値だし、腫瘍が増殖している様子も見られない。ただ、まだ食欲、体力が戻らないので、今週も抗がん剤治療はせず。抗生剤、制吐剤、ステロイド注射と点滴のみ行い、検査費用と併せて27,400円。
 この2週間、あまりにも抗がん剤の副作用がひどくて、そもそも16歳という高齢猫に抗がん剤治療は害にしかならないのではないか?とか、手術で体力が落ちていたからもっと時間を空けてからすべきだったのではないか?とか、もしかしたら癌細胞は腫瘍内におさまっていて、手術で腫瘍は切除したし、抗がん剤治療は不要だったのではないか?とか毎日ぐるぐる考えたし毎日悩んでいた。夫は「切除したから抗がん剤なんてやる必要ある?」と消極的だったので、余計に迷う日々だった。ただ、1回目の抗がん剤1週間後の検査で「尿素とリンの値が上がっているのはガン細胞が壊れている証拠」と言われたことに救われたというか、「やっぱりがん細胞が体に残っていたんだ、私の選択は間違っていなかった」と思えたのは大きかった。でないとただコータに苦しい思いをさせただけだった、と自分を責める気持ちになっていただろうからだ。
 ともかく、抗がん剤治療は続けるしかない、と決意は固まっていたものの、コータの体力が戻るのかが一番の不安材料だった。同じ病気にかかった猫飼いさんたちのブログを読んでも、結局体重は戻らなかった、と書かれていたりするので、なんとか最後まで抗がん剤治療ができる程度でキープしてくれることを願うばかりだ。
 

コータ闘病日記2022.2.15~抗がん剤副作用で再入院

2022年03月24日 | 猫ばか日記
 コータに最初の抗がん剤を投与した日は、他の猫と隔離するため、今は外飼いしている柴犬用が以前使っていたケージをきれいにして、中にトイレ、ベッド、水を用意して、中にコータを入れた。コータは大変不満な様子で、抗議して鳴き続けていた。当日は食欲あり。いつも通りにごはんを食べた。ケージは犬用なので猫トイレを置くには狭く、ベッド横に置いた水をすぐこぼしてしまう。あまりお金を使いたくないので再利用したが、これはダメだな、と他のケージを探し、夜のうちに布製の折り畳みできるペットサークルLサイズを注文しておいた。
 翌朝15日、コータは昨夜食べたものらしいカリカリを全部吐き戻していた。トイレには真っ黒な下痢便が。食欲はなく、飲ませたステロイドの錠剤も吐いてしまった。慌ててH病院へ連れていき、吐き気止めとステロイドを注射、栄養剤を点滴してもらった。費用は3,850円。
 16日、ご飯をあげてみるが5,6粒しか食べず。水は飲む。制吐剤が効いてはいるようだが、食欲はほとんどない。排便なし。食べてないからしょうがない。ペットサークルが届いたのでそちらに移した。やっぱり金属のケージより断然当たりが柔らかいし、広くて良い。折り畳むとぺったんこになるし軽いので、使わないときは押し入れに簡単にしまえて便利。
 17日も同じ状態が続く。
 18日、ご飯食べず。正直、こんなに副作用が強いと思わなかった。何を読んでも猫は割と副作用少ないと書いてあったので、こんなに酷いということは老猫であるコータには無理なのかも、と不安になり、とりあえず点滴だけでも、あと、意見を聞きたくて近所のU病院へ連れて行った。だが、U病院の医師には「だったら手術したH病院か、抗がん剤やってる病院に相談してください」と言われてしまった。コータの体調が心配で、時間がかかる隣の市までは行きたくなくてここに来たのだが・・・。仕方なく、すぐにH病院に行った。だがH病院でも「抗がん剤についてはうちではやらないので、AICの先生と相談した方がいい。ただ、続けるにしろやめるにしろ、うちはフォローはさせてもらいますので」と言われ、その日は制吐剤、抗生剤注射、点滴してもらい終了。U病院820円、H病院3,520円。
 19日、H病院にて制吐剤、抗生剤、ステロイド注射、点滴。4,466円。
 とにかくずっと食べないし、少量の黒い下痢便が出るばかりで、お尻や足についてベッドも汚してしまうので、サークル内にはペットシーツを敷きまくった。
 21日、2回目の抗がん剤予定で予約してあったAICへ。状態を説明して、抗がん剤は一旦休みにした。血液検査の結果、BUN(尿素窒素)とIP(無機リン)が参考値オーバー、貧血ありだった。医師の話では、BUNとIPの上昇は、体内のがん細胞が抗がん剤のせいで壊れて血液内に流れ出ている証拠だからむしろ効いているいい兆候、これを尿でどんどん排泄していかなければならない。ただ、その窒素やリンが体に悪影響を及ぼして、吐き気を起こさせている。今まで皮下点滴ばかりだったようだが、これでは十分効果が出ないのと、猫は十分な栄養を摂らないと「肝リピドーシス」を起こす危険があるので、チューブを設置して流動食を取らせるようにしましょう、とのことだった。
 肝リピドーシスとは、猫は十分に栄養がとれなくなると体内の脂肪が分解されるようになり、肝臓の中に脂肪が急激に蓄積して肝機能が悪化する病気だという。症状は食欲不振、嘔吐、黄疸、よだれなど。治療は薬はなく、栄養補給のみ。栄養を摂り始めると却って嘔吐やよだれが激しくなることがあるが、根気よく治療(栄養補給)を続けなければならない。
 コータに鎮静剤を打って鼻腔カテーテルを設置してもらい、血管からの点滴を集中的に行うため、H病院へ連れて行った。
 H病院へはAICから連絡が行っていたので、そのまま入院となった。手術後3.8キロあったコータの体重は、この時点で3.4キロに減っていた。
 この日はAICでの検査代、カテーテル設置などで、37,510円のお支払い。3万を超える支払いは毎度ビビるわ・・・
 

