フルール・ダンテルディ

管理人の日常から萌えまで、風の吹くまま気の向くまま

老にゃんこ腎臓病闘病記その1

2013年06月30日 | 猫ばか日記

 その1と書きながら、私は何年も続ける気満々ですけどね。その100くらいまで!
 平成8年生まれの最愛のにゃんこ、センドー。言うまでもなく、当時最愛のキャラだった仙道彰からいただきました。なので動物病院ではいつも「○○○(仮名)」で登録しております・・・。
 今年になって、やけに水を飲むなあ、とか、それに比例しておしっこの量が増えたなあ、とかいうことに気がついた。体重は数年前から減り始め、もっとも重かったときから700グラムくらい減り、それについては、もう老猫で、食事量自体が減っていたから仕方ないと思っていた。しかし5月、1泊旅行したため猫の世話を姉に頼み、姉から「センドー、やけに痩せてない?」とメールがきて「前から痩せてたよ。年だからさー」と返しつつ、やっぱり気になり始めた。そんなとき老猫についてのネットの記事が目に付き、「あれ?もしかして・・・」と不安になり、最初は「甲状腺亢進」じゃあないかと疑った。その頃、もともと長毛で毛玉を吐いたり、胃が丈夫じゃないのか若いときからよく吐いていたのだけれど、その回数が増えていたからだ。それで、日曜日に行きつけの動物病院へ連れて行った。
 医者は症状を聞いて「腎臓病の可能性が高いです」と言った。「体重は去年と変わってませんが、もう老人ですからね。確定診断をするなら検査入院してもらうことになります。血液検査や尿検査、エコー検査で腎臓の萎縮がないか診なくてはいけませんから」
「入院?!」
 私はとんでもない、と思った。なぜなら老猫というのは私も重々わかっているので、なるべくストレスを与えたくないのだ。人懐こいが、決しておっとりした性格ではない。あとから引き取られてきた若い新人猫たちに、何年たっても虫の居所が悪いとケンカをしかけていくような子だし、私のトイレにも風呂にもついて来る執着心の強い、むしろ神経質な猫だと思っている。そして注射のときには激怒して大暴れ、いつも麻酔で眠らせてからしかできないくらいだ。(注射嫌いはこの医者のせいだけどさ・・・。だって前に行っていた医者では、全然嫌がりも怖がりもしなかったんだから。注射は首に打つのが常識だろ?素人の私だって知ってるのに、初めてこの病院で予防注射を受けたとき、おとなしくしているこの子や他の子たちに対して、腰に注射打ったんだもん。そのとき「こいつ・・・ヤブだ・・・」と思ったが、病院内の清潔さ、勤務している女性たちの対応のよさ、駐車場の広さは気に入っているので、そのまま通っていた)
「入院できないなら、とりあえず療法食に替えて、様子見ますか。サンプルをあげますから、どれを食べるか試して、食いつきのいいやつを購入して食べさせるようにしてください」
「わかりました・・・」
 というわけで、腎臓病の猫用療法食、ドライ3種とウェット2種の試供品をもらって帰った。
 家に帰ってから、エコーはさすがに麻酔しないと(毛刈りも)やらせないだろうから無理として、血液検査だけならできたんじゃねえ?それでだいたいの診断はできるんじゃないのか?と気がついた。それとも血液検査も麻酔しないとだめだと思ったのか?やっぱヤブだな・・・。
 その夜から療法食を食べさせ始めたのだが、普段はウェット・フードの方が好きなくせに、全く口をつけようとしない。ドライフードにウェットフードを添えると、ドライも食べない。どうやら匂いが嫌いらしい・・・。ドライだけなら食べるので、なんとかなりそうだ・・・とネットで注文。
