フルール・ダンテルディ

管理人の日常から萌えまで、風の吹くまま気の向くまま

本屋で衝動買い

2008年03月29日 | オタクな日々

 金曜日、私はいつものように会社帰りに本屋をうろついていた。新刊はほとんど姉がネット買いするものばかりで買うものがなく、手持ち無沙汰な私は(買わずに帰るという選択肢はないらしい・・・)、全く読んだことがないがタイトルと表紙と帯の文句に惹かれて、あるコミックスを衝動買いした。(その前に「もしかしたら来るかなー」と会計をせずにそのままマンガ売り場をうろついていたら、予想通り橘がやって来た。・・・ナーイスタイミング。「ガイドブック買うか君に訊きたかったんだよね」「・・・私も金曜だから君がいるかもとは思ったんだけど・・・」と旅行会社のパンフを持って現れた橘。結局その本とガイドブックを購入)
 夕食を食べ、風呂にも入り、ふーっと一息ついた私はそのコミックスを読み始めた。
 「・・・くっ・・・(にやり)・・・ぶははっ」
 いやもう、おもしろいのなんの!勘が当たって大収穫!これだから本はネットで買える御時勢でも、本屋に行くのはやめられんのだ!
 人におもしろいと薦められても、売れていても、やっぱり趣味が違うとおもしろくないので、私も姉や橘くらいにしか本を薦めたり薦められたりしないが(姉と趣味が合うのは2分の1くらいの確率かな・・・。意外と合致率悪い・・・?特にオタク度高いヤツは全然だめだー。わたしゃ『LOVE○ESS』も『黒○事』も『ヴァン○イア騎士』もどーでもいい部類に入れてしまう・・・)、あまりにもおもしろかったので、「いやー、騙されたと思って読んでみ?」と布教したくなってしまったのだ!・・・あ、でもやっぱ好き嫌いありそうな、というよりは「コメディとして特別おもしろいとは思えないけど・・・」とか60%くらいの人から言われそうなマンガかも・・・?
 というわけで、おもしろいと思う人にはとっっても面白いと思われます。(ちょっと逃げ道作ってみた・・・)
 「モーニング2」で連載中の『聖(セイント)☆おにいさん ①』・・・星がついて「セイント」と読むからって、『セイント○矢』とは無関係よ・・・?さらに言うなら、ショタコンのおにいさんが、最愛の主人公(名門私立小学校に通う、半ズボンの似合う美少年)を、日夜エロ教師や変態ショタコン男(お前も同じだ!などと言ってはいけない。おにいさんはプラトニックなのだ!・・・今のところは・・・)の魔の手から守って戦う、ショタな腐女子のためのラブコメでもない・・・(このタイトルからそんな設定考えるのはお前だけだっつーの)。
 下界で休暇中のブッダとイエスの日常、という設定。この2人の口調がちょっとおねえさまな独身OLか主婦のようで・・・ややオネエ系・・・?普段はおっとりなのに、怒ると笑顔のカウントダウンが始まる(仏の顔も3度まで・・・)ブッダ、自分の欲望に素直で調子のいいイエス、というコンビの行動が、めちゃくちゃおかしい①巻でいちばんおかしかったのは、空腹なブッダとイエスのために、あわれに「ニャア・・・」と泣きながら自ら皿に横たわるニャンコ(ねこ鍋ならぬ、ねこ皿・・・?)と、マッチを咥えて来るニャンコ。これは「捨身飼虎」のパロなんだけど、ごめん、ニャンコの表情が切ないやら哀れっぽいやら、でもおかしくてげらげら笑ってしまった・・・。(←こう書くとまるで私が人のようだが、ほんとーにおかしいので読んでくれ!)
 しかし、読んでいたらふと大学時代を思い出してしまった。私はインド哲学科卒なのだ・・・そこは将来学者になるか、家の寺を継ぐ人以外はいなかったので、私のよーなやる気はないわ、企業に就職希望だわ、という人間はプカプカ浮いていた・・・。卒論の口頭試問のときもチベット仏教の教授に「だからそれがテル・ギュルだというんだ!」とチベット語で怒られたっけ・・・。せめてサンスクリット語で言ってくんないと、私わかんな~いまあ、「ないということが存在する」という私と、「あるということも存在しない」という先生とは互いに歩み寄れなかったのさ!(というと哲学的な議論が行われたようだが、私の論文は仏典の感想&エッセイのレベルでしかなかったっス・・・) 
 ま、それはさておき。うーむ、②が出るのは12月か・・・。カペタの次のコミックスと同じくらい(笑)待ち遠しいぞ! 


