終わってません!でもがんばってますってば!にゃんこが入れ替わり立ち替わり、ノートの上に座って邪魔してくれますけど!
今、私の精神状態を如実に表す万年コタツの上。
辞書、東北のガイドブック、Dグレコミックス、新聞、DVDとテレビのリモコン、缶のペンケース、書きかけのノート・・・があと数行で終わるので、新品のノート、そしてウリにゃん。
来週末になんとしても終わらせるぞ!思ったより短いと思うのだが、ワープロに直すには長すぎる(涙)
今日は11月に東北へ旅行をするので、友人の家に打ち合わせに行って来た。そもそもこの旅行は、友人が「11月に仙台でアルフィーのコンサートがあるから、ついでに仙台旅行しない?」と誘ってきたものだ。彼女はアル中(アルフィーの熱心なファン)なので、「仙台までおっかけするのか・・・」と呆れつつ、つきあうことにしたのが始まりだった。しかし、日程が連休にあたっていたため、飛行機代がどうにも高く、「往復だけで4万はかかるぜ・・・」と頭を悩ませていたら、「じゃあ、日程ずらしてもいい」・・・何だとー?!
「ちょっと、アルフィーのコンサートが第一目的なんでしょーが?」
「ううん。石巻に行きたいけど、それならついでにアルフィーのコンサートも行こうかなって思っただけだから、いいよ~」
「石巻?なにがあるの?」
「石ノ○章太郎の記念館(正確には石ノ○萬画館)」
忘れていた・・・。彼女はサイ○ーグ009の熱狂的ファンだった・・・。
というわけで、日程をずらして無事バーゲンチケットを予約できたので、今度は宿とルートを決めるため、これは電話じゃ決められない、と彼女の家に行ったわけだ。
「で、なんで今、わざわざ行きたくなったわけ?」
「今年は2009年だから」
「2009年だとなんかあるっけ?・・・あ、009だからか」
そんなこと009マニアでもない私が意識するわけないっつーの。
「009好きだけどさー、私にとってあの作品はあの場面がすべてなの」
私が腐りきった腐女子であることを知っている彼女は、呆れ顔を見せた。
「あー、『どこに落ちたい?』ってヤツね」
「あのセリフで、それまで読んできたストーリーは全部吹っ飛んだわ・・・」
フランソワーズがジョーの恋人だったことなんぞ、あの場面で忘れきりましたともさ!全国100万人(てきとー)の腐女子が、「ジェット×ジョーなのか・・・!」と衝撃を受けたに違いない名場面だ。
「その場面、マグカップとかTシャツのグッズになってるよ」
彼女はネットで実物の写真を見せてくれた。
「うわー、ホントだ。こんな恥ずかしい場面のTシャツを着る勇気は私はないぞ」
「私もだけどさ」
彼女はちょっといろいろとマニアックだが、全く腐っていない。その彼女にまで言われてしまうとは・・・
そんなわけで、1日目は普通の観光と彼女の趣味追求とで忙しい。
「2日目の『石ノ○章太郎ふるさと記念館』までは運転責任持つけど、あとは任せるわ」
「何?!私は昼飯時も酒を飲みたいんだ!午後は運転してくれないと困る!」
アル中なワタクシ。この場合はアルコール中毒の方だけど!
「まあいいけど・・・。私はそれほど飲みたいわけじゃないから」
「あと、塩釜神社も行きたいんだよねー。確かでっかい釜があったはず」
「釜・・・?そんなのあったかなあ」
ネットで調べるが、そんな写真も記述も見当たらない。おかしいな。本屋でガイドブック立ち読みしたときは写真が載ってたのに。
「おかしいなあ・・・。釜が2、3個あるはずなんだよ」
「でも、ウィキでもホームページでもそんなこと書いてないし写真もないよ。岡山の方の勘違いじゃないの」
「鳴釜神社?違うもん。ガイドブックで見たばっかだもん。でも、釜がないならいーや、行かなくても」
鳴釜神社も機会があれば是非行きたい・・・が、今回は東北ですから!ガイドブックで見て以来、ものすごく見たくてたまらんのだが。
「なんでそんなに釜に執着してるわけ・・・?」
「(聞いてない→)塩釜じゃなくて、末社とかかもしれん。御釜で検索してみよう・・・」
そうしたら、あったのだ!御釜神社に、塩作り神事の釜が!