 ところが、次の週、4日間連続で明け方に2度ずつ嘔吐。黄色い胃液だけを吐く。なにしろ明け方2時から5時くらいにかけてなので、一旦目が覚めるとなかなか寝付けない私も寝不足でふらふらの状態で会社へ行く羽目に。いくら猫は吐くのに慣れていると言っても、やっぱり体力を使うし苦しいのに変わりはない。これはまずい、と会社から帰ってから病院に電話。吐き気を止める薬はないか尋ねる。受付の人が医者に訊いてくれ、出してくれるというので、車を飛ばして取りに行った。
 療法食のウェットは食べてくれないので、いつものウェットフードに薬を混ぜて食べさせたが、よくよく考えると、本で読んだが吐くのは腎臓で解毒できなかった毒素を吐いているのだ、とあった。だったらただ吐くのを止めさせたらまずいんじゃないか?とネットで同じように腎不全の猫を飼っている方のブログを読むと、毒素を吸着して排出させる薬を利用しているという。他の方も薦めていたので、私もすぐネットで注文した。
 薬が効いたのか毎日嘔吐、というのは止まったが、やはり全く吐かなくなったわけでもなく、とりあえず5日間飲ませて、それ以降は飲ませるのはやめた。
 とはいえ、直ることはない、ただ悪化させないことが肝心、という腎臓病。悪化していないかどうかの管理をしていかなきゃいけない。それには検査で数値を見るしかない。私は、病院を変えることにした。私が引っ越してきてから1年後くらいに開業した近所の病院だ。ここはムギを拾ったときにペットホテルとして利用したところだが、駐車場が少し離れているのと、正直言って清潔感がちょっと・・・ということで、かかりつけにする気がなかったのだが、何しろ近い。しょっちゅう検査に連れていくのなら、近いほうがいい。それにどーも今の先生はヤブだしな・・・。というわけで、血液検査のため連れて行った。
「17歳になるにしては毛艶いいですね」
 褒められる。が、採血しようとした先生は、うなって怒って暴れるセンドーに閉口して、「17歳にしては・・・やんちゃですね」「はあ、すみません・・・いつもこうで」本当は暴れん坊と言いたかったのであろう・・・。爪で怪我を(人間が)しそうなので、バスタオルでくるみ、助手さんと私と先生と3人がかりで押さえ込みながらようやく採血。これが毎回繰り広げられると思うとぐったりだ・・・。
 終わった途端に自分から診察台を飛び降りて、さっさとキャリーに入るセンドー。お前な・・・。
 30分後、検査結果が出た。正常値の範囲内の項目でも、脱水傾向を測る項目はやっぱり数値がぎりぎり。腎機能の異常を示すBUN(尿素窒素)とCRE(クレアチニン)、AMYL(アミラーゼ)が正常値オーバー。でも、思ったよりも飛びぬけて悪い数値ではなく、ほっとした。先生も「この数値を維持できれば、まだまだ長生きできますよ」と言ってくれる。「ただ、数値が悪くなっていないか監視する必要があります。2、3か月ごとに血液検査を受けてください」とのこと。
「悪化するようなら食事の外に薬も出すことになりますが、この子薬飲みますか?」
「餌に混ぜれば・・・。今はヒルズのドライのk/dと、ネフガードを混ぜてます」
「ネフガード飲ませてますか。それはいいですね」
 良かった。猫仲間(勝手に仲間扱い・・・。いやいや、猫キチなら見知らぬ他人でもみんな同士さ!)の情報は正しかったよ!ただ、ドライだけだとやっぱり味気ないせいかあまり食べないので、食べる楽しみもないとな、と少し普通のウェットフードもトッピングして与えて、それにネフガードを混ぜ込んでいる。顆粒なのでドライフードにはあまり絡まず、皿に落ちてしまうからだ。
 前々から人様の猫の闘病記だのなんだののブログを読んではだーだー泣いていた私だが、この頃はそれに拍車がかかり、かわいい猫の写真を見るだけで涙が駄々漏れだ・・・。しかし!世界で一番愛している、最愛のこの子が35歳まで生きて、一緒に老後を過ごすという望みは捨てていないぞ!