コータ闘病日記2022.2.14抗がん剤第1回目

2022年03月08日 | 猫ばか日記
 2月14日、AICへ。まずは抗がん剤治療について、医師から説明を受けた。
 リンパ腫の場合、血液のガンなので、通常の治療は抗がん剤と放射線。ただし腹腔内のものには放射線は不適応。コータの場合は腸閉塞のおそれがあったため手術したが、手術は通常は推奨されないらしい。
 また、抗がん剤や放射線治療で完全寛解が得られたとしても再発することが多く、生存期間の中央値は8.5か月、部分寛解では2か月弱と説明された。もちろん中央値なので、それより短い場合も長い場合もある。飼い主としては、本やブログなどで何年も生き延びている子の記事を読んで、うちの子も完全寛解して天寿を全うすることに賭ける、というのが共通の思いだろう。
 ただ、抗がん剤治療にはお金がかかる。コータの治療には手術もあったりしてすでに約30万支払っている。コータはペット保険には入っていないので全額負担だ。もし入っていたとしても保険によっては、途中で支払いがオーバーして打ち切りになる場合もある(というか、ほとんどそうじゃないか?)。抗がん剤は1回打つだけで2~3万かかるし、追加検査があれば上乗せされる。副作用があればその治療もしなければならない。家庭によっては二の足を踏むだろう。
 3年前に亡くなったコータの兄弟ユータは、突然下半身まひと拒食になって、強制給餌と圧迫排尿が必要になった。動物病院では原因不明だったため、名古屋の動物高度医療センターで検査したり、当時会社員だった私は日中の介護ができず入院させたりで、亡くなるまでの半月で50万円かかった。ペットを飼うには金銭的余裕が必要だというのは、身も蓋もない事実だ・・・。
 コータの抗がん剤投与は、猫の抗がん剤治療として標準的なものを行う予定だとのこと。
 1~4週:1週間ごとに抗がん剤投与
 5週:休んでCT検査のみ
 6~9週:1週間ごと
 10週:休み
 11~17週:2週間ごと
 18週:休み
 19~25週:2週間ごと
 25週:CT検査
 以降、再発有無を確認するため、定期健診をしていく。
 血液検査は毎回行い、骨髄抑制などの副作用がないか確認。
 それから費用、副作用、注意点の説明を受けて治療の同意書にサインして、コータを預けた。X線、超音波、血液検査で異常がないか確認し(血液検査では貧血と腎臓が悪い指標が出ていたが、抗がん剤投与をためらうほどではない、とのことだった)、第1回目の抗がん剤を投与した。1回目の抗がん剤はLアスパラギナーゼとビンクリスチン。また、経口薬としてプレドニゾロン(ステロイド剤)4週間分を処方された。薬飲ますの、苦手なんだよなあ・・・ 
 検査から投与終了まで約2時間。待合室で置いてあったマンガを読んで(テレビドラマにもなった「ラジエーションハウス」だった。納得の選択?)時間を潰した。
 この日の支払いは検査料込みで57,040円。
 抗がん剤成分(発がん性物質)が排尿排便に一緒に出るので、他の猫とトイレを別にし、飼い主も素手で触らないようにと言われる。発がん性物質でがんに対抗するのは不思議だ・・・。
 
