体調不良だったにゃんこは、土曜の夜から急激に悪化、日曜の朝には横たわったまま訴えるように鳴くばかり。
「日曜・・・行きつけの獣医は休みだ・・・『急患のときはこの限りでない』とか書いてあるけど、留守電で出ないし。日曜にやってるとこあるのか・・・?」
電話帳で近所の病院を探す。実は徒歩10分のところに獣医があるが、そこの医者と奥さんらしい人の態度が気に入らず、二度と行く気がしないのだ。
結局道がわかりやすい隣りの市の病院へ。
待合室の長椅子の隅っこでは、ペットに話しかけるおにーさんが。おにーさんの陰になってよく見えないので、まだ小さいのだろう。・・・しかし、この猫なで声・・・けっこーごつくてデカイおにーさんなので、ミスマッチ・・・。医者に呼ばれておにーさんが抱き上げたのは、灰色のちびニャンコ。きゃ、きゃわゆい・・・そりゃー猫なで声にもなるわな。でも、これが子犬なら多分また口調は違ったんだろうなー。
猫・・・。それはどんなおっさんでもメロメロにさせる魔性の動物なのだ・・・。
さて、うちの番。にゃんこをキャリーから出そうとしてもしがみついて出て来やしない。医者がキャリーを押さえ、私が中に両腕を突っ込んでさんざん苦労して引っ張り出す。
吐いてばっかなので腸閉塞とかを疑っていたのだが、なんのことはない、猫は尿路結石だった・・・複数飼っていると、ちゃんとどの子がトイレして、してないかがわからないのだ。血尿が出ていれば気づくのだが、いきなり尿が止まったのか、それもなかったしな・・・。
圧迫しても尿が出ないので、カテーテルを入れて尿道を洗浄することになった。1泊入院とのこと。その前にとりあえず注射と全身麻酔用のシャントをつけるため、腕を毛刈りした。医者がバリカンで刈っているのを見ながら、つい「こんにちは。毛刈りの窓の時間です」※と頭の中で呟く・・・。※『動物のお医○さん』参照
右腕に「毛刈りの窓」ができました
翌日の夕方、迎えに行った。キャリーに入れられていたので持参したキャリーに入れ直そうとすると、「あ、今出さないほうがいいですよ。興奮してるので鎮静剤打ちましたが、ほら、顔見てください」医者と一緒にキャリーを覗き込む。・・・あら、ホント。瞳孔開きまくりで目がギラギラしてるよ。それにしても鎮静剤って・・・お前、お医者さんに何したんだよ・・・?
しょーがないのでそのままお持ち帰り。またキャリーを返しに来なければ・・・。めんどい・・・ちなみに治療費は30,400円だったよ・・・
「あ、処置のため、お尻も毛を刈りましたから」
あら。大事なところが丸見え・・・
これでもう安心、と思ったら、結石を溶かす特別の処方食をもらったというのに、昨日も今日も一口も口をつけない。おいおい、ハンストか?!いいんかいな・・・と思っていたら案の定、なんかトイレで動かないんですけど・・・?また悪化してるのかなあ・・・?明日は会社の飲み会なんだけど・・・パスして帰ってきた方がいいかな・・・でも私、幹事だしな・・・しかも自分が「食いてぇーっ!」と選んだフレンチなのにな・・・