抵当解除したよん

2013年06月23日 | 人生2度目のローン(涙)への道

 実は5月には抵当解除手続きが終わって、今月頭には完了通知を受け取ってきたんですけどねー。

 4月にローン一括返済をして2週間後くらいに、信金から委任状だの弁済証書だの書類が郵送されてきた。そこでネットで調べて登記申請書を作成して、半日休暇を取って法務局の管轄支局へ持参したわけだ。そこで窓口に人にチェックしてもらったんだけど、不要だった抵当権設定契約証書を見た役所の人が、「他の権利者(つまり土地の所有者である私の親)の委任状もいる」、と言うわけですよ。がちょーん、前に手続きしたときはいらなかったのに・・・って、前のときは契約証書持っていなかったから当然土地も家も私1人が権利者だと思ってそのまま手続きが進んだのであろう・・・いいのか?(笑)信金の委任状の下に追加で書いてください、ほんとは良くないんですけどねー、と窓口の人が機転をきかせてくれて(まあ設定ならともかく解除だし、親だし、姓も同じだから持参の印鑑が使えるしさあ・・・)、そこはクリア。他に細かいところを直して受理された。
 しかし、1週間後、支局から電話が。「・・・本来なら信金さんが書くべきところなんですけど、○○信金さんはいつも書いてなくて私たちも困っているのですが、やってくれないので、幸田さんに来ていただきたいのですが・・・」
 ・・・訳がわからん。私のミスじゃなくて信金が出してきた書類に漏れがあるが、信金は来てくれないので私にやりに来いと、そういうわけだな?
「いやだと言ってもやらなきゃ解除できないわけですよね」「まあそういうことです・・・」
 しょーがないのでまた半休を申請してよろよろと支局へ。電車で行くと駅から徒歩25分。遠い・・・。しかもその日はまたもや夏日で(申請した日も夏日だったのだ)、気温はかる~く30度を超えていた・・・。
 結局信金の書類のもれは、弁済証書に肝心のどの物件についてなのかが書いてなかったという・・・。
 おいそんなこと、金融機関が書かなきゃアカンだろう?!私も窓口の人も(窓口受付の人と、実際処理する人は別の人)、まさか金融機関の書類にミスがあるなんて思わないから、最初からチェックなんてしてないっつーの!私の半休と交通費返せ!知多信金!(腹が立ったので実名出してやる)
 これでやっと終わった・・・と、申請後○日以降に完了通知を受け取りに行かねばならないのだが(指定された日以降はいつでもよい)、続けて半休を取ってしまったので、しばらく放っておくことにした。(郵便でも送ってもらえる、というネットの情報もあったので、実際申請時に申し出たら、「そんなことやってる?」という反応であった。しかも「最低でも簡易書留でないと送らない」というので、80円切手しか持っていなかった私はあきらめた・・・。来る途中にあった郵便局まで切手を買いに行くという選択もあったが、とにかく30度超えの炎天下を25分歩いてきて、さらに往復800メートルを歩く気力がなかったのだ・・・。そもそもそんなこと、法務局のHPに書いておけっつーの!)すると、火災保険の損保から、「抵当はずれたから証書を返すよ~ん」と郵便が届いた。ん?まだ私は完了通知を受け取っていないのに、なぜ知ったのだ?完済の事実については信金から連絡は行くかもしれないけどさあ、完了通知は自動的に信金へ送られるわけでもないのに?(実際、取りに行ったら金融機関用とあわせて2通もらった。信金からは通知くれと言われてなかったので、2通とも私の手元にある)それとも信金か損保かが法務局に問い合わせでもしたのか?不思議だ・・・。