 

コータ闘病日記2022.1.26退院

2022年03月04日 | 猫ばか日記
 そういえば検査の記事で書き忘れた。AICからH病院へFAXで届いた検査同意書と注意事項を渡され、私はげげっとなった。なぜなら、24時間絶食が指示されていたからだ・・・
 たった今から、朝ご飯を食べた切り、検査終了まで水以外食べさせないのはしょうがないが、うちは多頭飼い。他の子たちが食べているのに、お前だけ食べちゃ駄目とか、本人全く理解できないし、辛かろう・・・それをやるこっちも辛い
 そんなわけで、絶食絶水から検査、手術と、うちにも帰れず2回も麻酔かけられて痛い目にあったコータ。翌日と翌々日は休診日だし、少なくとも3泊4日は入院だろうと、翌日26日、車は夫が通勤に乗っていった。私は朝から洗濯などしていたら、病院から電話が。
「コータちゃんが朝から興奮状態で、注射も点滴もさせてくれないんです。このままだと危険ですので、今日退院としますので迎えに来てください」
 ちょっと待て車は旦那が乗って行ってしまってないぞ!
 タクシーで行くには高すぎる・・・と思った私は、夫の会社に車を取りに行くことにした。夫にメールで連絡し、会社までは隣に住む義兄に送ってもらい、自家用車に乗り換えてH病院へ向かった。もちろんキャリーも持参。
「済みませんね、昨日の夜麻酔が覚めた時は少しご飯食べたりしてくれたんですけど、今朝はすごく怒ってて、いきなり猫パンチしたり攻撃的で、何もさせてくれないんですよ」
 プロも手に余るほど凶暴だったのか・・・と申し訳なくなる。しかし、コータは普段はうちの猫の中で一番おとなしいのだ。そういえばコータの兄弟のユータは、注射どころか痛くもなんともない、首につけるだけのスポット薬をしようとしただけで冷蔵庫の上に逃げ、シャー!と威嚇し、ネコパンチを食らわし、絶対に何もさせない子であった。血は争えない・・・。
 コータのケージに行くと、最初誰だかわからなかったようで奥に縮こまって目を見開いていたが、「コータ、お母さんだよー、おうち帰るよー」と呼びかけると、あら不思議、「にゃー」と一声鳴いていつものかわいいコータにしおしおと戻ったのであった。キャリーに入れようとすると、「あ、治療しますから、抱っこして診察室に連れてきてください」と言われたので、連れて行った。この間、コータは全く抵抗せず、お母さんのかわいいニャンコだった。プロを怯えさせた猛獣はどこへ・・・?
 抗生剤、鎮痛剤の注射と点滴をする。コータをキャリーに入れて、昨夜の手術の説明を聞いた。なるほど、今どきは撮影しながら手術するんだな、と感心する。
 重積部分を切除して、小腸と大腸を縫合。小腸部分から空気を入れて大腸が膨らみ、漏れがないことを確認するところも動画で見た。切除部分は検査へ出してもらうことになった。
 翌日も休診日で、ウェットフードなら食べさせても大丈夫、とのことだったので他の猫とは別にウェットのみのご飯を出したが、カリカリ派の彼は食べず、他の子の残したドライフードを食べていた。まあ、食べたいなら何でも食べてくれ・・・
 1月28日以降は随時H病院へ通い、痛み止め、抗生剤の注射。2月5日に無事抜糸となった。切除部の検査結果はまだだったが、AICでの細胞検査の結果は出た。
 低分化型リンパ腫。リンパ腫の中でも悪性度の高いガンと診断された。今後の治療はどうしますかと訊かれ、抗がん剤治療を希望すると答えると、H病院経由でAICに予約してくれることになった。あとで日時を連絡します、とのこと。
 リンパ腫だろうと予想はしていた。なぜならAICでの検査の際、待合室に「猫のガンの話」という本が置いてあり、それを読むと、最近の傾向として猫のリンパ腫が増えており、高齢猫に多いのは消化器型だと書いてあったからだ。ただ、高分化型なら進行も遅く、何年も生きる子がいる、と書いてあったので、そうであればいいな、と望みをかけていたのだが・・・。進行の早い低分化型なら、何もしなければ2~3か月で死ぬ。その選択は私にはなかった。
 第1回目の抗がん剤治療の日にちは2月14日と決まった。それまでのコータは以前よりよく食べるようになり、胃液を吐いたりすることもなく、病気だなんて信じられないくらい元気だった。
 治療費は1/28通院4,235円、1/25~26手術、入院と1/29通院合計90,200円
 1/31通院4,840円・2/2通院4,840円・2/5抜糸のみ880円