「あった!塩釜神社は行かなくていいから、こっちに行きたい!」
・・・塩釜神社は、宮城の一の宮なんだが・・・有名な神社なんだが・・・。我ながら、それでいいのか?という気がしないでもない。
友人は呆れて言った。
「友人に言ってもいい?腐女子の友達が、やたらオカマに執着してたって・・・」
オカマじゃない!御釜だ!!
・・・アル中で009オタクと、アル中で腐女子のアラフォー2人のドライブ旅行、はたして無事に済むのだろうか?すでに今から前途に暗雲がたちこめているような気がする・・・
昼休憩時間、私は電話当番だったのでオフィスに残ってかかってくる電話をとっていた。
「ありがとうございます、A生命、幸田でございます」
「Yって人いる?」
「Y・・・でございますか?そういうものはこちらにおりませんが、どういうご用件でしょう?」
「いない?平成20年7月ごろにいたはずなんだけど」
「去年・・・でございますね。やはりこちらの営業所にはそういうものはいないと記憶しておりますが、ご契約のことであれば私がうかがいます」
「うちの主人が去年○○(某公務員団体)で保険に入ったんだけど、そのときの契約の仕方について聞きたいのよ」
「契約の仕方?何かご不満などございましたでしょうか」
「おたくのYって人が、主人と体の関係を持って契約を取ったのよ。だからYって人の連絡先を教えて欲しいの」
私は目が点だ・・・。
○○だったら確実にうちの部の契約だ。しかし、○○では訪問募集などしていない・・・。したところで、代理店扱いだから、うちの社員が契約取ったところで1円だって手数料は出ない。なのにそんな真似するわけがねえ・・・。
「そうおっしゃられましても、Yという者は現在おりません。昨年も在籍していたことはございません」
「いないって、あなたが証明するっていうの?あなた何ていうの」
「幸田でございます」
「じゃあ、裁判にすれば教えるのね?」
「ですから、いないものは教えようがありません」
「私がそこへ直接行けば上の人が出てきて教えてくれる?」
「Yという社員はおりませんので、致しかねます。そのYという者は確かにA生命の者でしょうか?」
「主人はそう言ってるし、自分は連絡先わからないからA生命に訊けって言うから電話したのよ」
もう、らちあかねえ・・・。
「わかりました。それでは私どもから直接ご主人様に事情を確認させていただきたいと思います。ご主人様にお電話差し上げてもよろしいでしょうか?」
私は奥さんから旦那の職場の電話番号を聞き出し、電話を切った。
実際にはもっとごたごたしゃべったのだが、どうやら奥さんは旦那の携帯だかパソコンだかのメールを見て浮気を知ったらしい。メールの中に申込書の訂正がどうのという内容があったので、問いつめたらA生命の社員と契約と引き換えに関係したと白状したようだ。
しかしなー、うちの社員じゃなくて他社だったとしたって、今どきそんなことやるかいな。そりゃー、保険金額1億円とか、一時払い保険料が数千万とかの契約なら手数料も相当の金額になるからやるかもしれんけど(でもばれたら懲戒免職、退職金なんか1円ももらえないし、その手数料も返金させられるぜ・・・)、○○の制度で手数料がでるのは医療保険しかないけど、保険料が安いだけあって、手数料も微々たるもんだ。数千円のために体ははらねえよ・・・。
私は○○担当の営業から電話してもらった。
「なんか、気弱そうな感じの人でねえ、自分の勘違いかもしれませんって言ってそれで終わったよ」
そうかい・・・。つーか、浮気相手の会社名くらい覚えてないのか?メール残ってるんなら、差出アドレスに連絡取れよ。ま、多分返事がないとかアドレスが無効だったとかだったのかもしれないけど。
と、これまでの顛末を先輩に話したら、
「それは旦那が、ただ浮気しただけよりは、相手に誘われたんだという方が奥さんの怒りも少ないと思って、保険会社の社員に誘われたという話を作ってうちの名前を出したのかもね」
まー、世の中にまことしやかに流れていたり、週刊誌に書かれる「保険のセールスウーマンは体で契約を取る」とかいうアホな噂を鵜呑みにして、でっち上げたのかもしれんな・・・。だけどね、そこらへんのサラリーマンが契約してくれるような内容じゃあ、体はるほど高い手数料はもらえません!そんなこと信じて、月々数千円とか数万円の契約をするのに「あわよくば・・・」なんて思っているおじさんたちがいるとしたら、アホとしか言いようがないな!
それよりも、家庭内のごたごたを他人のところに持ち込まないでほしい・・・。そもそもそんなメール残しておく旦那が馬鹿だっつーんだ。消しとけ!