2013明治探検隊トリックⅣ・撃沈・・・

2013年06月17日 | お出かけ

 昨日おとといとイベント続きで疲れきり、ブログの更新なんてとてもできませんでしたよ。ああ、歩きすぎで膝が痛い・・・。軟骨磨り減ってるんじゃねえか?
 こんな老体を1日中歩かせる明治探検隊が憎い・・・(←じゃ行くなよ)。全問未解決という結果がまた疲労を倍増、気力を消耗させたのことですよ。あまりの暑さに熱中症寸前だったし!トホホ・・・
 昨日、いつものメンバーマイナス1(私を探検隊に引きずり込んだ同僚Yちゃんは、ジョギングのしすぎで足の腱を痛め、1回休み)で、明治村へ。トリックⅢが割合スムーズに解けたので、意気揚々と入村し、購入した探検の書を開く・・・。
 無言・・・
「・・・ちょっと、どこかで座って考えようか・・・」「そうだね・・・」
 裁判所の傍聴席に座りながら、まるで被告のようにうなだれる私たち。取り掛かるところがまるでない。かろうじてAちゃんが「□□□の泪」を解いたので、とりあえずそこへ行ってみる。途中、私は「腹が減った」とコロッケを購入。平日と同じ時間に起きたので、すでに朝食分のエネルギーは消費してしまったのだ。
「乙はこの近くなのかな?」図の×印のある場所のヒントは△△じゃないかと思ってその近くを探したが、ない。「うう~ん、例によって縮尺めちゃくちゃで、近くじゃないのかもよ」「似たような形の建物ない?」とそれっぽいところに移動。しかしそれらしきものはない。仕方がないので別のヒントにとりかかる。移動途中で昼食。「食道楽のカフェ」のカレーは意外と辛い・・・。
 前半の意味がさっぱりわからないので、後半のある単語だけを手がかりに候補を2つに絞り、1つ目に行くと・・・「あった!」「・・・けど、前半のヒントは何なの?後半だって、全然意味わからん・・・。ほんとにこれ、このヒントの解答なの?それすら自信ないよ・・・」「うん・・・。とりあえず偶然でもいいから1つ見つけたということで、次行こうか」
 で、「時に関係するものってない?」「そういえば○○のところに△△があったよ」「なるほど。なんとなく後半の文章にも合うしね~」・・・しかし見つからず。よろよろと「蝸牛庵」の縁側にたどり着き、休む。暑い。考えても同じことしか浮かばない。ひらめきなんて無理だ!頭痛と眠気で居眠りするワタクシ。前日はTMRのライブだったので、その疲労(立ちっぱなしだからな・・・)と睡眠不足(一緒に行った同僚と呑んでから帰ってきたのでな・・・)が今頃出てきたようだ。
「幸田さん~、もうローラー※しかないから、●丁目行って順番に歩いていこう」「了解・・・」※ローラー作戦。ヒント関係なくすべての建物、通路をしらみ潰しに探すという、過酷な作戦である。もはや謎解きでもなんでもない・・・
 だらだらと村内を歩き始める私たち。「ここまで来たならここ行きたいんだけど。このヒントで、こう解釈したんだけど、どうだろ」「あ、私も同じこと考えた。行ってみようか」目的の建物へ来てみると、一方が修理中で入れなくなっていた。「○○が○○にって、こういう意味?」「まさか~。全然さっきのヒントと離れてんじゃん」と言いつつうろうろして、「あれ?ここも△△があるよ」「まさかねえ・・・え?」メガネをかけても視力0.2の私には見えなかったが、コンタクトのIちゃんがつかつかと近寄り・・・「あった!」「うそ!なんでこんなところに?!」「い、意味わかんないよ!」
 全然ヒントを解けないまま、2つ目の解答発見。あまり・・・あまり・・・嬉しくない・・・。
 またもやだらだらと歩き、途中人だかりを発見。覗いてみると、どうもトリックⅤの最終キーワードがあるらしい・・・。ううう、まだⅣも解いてないのに!
 Aちゃん「かき氷が食べたい・・・。今年はシロクマ売ってないのかなあ?」「汐留バー行ってみる?」しかし、今年は去年のようなかき氷フェアをやっておらず、しかたなく屋台をめざす。が、考えることは皆同じで、すごい行列が。待ってられん、とアイスバーを買って食いながらうろうろしていると、Iちゃんが目線で示した。「あそこに列が・・・」Iちゃんが見つけた行列のところへ行ってみると、なんと、Ⅳの最終キーワードを確認する行列であった。
「こ、こんなんでいいの?」「謎なんて実質ひとつも解けてないのに!」「でも並ぶしかないよ・・・」
 あっけにとられながらも私たちは列に並んだ。どうもみんな時間がかかっている。単純に見られるようになってないようだが、だからといって列ができるような解答にしちゃだめだよな・・・。バレバレじゃん!
 解答をメモして、気持ち的に余裕の出た私たちは、「もうちょっと探そう・・・」とローラー作戦続行。そこでひょこっと発見。やっぱりそこにある理由がわからない・・・。あてはまりそうなヒントが見当たらないのだ。
 たぶん、根本的な考え方に気がついていないのだろう。絶対ヒントだと思われるカードも活用できてないし!しくしく最後の一つはどうしても見つからず、全員体力の限界でギブアップ。ⅣはⅢと違って3つだけでは最後の解答を導き出せない。あの列に出会わなければ、合格印をもらえなかっただろう。ああ、消化不良この上なし!
 というわけで、Ⅴには突入するけど、その最中でも後でもいいけど、なんとしても謎を解きたいぞ。でないとこれでは、Ⅳをクリアしたとはとても言えない!行けなかったYちゃんにも今日、「合格印はもらったけど、謎はひとつも解けてない・・・」とどんより報告。次回は参戦とのことなので、4人の頭を突き合わせて、今度こそ自力で謎解きだ!(・・・Ⅴの最終解答も、いくつかのヒントも偶然見つけちゃっているけどね・・・。いやいや、目標はヒントのコンプリートだからね!)