 
 

 

コータ闘病日記2022.1.25検査

2022年02月25日 | 猫ばか日記
 2022年1月25日10時。新潟動物画像診断センター(以後、AICと表記)へ行く。これまでの経過の聞き取りをした医師は、腸の腫瘍の疑いと聞いているので、まずは血液検査、X線、CT、超音波検査を行い、場合によっては内視鏡検査も追加するとのこと。麻酔をかけるので、覚める時間も考えて14時頃までかかるというので、コータを預けていったん帰宅した。買い物と昼食を済ませて再びAICへ行くと、まずは検査結果を説明された。結論としては、腸重積を起こしているという。腸重積とは、腸官の一部が連続する腸管の内部に入り込んでしまい、腸閉塞を起こす病気だという。内視鏡で重積部分を押し出そうとしたが、けっこう深く入り込んでいてできなかった、と内視鏡で撮った写真を見せてくれた。
「この青黒い部分が入り込んでいる小腸で、少ししか腸の中に隙間がありません。今は出血はありませんが、血便については、たまたま重積部分が傷ついて出血したためと思われます。この部分から細胞を取りましたので、病理検査に回します。それより問題なのは、もう腸が塞がって腸閉塞を起こしそうですし、そうなれば命にかかわります。重積部分が黒っぽいですが、壊死していると思われるので、もし破裂したら確実に死にます。今日にでも破れるかもしれないので、すぐに手術が必要です」
 すぐ手術させますよね?と問われ、はいっ、もちろん、と即答した。
 医師はH病院に電話してくれた。その日の夜は他の手術予定が入っているが、その前にやる、と受けてくれたとのことで、麻酔の覚めたコータを連れ、H病院に向かった。
 休憩時間中のH病院に着くとあわただしく手術同意書に記入し、すっかり帰れるものと思ってニャーニャー鳴くコータを泣く泣く預けた。ガンかどうか判明しないまま手術に突入だったが、むしろ重積のせいで具合が悪かったのであって、ガンなんかじゃない可能性もあるよね?と勝手な楽観も浮かんでいた。
 検査代は内視鏡検査が一番高く40,000円、次がCTで35,000円、その他諸々合計177,100円だった。もちろんカードで支払った。

コータ闘病日記2022.1.20発病~

2022年02月24日 | 猫ばか日記
 書くと宣言しておいて、なかなか手をつけられない状態で申し訳ないです。コータが抗がん剤の副作用で、毎日看護や通院しなければならず、まとまった時間が取れないのだ。始めたばかりなのにしばらく間が空くかもしれませんが、気長にお待ちください。