ヒバリ尽くし(笑)

2008年03月22日 | オタクな日々

 今月は私の誕生日だったので、橘がプレゼントをくれた。
 名づけて「ヒバリ尽くし」。(・・・と橘が言った)
 ヒバリ様のクッション、ヒバリ様のマグカップ、ヒバリ様の携帯ストラップ、ヒバリ様(&ディーノ)のブロマイドコレクション(何買ってんだよ、オメー・・・彼女はなかなか獄寺が入ってないんだよー、と愚痴っていた)。
   
 クッションとカップ
 幸田「ヒバリ様、ヘッドフォンなんかつけて、何を聴いてるのかしら・・・。ヒバリ様が音楽聴くなんて想像できないわ~」
 橘「校歌じゃないの」
 幸田「ああっ、そうか!並盛中校歌か・・・って、どんだけ校歌好きなの(涙)しかも他に何も思いつかないし!」
 それにしてもこのクッションのせいで、LDKのオタク度がますますUPしたような気がいやその前に、市販のポスターではなく同人サークルさんでもらったポスター貼ってる時点でもう終わってる気がしないでもないよな・・・。


猫部屋リフォーム顛末記

2008年03月16日 | 猫ばか日記
 約2年前の大晦日の前日、我が家にやってきた4か月の兄弟猫。猫はトイレのしつけが簡単なので、もちろんその点は最初は問題なかったのだが、4月後に私が3日間家を空けたとき、私の不在がよほど気に入らなかったらしく、留守中に面倒をみてくれていた姉から「家の中、すごいことになってるよ・・・」とメールが。トイレ以外で排泄・・・というより、トイレで全然やってくれなかったのだ!それ以来、週に何度も外でトイレをするようになってしまったため、我が家の無垢フローリングは臭いも滲みついてひどい有様に。その他にもゴミ箱を倒して中を漁ったり、オープン棚の食器をことごとく落として割ったり、あまりにもやんちゃなので、とうとう私は猫専用部屋を作り、床はおしっこされても滲みこまないようにコーティングすることを決心した。・・・何しろこのままでは、長期旅行にも行けない・・・
 今年度ようやく時間ができ、業者に設計と見積もりと依頼し、最終的に「住友不動産リフォーム株式会社」に工事を、床のコーティングを「エコプロコート株式会社」にお願いすることにした。
 3月2日(日)。週末ごとに少しずつ2階の荷物を1階に降ろす作業をしていたが、この日に残りの荷物をすべて降ろした。と言っても一人では動かせないパソコン机と食器棚はそのまま。冷蔵庫とテレビ台とレンジ台はずるずるとキャスターを転がして洗面所に押し込む。「おお、荷物がないと声が響くな・・・」と感心しつつパンと牛乳の昼食をとろうとして気づく。クッションも机もない・・・。ふと見ると、実家に持って行くペット用ベッドが。・・・フローリングにパンとコップを直置きし、ペット用ベッドに座って(はまって?)食べる女・・・。客観的にその姿を考えると我ながらおかしすぎて、げらげら笑ってしまった・・・。
 3月3日(月)。会社があるので工事は住友の担当M氏にお任せ。仕事帰りに家に行く。ケータイの充電器を忘れてきたので、取りに行ったのだ・・・。実家の誰かのを借りればいいと思ったら、誰とも型式が合わなかった・・・。ちくしょう、充電方法くらい業界統一にしろっ。
 家は床に養生シートが張られ、カーテンが玄関から2階まで、通り道は全部はずされていて、明かりを点けると外から丸見えになるので、こそこそと階段だけ電灯をつけて中に忍び込む・・・。じぶんちなのになんだかなー・・・。しかも土足・・・。2階はキッチンがはずされて1階に移動されていた(床工事のため)。あとは暗くてよくわからん。充電器といよかん(食べないとカスカスになっちゃうからなー・笑)と郵便物を持って帰る。
 3月4日、5日も会社。見知らぬところに連れて来られたニャンコたち。普段から私以外の人間に姿を見せないビビリな子ニャンコたちは、ケージから出しても怯えて、リビングの椅子の下から全く出てこない。トイレも行かず、餌も食べず、水も飲まず。老猫は戸棚の上に登り、実家の猫たちを威嚇。やっぱりエサを食べない。困ったもんだ。
 6日から休暇に入る。『L change the world』を観に行く。なんかLがかわいい・・・。教授が数日で抗ウィルス薬を作れちゃったのはちょいとご都合主義だぞ。でもおもしろかったv
 7日(金)。エコプロコートさんが下見に来るというので、朝9時に家へ。無垢フローリングは経験が少ないのと、猫の爪あととか傷が多いと伝えてあったので、表面の状態を確認したいらしい。ワックスと傷のあるフローリングの表面は、住友さんに薄く削り取ってもらった。行ってみるとその作業の真っ最中だった。カンナみたいなので削るのかと思っていたら、紙やすりをつけたグラインダーを当てていた。なるほど・・・。しかしこんな技、合板フローリングではできないな。心材に薄い化粧板を貼っただけだから、削って綺麗にするなんて無理です。
 猫部屋の方はもう結構出来ていた。構造材だけ残して壁を取り払い、檻状に柱をプラス。柱と柱の間は最大65ミリ。うちの猫の頭が通らないよう計測して決めた大きさだ。
  BEFORE                   AFTER
    