 


わかりやす過ぎるオレ・・・

2013年06月10日 | 極めて日常茶飯事

 今日、同僚のT氏がD代理店を訪問した。そこは某企業の職域保険の事務をしているため、私はそこの社員さんとはしょっちゅう電話でやりとりをしている。帰ってきたT氏がにやにやしながら私のところにやってきた。
「D社のSさんがね、幸田さんに一度会ってみたいと言ってたよ」
「はあ、そうっすか」
「なんでかというと、自分が想像している幸田さんと一致するかどうか確かめたいんだって」
「は~、どんな想像しているんですかね」
「さばさばしてて、化粧っ気とか飾りっ気がなくて、女っぽくない・・・あ、僕じゃなくてSさんが言ったんだからね」
 いーよ、みんなそう言うから!うぬう、なんでみんな電話だけで見抜いちゃうかな。私はと言えばたいてい、電話でさんざやりとりした相手でも、会ってみるとたいてい想像と違う・・・。まあ、5回以上会って向こうはすっかり私と親しくなったと思っているのに、私の方は会うたび「誰だっけ・・・」とさっぱり覚えていないという、対人間記憶力&興味ゼロの女だからな・・・。
 なんだかなー、と思いつつ会社帰りにチケット屋へ。ネズミの国の株主優待券を売りに行ったのだ。先日、新聞で、ネズミの国の入場券は入場時に穴を開けない方式に変わって、株主優待券も使用前か使用済みか判別がつかなくなったため、一部のチケット屋では扱いを取りやめたという記事が載っていたので、売る前に扱っているかどうか聞いてみた。「そうなんですよね。だから優待券を送ってきた封筒ごと持ち込まれた場合に限って、これまで通り5千円で買い取りしてます。あ、お客様はいつも来てくださるから、このまま5千円で買い取りしますね」・・・なんで私の顔を覚えているのだ・・・。確かに、会社で使う切手をいつもここで買うけど、1、2か月に1回くらいだし、個人的に来るのはもっと少ないぞ。向こうから見れば何百人の客のうちの1人に過ぎないと思うのだが、客商売の人はこれが当たり前なの?だとしたら私は絶対、全く、これっぽっちも、客商売には向いてないわー。それとも私が覚えやすい顔なのか??わからん・・・。


