フルール・ダンテルディ

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コータ闘病日記2022.2.14抗がん剤第1回目

2022年03月08日 | 猫ばか日記
 2月14日、AICへ。まずは抗がん剤治療について、医師から説明を受けた。
 リンパ腫の場合、血液のガンなので、通常の治療は抗がん剤と放射線。ただし腹腔内のものには放射線は不適応。コータの場合は腸閉塞のおそれがあったため手術したが、手術は通常は推奨されないらしい。
 また、抗がん剤や放射線治療で完全寛解が得られたとしても再発することが多く、生存期間の中央値は8.5か月、部分寛解では2か月弱と説明された。もちろん中央値なので、それより短い場合も長い場合もある。飼い主としては、本やブログなどで何年も生き延びている子の記事を読んで、うちの子も完全寛解して天寿を全うすることに賭ける、というのが共通の思いだろう。
 ただ、抗がん剤治療にはお金がかかる。コータの治療には手術もあったりしてすでに約30万支払っている。コータはペット保険には入っていないので全額負担だ。もし入っていたとしても保険によっては、途中で支払いがオーバーして打ち切りになる場合もある(というか、ほとんどそうじゃないか?)。抗がん剤は1回打つだけで2~3万かかるし、追加検査があれば上乗せされる。副作用があればその治療もしなければならない。家庭によっては二の足を踏むだろう。
 3年前に亡くなったコータの兄弟ユータは、突然下半身まひと拒食になって、強制給餌と圧迫排尿が必要になった。動物病院では原因不明だったため、名古屋の動物高度医療センターで検査したり、当時会社員だった私は日中の介護ができず入院させたりで、亡くなるまでの半月で50万円かかった。ペットを飼うには金銭的余裕が必要だというのは、身も蓋もない事実だ・・・。
 コータの抗がん剤投与は、猫の抗がん剤治療として標準的なものを行う予定だとのこと。
 1~4週:1週間ごとに抗がん剤投与
 5週:休んでCT検査のみ
 6~9週:1週間ごと
 10週:休み
 11~17週:2週間ごと
 18週:休み
 19~25週:2週間ごと
 25週:CT検査
 以降、再発有無を確認するため、定期健診をしていく。
 血液検査は毎回行い、骨髄抑制などの副作用がないか確認。
 それから費用、副作用、注意点の説明を受けて治療の同意書にサインして、コータを預けた。X線、超音波、血液検査で異常がないか確認し(血液検査では貧血と腎臓が悪い指標が出ていたが、抗がん剤投与をためらうほどではない、とのことだった)、第1回目の抗がん剤を投与した。1回目の抗がん剤はLアスパラギナーゼとビンクリスチン。また、経口薬としてプレドニゾロン(ステロイド剤)4週間分を処方された。薬飲ますの、苦手なんだよなあ・・・ 
 検査から投与終了まで約2時間。待合室で置いてあったマンガを読んで(テレビドラマにもなった「ラジエーションハウス」だった。納得の選択?)時間を潰した。
 この日の支払いは検査料込みで57,040円。
 抗がん剤成分(発がん性物質)が排尿排便に一緒に出るので、他の猫とトイレを別にし、飼い主も素手で触らないようにと言われる。発がん性物質でがんに対抗するのは不思議だ・・・。
 
 


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