 収納はしごの取り付け位置は、キッチンの下がり天井部分と、LDKと廊下を隔てる壁の間の狭い空間。天井のない屋根の傾斜がむき出しになっている。普通は天井に穴を開けて取り付けるがそれはできないので、はしごを支える梁を足した。思ったよりはしご取り付け部分の突き出しが見苦しくなく出来ているんじゃないかな。
  BEFORE                  AFTER
   
 8日(土)。壁紙工事の打ち合わせのため、朝9時に家へ。経費節約のため、猫部屋内部以外の壁紙はすべて、新築時に使用したものの残りを利用する。量に限りがあるので、猫にはがされた現状の壁の補修をどこまでやるか、職人さんに指示しなくてはいけないのだ。業者の話では、壁紙はだいたい3年で在庫がなくなる(モデルチェンジする)ので、今同じ壁紙を手に入れることはできないそうだ。新築時にMホームから補修用に保管しておいてくれ、ともらったときは邪魔じゃん、と思ったが(使用した全種類のだから結構量があるのだ)、こういうことだったのか・・・と納得。これがなかったら部分補修なんて無理だった。ラッキーv
 補強のため足した梁が出っ張っているので、同じ壁紙をのっぺり張るよりはいっそのこと、と寝室のロフトにアクセントとして張られているボーダーの壁紙を張ってもらうことにした。おお。我ながら可愛くなったし梁も目立たなくなって大満足
  BEFORE                  AFTER
   
 日曜は工事は休み。
 10日(月)、床のコーティング工事。合鍵は住友さんにしか渡してなかったので、朝、鍵を開けに家へ。18時半頃終了予定だったが、無垢板がコーティング材を吸ってしまってなかなかはかどらないのと、雨のため乾きが悪いのとで、終了したのは21時半。がんばってくれました・・・。感謝。
 もとはマットな感じの床が、ガラスのようにぴっかぴかに。しかし裸足で歩いても、合板フローリングみたいな冷やりとした感じはあまりなく、しっとりした感触で悪くない。無垢の自然な感じは全くなくなってしまったが、その代わり水をこぼそうが油をこぼそうがなんともない。多少のことでは傷もつかない!一応注意書きには「重い家具などを引きずったりすると傷やへこみの原因となります」とあるが、冷蔵庫やらテレビ台やらをしょーがなく引きずって動かしましたが・・・何ともありませんでしたよー!ハラショー!・・・工事前に動かしたときは、擦り傷ついちゃったんですけどね
 11日(火)、午前中に調理台の取り付け。終わったところで大きい家具を2階に運んでもらい、終了。午後より荷物の片付けを開始し、ある程度かたちになったので夕方、猫を実家から引き取った。翌日まで休みを取っていたので、12日は掃除洗濯買物と、片付けの続きをした。つ、疲れた・・・。
 
 猫部屋内部。天井までは140センチしかないので、腰をかがめなければならない。LDK側から奥と、奥からLDK方向を見たところ。奥正面の四角は、もともとの寝室ロフトから入る点検口。換気扇と電灯も付けた。スイッチははしごを降りたところ、もともとキッチンのダウンライトの1スイッチを3スイッチに増やした。LDK壁紙、フロアシートともペット用で、爪で傷がつきにくい。フロアシートと幅木の間の隙間はコーキングで埋めて防水した。
   