あじさい年記

2013年06月10日 | 極めて日常茶飯事

 なんで日記じゃなく年記なんだ、というと、だいたい年1回この時期、我が家のあじさいが咲いたとかなんとか書いているからだ。・・・若者の1年1年は全く違う出来事が起こり、全く違う新しい時間なのだろうが、この年になると毎年毎年ほぼ繰り返しなのだ。年年歳歳花相似たり。人も同じようなもんだ。まあ年はとったらとっただけ体も頭も衰えるけど!
 で、今年のあじさいは・・・剪定を失敗して、1枝しか咲いておりません・・・。ちゃんと花が咲き終わったあと、わき目のある葉の上で切ったのだが、真冬に葉っぱが出てきてしかもちぢれたようなやつだったもんだから、「真冬になんで伸びるんじゃい!」(いつもだと枝だけで冬を越すのだ)と寒さでやられることを心配して切ってしまったのだ。案の定、花芽が入っていたらしく、今年は花が咲かなかったというわけだ。少し早く切りすぎた、ということか・・・
 さて、つるバラが咲き終わり、花びらが散って行くタイプだったら良かったのだが、うちのは枝についたまま花が茶色く萎んでいくので、見た目が汚らしくなってしまった。しょうがなく重い腰を上げて咲き終わった枝を切って切って切りまくった。テントウムシの幼虫とさなぎがいっぱいいたので、それらは残す。テントウムシは好きなのだ・・・。そういえば今年はアブラムシを見かけなかった。テントウムシたちのおかげか?が、できれば幼虫じゃなくて成虫の姿が見たいのだがなあ。幼虫はあんまりかわいくないよ・・・。
 トゲに刺されまくりながら、切った枝をゴミ袋に詰めていると、通りかかった近所のじーさんが、「あれー、思いきり切っちゃったねえ!」と声をかけてきた。「大丈夫っす。また来年伸びますんで、これくらいはげちゃっても・・・あわわ」やべ。おっさん、つるっぱげじゃないけどやや薄い。気にしているかもしれん。
「丸坊主にして・・・いやそのー、全部切っても来年にはもっさもさですから!」「あそーなの。ならいーね」おっさん、聞こえていたのかいないのか、自転車で去る。
 次に、すっかり枯れてしまったポピーを引っこ抜く。別に植えたわけでも育てていたわけでもないが、たぶん園芸種が野生化して、日本中に生えまくっていると思われるオレンジのような色のポピーが、我が家にも勝手に咲きまくっていたのだ。花が咲いているときはまあ綺麗だからと抜かずにいたが、花が終わるとにょきにょき枯れた姿が残って、手入れしていない庭がますます荒れた印象になるので、それを抜いた。それから種だらけになったスミレも・・・ぎゃっ!
 なんということだ、スミレの株のところに巨大な幼虫が。しかも黒にオレンジのド派手な模様、トゲトゲもあって、いかにも「危険!近寄るな」という外見。しかも3匹。「ううう、また蛾の幼虫かしら・・・。うちにはどうしてきれいなアゲハとかシジミとかじゃなくて、イラガとかこんなんばっか・・・」触らないよう気をつけて、枯れかけたスミレも抜いてゴミ袋へ。
 やれやれ、疲れたよ・・・と家に戻って昼食を食べ、そうだ、あの幼虫は何の蛾かな、と昆虫図鑑を開くと、あの毒々しい幼虫の写真が。・・・「花壇やプランターで育つツマグロヒョウモン:町に住む幼虫は花壇やプランターに植えられたパンジーなどの栽培スミレを食べて育つことが多い」ありー。意外ときれいなチョウやんか!しまった、スミレ抜いちゃったら食べるものなくてさなぎになれないじゃん!
 私は慌ててホームセンターに車を飛ばし、パンジーの苗が売っていないか探したが、うちのスミレが枯れていたように、もう季節は終わっていて、もちろん全く置いてなかった。
 がっくりと戻ってきて車から降りると、私の目の前の足元を黒にオレンジのヤツが歩いていた。い・・・意外と速い。一生懸命歩いて(?)いる。さっきの場所からどこかへ行くのではなく、どこかから元の場所へ戻っていくところだ。なんだか、マンガだったら「せっせ。せっせ」という擬音と、「」マークが描かれるような一生懸命さだ。もしかしたら小さめの2匹を待たせて、このでかい奴がほかにパンジーが植わっていないか探しに行ってきたのだろうか、となんだか胸を衝かれた。「すまぬ・・・もうスミレもパンジーも売ってなかったんだ・・・」イラガには殺虫剤をぶっかけまくったくせに、人種・・・じゃない虫目・・・目(もく)じゃないな。チョウもガも同じ「チョウ目」だから、「虫科差別」とでも言うべきか?とにかく虫差別が激しいな!
 翌日の朝、ツマグロヒョウモンの幼虫は、玄関先をうろうろしていた。一晩寝て、明るくなったので新天地を探しに行くところであろうか。すまん・・・今度お前たちの仲間を見かけたら、たとえ枯れかけでみっともなくても、成虫になるまでパンジーは抜かずに置いておくよ・・・!
 


昨日のありがちな休日

2013年06月02日 | オタクな日々
 あ・・・。やっちまった・・・。
 つーか、やってくれたぜ、このノートパソが。
 デスクトップからノーパソに替えて数ヶ月。いまだにこの子の暴挙に泣かされております・・・。入力途中で勝手に違う行へカーソルが飛んで行ったり、さんざ入力したあとにいきなり数行消してくれたり、ひどいときは「WEBの更新が切れました」とかなんとか、開いていた画面ごと消しやがる
 というわけで、「校正済んだから記事アップしよーっと」とちょっとマウスを動かしたとたんに、1時間かけて打ち込んだ記事を全部消され、泣く泣く再入力しております・・・。しくしく

