フルール・ダンテルディ

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コータ闘病日記2022.4.11~再び食欲不振からの脱出

2022年09月02日 | 猫ばか日記
 4月11日、検査のためAICへ。当日絶飲食のため、他の猫も巻き添えで出かける直前まで朝ご飯抜きにされた・・・。CT、腹部X線、血液検査の結果、リンパ腫の再発転移は見られず。貧血も改善していた。体重は3.35キロ。減ってるなあ・・・次回より抗がん剤2クール目を開始することにする。検査代81,400円。流動食1本1,166円。
 4月13日、コータの右目の目やにが緑色なことに気づく。うちで飼っているムギが猫風邪ウィルス持ちで、ウィルス性の角膜炎を患っていることもあり、うつったのではないかと心配になってH病院へ。「1匹かかってたら、多分全員ウィルス持ってるよ」と言われてガックリ膿っぽいので抗生剤の目薬を処方されて終了。2,750円。
 4月18日。体重3.35キロ。血液検査は問題なかったので、ビンクリスチンを投与。制吐剤と点滴をして36,850円。H病院にて流動食1本購入、1,166円。
 4月19日午前。コータの鼻にすでに固まった鼻血がこびりついているのに気がついた。元気も食欲もない。抗がん剤翌日にもう食欲不振になるのは早すぎるし、まさか鼻腔に転移?と真っ青になってAICに電話をしたが、午後から外出予定があり診察できないというので、翌日に予約をした。
 4月20日、AICへ。コータを鎮静剤で眠らせて頭部X線検査、および鼻腔カテーテルの右鼻から左鼻への入れ替えを行った。先生曰く、「消化器型リンパ腫が鼻腔に転移することはまず考えられないし、X線で見た限りは異常はないので、ずっとカテーテルが入りっぱなしだから炎症を起こしたんじゃないかな」そういうものなのか・・・?リンパ腫だからリンパ液に乗って全身どこでも転移しそうな気がするが。素人にはわからん!
 カテーテルは結構固く、鼻の穴から出たところで無理矢理曲げて脳天に瞬間接着剤と医療用テープで張り付けているのだが、まっすぐに戻ろうとする力が強いので、しょっちゅう剥がれてしまう。そのたびずらして貼り直すのだが、剥がれるときに毛根ごと毛が抜けて、ハゲができる。終いには留めるところがなくなって頬に張ったが、そこも皮膚ごと剥がれて痛々しい。検査、麻酔、カテーテル処置等で33,550円。この日もコータは食事をとらず。
 翌日もコータは食欲不振で自発的に食べなかったので、カテーテルで流動食を4回注入。しかし夜中に流動食を吐いてしまう。吐き気があるのに、栄養が必要だからとたくさん入れ過ぎたか、と反省・・・。
 翌22日にH病院へ連れていき、制吐剤と抗生剤、ビタミン剤を注射。栄養とT2号輸液(脱水補給)を点滴。流動食も1本もらい、5,686円を支払い。3.25キロ。また痩せた・・・
 ただ、13日からの目やにはほとんど出なくなっていた。鼻血のことも考えると、おそらく鼻腔内で炎症が起こり、目と鼻はつながっているからその炎症が目にも影響して、炎症性の目やにが出たのかもしれない。
 23日、コータは何度もトイレへ行って、何も出さずに戻ってくることを何度か繰り返した。オシッコは出ているから便秘?コータは力みすぎると胃液を吐いてしまう癖があるので、便を出してもらえないかH病院へ連れていく。先生が腹を刺激してくれたが、「出口付近に小さい塊があるが、押しても引っ込んでしまう。多分自分で出せると思うが、明日も出なければ月曜にAICに相談して」とのこと。再診料のみ880円。
 25日。AICへ行く日だ。早朝4時ごろ、2階のトイレにコータが来てふんばっている様子だった。我が家は1階と2階にトイレがあって、猫トイレもそこに置いてある。2階は夫婦の寝室しか入れないので、コータは朝、私を起こしに来る時しか2階に来ないし、病気になってからは階段を上がるのが億劫なのか、起こしにも来なくなっていた。それをわざわざ上がって来てトイレを使っているということは、やっぱりうんちが出ないのが気になって、本人も何とかしようとしているのだろう。
 AICではX線で腸を見てもらったが、空っぽだった。何で?と考えると、1階の猫トイレの前で(中ではない・・・)下痢便が大量にしてあったのだが、下痢しやすいムギではなく、コータの仕業だったのかもしれない。結局先週から食欲がない状態が続いていたので、抗がん剤は打たず脱水のため点滴だけして終了。29,150円。その後H病院へ行き、抗生剤を注射。3,278円。
 28日、朝、流動食を飲ませた後、吐いてしまう。今日はH病院は休診日なので、AICに電話。午前中は予約が入っているとのことで、午後に診察してもらった。エコー検査と制吐剤注射、点滴。10,450円。
 29日、コータが朝ご飯に口をつけた。その後も吐かず。抗がん剤の副作用がおさまり、制吐剤が効いた?20日から28日まで流動食だけで栄養を摂っていたわけだ。やっと長いトンネルを抜けた気分だ。翌30日も5月1日も今までが嘘のようにご飯をもりもり食べた。いろいろな試供品を取り寄せたり、以前好きだったカリカリから、めったに食べさせなかった高級な缶やパウチまで、試しまくっては見向きもされず、他の猫に食べてもらうという日々が続いていたが、前は特別なご褒美としてあげていたシーバをことさら喜んで食べてくれた。1粒ずつあげると、次から次へと食べてくれてほっとした。(実はその後、またシーバを食べなくなってしまうのだが、これからしばらくは最もよく食べると重宝した)
 結局、4月18日からの2週間は病院へ7回通ったことになる。コータの闘病中、一番大変な日々だったと言えるかもしれない。