 2022年1月20日。始まりは朝からの頻繁な嘔吐だった。もともと空腹すぎると吐く癖があり、朝起きてきたときに床に白い泡混じりの胃液があちこちにあるのは日常茶飯事だったので、この日もまたか、と思いいつも通り朝ご飯を4匹の猫たちにあげた。が、少したってコータが食べたエサを全リバース。これも猫あるあるで、一気食いすると吐き戻すことはどの猫もするので、このときも「あらあら、気分良くなったら追加で食べな」と餌の残りを置いたままにしておいた。
 夫を送り出して後片付けをし、トイレに行って、コータ愛用のトイレにうんちがしてあるのに気付いた。コータはいつも固くて黒いコロコロウンチ。しかしこの日はやや軟便で、色も赤茶色。日頃、下痢体質のムギの血便(病院に何度か行ったが原因不明。ストレス性じゃないかと言われる・・・)を見慣れた私は、はっきり血がついていたり赤色も強いわけじゃないが、何となく血便じゃないかと嫌な感じがした。その後コータはご飯を食べずに胃液ばかり2度吐いたので、近所のU病院の午後の診察へ連れて行った。
 医者はお腹の触診をして「固いものが触る」と言って血液検査、超音波検査とX線検査をした。血液検査は異常なし。過去に尿路結石を患ったことがあるが、数値は問題なく、多少の異常も年齢なりだとのこと。X線ではよくわからなかったが、超音波検査では「腸がからみついたようになって、巻きこむように腫瘍か何かがあるようだ。悪性かどうかを調べる穿刺検査はここではできないので、別の病院に行ってくれ」と言われる。この日の診察代、検査代しめて21,170円。
 コータは夕ご飯に口をつけず、いつものようにコタツの中に籠っていた。その夜8時頃、コータのトイレにしてあったのは、トマトを潰したような血便だった。これは悪性腫瘍に間違いない、腫瘍が腸内に浸潤してしまったのではないか?と危惧する。この日は私は寝室ではなく、コタツの横に布団を敷いて寝た。いつもはコタツの中で寝るコータだが(新入りのメイが来て以来、メイが私のベッドで眠るようになったので、メイがうざいコータはリビングで寝るようになっていたのだ)、この日は私の布団の上で寝た。やっぱり本当は私と寝たいんだな、と申し訳なく思った。
 翌日21日の朝、U病院に電話し、血便をしたことと私の危惧を話すが、「血便は昨日の検査のストレスじゃないかなあ」とのんびりしたことを言われ(もしかしたら私を落ち着かせるためにそう言ったのかもしれないが・・・)、こりゃだめだ、と電話を切る。かかりつけのC病院はコロナ禍になってから完全予約制になっている。電話で病状を説明し、できるだけ早く診てほしいと頼んだが、1月28日しか空いてないという。しかも、その日は検査のための診察だけで、実際の治療はできないと思うとのこと。仕方なく予約だけはしたが、どうしよう、とおろおろしていたところに、夫から「どうなった?」というメールが届いたので経過を返信すると、H病院へ連れていけ、とのこと。H病院は、夫が結婚前から飼っている柴犬が、検診や予防注射のために通っていたが、駐車場が少なく、診てもらおうとしても車を止められなかったりするので、今は猫ともども駐車場の広いC病院へ通うようになっていたのだ。
 結果、H病院へコータを連れて行くことにした。C病院もH病院も長岡市にあり、車で片道30分かかる。冬は雪が積もって更に時間がかかってしまうのが辛いところだ。
 H病院にU病院の血液検査結果を渡し、経過を説明。触診した医者は、やはり固いものに触る、とりあえず対症療法をしましょう、と吐き気止めとインターフェロン(免疫を高める効果があると言われている)を注射、食べられないので点滴をした。この日の会計は5,335円。
 翌22日もH病院にて吐き気止めとインターフェロン注射、点滴をして5,335円。
 日曜をはさみ、再びH病院へ行き、同じ処置をしてもらう。5,335円。「腫瘍の大きさも症状も変化ないね。積極治療をするにしても緩和を選択するにしても、悪性かどうかはっきりさせたいよね。精密検査しましょうか?」と訊かれる。お金がかかるから、とあらかじめ意思確認をされた。以前、コータの兄弟も名古屋の動物高度治療センターで検査を受けたことがあるので、だいたいの予想はついていた。お願いします、と医師がその場で新潟動物画像診断センターに電話を入れ、明日が空いている、とのことで予約してもらった。