 昨日は文楽を観に行った。とその前に、ア○メイトへ寄った。前日に発売された「Peace Maker 鐡」のanimaxDVDを買うためだ。前にも舞台を観る前にスパコミのカタログを買いに行ってレジで大焦りしたというのに、私はア○メイトの混雑具合を舐め過ぎている・・・。
 その日は誰かのサイン会が行われていたらしく、混雑に拍車がかかっていた。1階のレジの列は店内を一周し、通路には人が溢れてろくに歩くこともできない。「コミケの外周よりはましだけど、人気ジャンルの島通路ぐらいの混み方・・・!」しかも私の行き付けの本屋ならいざ知らず、どこに何が置いてあるのかわからずに2週しても見つけられない。もしかしてCD・DVDフロアなのかと3階へ移動。新譜コーナーで探すがない。そこで予約コーナーのお兄さんに聞いてみた。「昨日発売のピースメーカークロガネのDVD、どこにありますか・・・」「それなら1階のコミックス売り場ですよ」マジか!どうやって探せと?しかも開演まで時間がなくなってきたぞと青ざめかけたら、お兄さんは「聞いてみますね」と電話をかけ、「ありました。持ってきますのでお待ちください」と取りに行ってくれたのだ。なんて親切な・・・!おかげで比較的空いていた3階のレジで会計を済ませ、なんとか開演に間に合った。
 文楽を観るのは初めてだ。そもそも人形浄瑠璃だろ?なんで文楽っていうんだ?というのが長年の疑問もあった。上演前に解説があり、大阪で人形浄瑠璃が発展したとき、人気のある舞台小屋の名前が文楽だったので、人形浄瑠璃のことを「文楽」というようになったのだそうだ。へー。
 演目は「伊達娘恋緋鹿子~火の見櫓の段~」と「曽根崎心中」で、どちらも有名な作品だから初心者には最適かも。「伊達娘」は八百屋お七を題材にし、「曽根崎」は言わずと知れた近松門左衛門作品。
 同じ古典芸能の歌舞伎より、文楽は台詞が聞き取りやすい。(舞台の上に表示も出るけど)地の文に掛詞とか韻を踏んだりとか、和歌のようなテクニックも盛り込まれていたりして、文章としてもきれいな気がする。特に近松作品。さすが文学史に残るだけあるなー。
 舞台を見ながら、「悪魔の花嫁」(原作池田悦子、作画あしべゆうほ)で人形浄瑠璃が題材だった回を思い出していた。私の学校の授業以外からの人形浄瑠璃の知識は、この作品のみと言っても過言ではない・・・。その話で、女の人形には、泣いたり悔しさの表現で袖を噛む仕草を作るため、口に針がついているということが描かれていたのだ。「曽根崎」で丁度そういうシーンがあり、おお、これか、と嬉しくなる。マンガでは人形に籠もった女の怨念を感じさせるシーンとして、「悪魔の花嫁」の主人公美奈子が、その針で手を傷つけられる演出があったんだよなー。ううむ、なんか読みたくなっちゃったぞ。結構美奈子のキャラ好きだったんだよなー。しかしあの話、デイモスが美奈子と契約するのをあきらめてヴィーナスと永遠に地獄(?)で苦しむ以外の結末以外は難しそうなんだよな・・・。だから当時決着つかないまま連載終わっちゃったし。(今再連載してるの?)デイモスが美奈子を好きになったのが敗因よね。(そもそも本人の同意がないと契約できないという仕組みが不利じゃーん)
 帰宅して食事風呂を済ませあとは寝るだけ、という状態にして早速DVDを見る。コミックスでも一番萌えた「左之介が先陣を切って隊士を連れて屯所へ逃げる、新八はしんがりとして追っ手を引き付けることを決めたあと、左之介が新八を抱きしめる」場面・・・。マンガで読んだときは「ひーっ左之×新八かよー?!」とキュン死したものだが、こうして大画面で見ると・・・「ひーっ恥ずかしい!周りの隊士たち、みんな見て見ぬ振りだろうけど、赤面必至だろ、これ!だってどう見たって恋人同士の別れのしっとり情熱的抱擁じゃん!」と悶死。たまらん。やっぱ左之×新八はええのお~
 その夜、ワタクシの見た夢・・・。私が新八で(ずーずーしい・・・)、平助、左之介と一緒に町へ遊びに繰り出した。夜、新八と平助は散歩に出かけたが、新八は「腹が減ったので先に帰る」と平助と別れて歩き始める。ところが宿がわからなくなり(よーするに迷子・・・)、あてもなく町を歩きながらも、新八は、「ま、そのうち左之が探しに来てくれるだろ」と思ってる・・・。な、なにこの「俺は左之に愛されてるし」的な自信は!・・・って、お前が見た夢だろうが!、と起きてから自分で突っ込む・・・。
 ああ、やっぱり左之×新八はいい・・・今夜も寝る前の妄想タイムは、左之×新八の萌えストーリーで決まりだな!