 
 エコプロコートさんは、ネットで見つけた業者さんです。入居後でも施工してくれる業者はほとんどなかったのですが、資料請求したら施工した床の一部見本の入った見本と見積もりを送ってくれ、実物に触って確かめられる見本はとても参考になりました。契約時に「詳しいことは住友と打ち合わせして」と丸投げしたにも関わらず、知らないうちに住友さんに連絡とって日程確認してくれたり、Mホームにうちの床材の見本がないか問い合わせてくれたり、きちんとしていました。実際に工事に来られた方もとても感じが良くて、床しか関係ないのに窓ふきまでしてくれました・・・(しぇー!も、申し訳ない
 住友不動産リフォームさんも、無理言ってきつきつの日程で仕上げてくれたし、工事に含まれていない網戸もただで修理してくれ(猫が大穴を開けてくれていたのだ・・・)、キッチンもきれいにしてくれたし(人工大理石のくすみが洗剤で拭いても取れなかったのだが、新品のように白い色に戻っていたのだ)、今回の工事は大満足ですvというわけで、業者名を出しております。
 まあ反省点は、猫部屋の入口が場所的に小さくしか作れず、大きなものが入れられないのに、荷物を運び込むための戸をつけるのを忘れたことですな・・・。ときたま三脚を使って入れればいいので、格子部分に付ければよかった(最大でも構造材と構造材の間の幅でしか付けられないけど)これは思いつかなかった私のミスだなー・・・。
 一応今後、同じような工事を考えている方のために参考までに、工事費は次の通り。
 
 住友不動産リフォーム 1,522,500円
 エコプロコート(21.5畳) 211,680円

 会社では、女子たちの間で猫の代わりに私のヒモになりたい(女でもヒモと言うのか?)という話になったそうです。稼いで家事全般OKで、しかも金をつぎ込んでくれるから、だそうで。・・・金をつぎ込むのは、猫と趣味にだけだっつーの
 

帰ってきました。

2008年03月12日 | 極めて日常茶飯事
 リ・ボーン!復っっ活ー!
 ・・・ネット落ちてたのはこれがやりたかっただけじゃないのか・・・と言われそうですが(爆)、やっと昨日実家から帰ってきたところで、2週間近くネット断ち生活でしたよ。別に不自由はなかったですけど(笑)
 ようやく今日、なんとか平常生活に戻れました。1階におろした荷物を2階に上げたり、出来上がった小屋裏収納という名の猫用部屋に掃除機かけたり(そのためにハンディ掃除機を買った・・・。普通の掃除機なんぞ持って上がれないもん)、その他もろもろで階段とはしごを何度昇り降りしたことか。おかげでふくらはぎが筋肉痛です・・・。
 「猫部屋工事顛末記」はまた週末にでもゆっくりUPします。土日入れて7日間会社休んだんだけど(うちの会社は、年に1回有休を連続5日以上強制的に取らされるのだ・・・)、全然休んだ気がしない・・・。実家にいると母親とけんかっつーか、まあ一方的に母親が不平不満を言うだけですけど(反論するとお互いマジ切れするから)、それで胃が痛いし、結構なんだかんだで業者との打ち合わせで何度も家に戻らなきゃいけなかったし。あーあ、明日会社行きたくねぇなーっ。

 休み中に橘からメールが来て、驚いた・・・。マンガ家の鳥羽笙子さんが亡くなったとのこと。今日ネットで調べたら、実際は2月16日に亡くなられていた。最後のブログが2月1日になっていたから・・・たった2週間後。病気らしいので、心臓か脳血管系かと思うが・・・彼女は多分私と同年代か少し下くらい。結構ショック。
 プロになられてからは『悪魔と踊れ』くらいしか読んでいないのだが・・・トルーパー同人時代(その前は芸能系だったと思うが・・・専門外なのであまり知らない)、当征だった私が唯一買っていた征当サークルが「光輪騎兵団」という2人ユニットで、そのマンガ担当が鳥羽さんだった(以下、敬称略)。小説担当は富樫ゆいかさん(以下敬称略。現・松岡なつき、旧・松ゆたこ)。その頃のトルーパー同人界では1番の大手だった。C翼の健小次でファンだった松ゆたこさんが書いていらしたので買っていたのだが(C翼時代は遅筆で有名だったので、あの早さであのページ数の本をどかどか出す富樫さんが同一人物とは、最初信じられなかった・・・)、鳥羽さんはその華やかな絵柄や、明るい透明感のある色使いが、富樫さんの小説の表紙や挿絵にとても合っていて、好きだった。米米クラブの「浪漫飛行」のコスプレをした征士と当麻のカラー表紙が一番印象に残っている。・・・残念です。それ以外に言葉がありません・・・。