フルール・ダンテルディ

管理人の日常から萌えまで、風の吹くまま気の向くまま

コータ闘病日記を始めようと思う

2022年02月17日 | 猫ばか日記
 私は現在猫4匹と暮らしている。(柴犬も1匹飼っているが、猫と折り合いが悪く外飼いだ)コータはその中で最年長16才の、キジトラ柄のオス猫だ。
 コータは以前勤めていた会社の同僚のお姉さんが、事情があって飼えなくなったのを引き取った猫だ。一緒に生まれた瓜二つの兄弟猫ユータと共にやって来たが、そのユータは4年前に原因不明の病気で亡くなった。今から考えると、脊髄型リンパ腫だったのではないかと思う。そして先日、コータは消化器型リンパ腫と診断され、闘病生活が始まった。
 猫を初めて飼い始めてから早や26年以上が経った。その間、ユータを含め3匹の猫を失ったが、どの子にも後悔しかない。自分の覚悟が全くないままばかりだったので、今度こそやれることを全部やりたいと思うが、すでにうろたえ、悩み、迷い、グダグダ状態。
 そんな私だが、他のニャンコたちが同じ病気にかかったときの参考になれば、とせめて記録を残そうと思う。最初に失った子のことは書くと言いながら書かずじまいだが、後悔がつのり過ぎて未だに思い出すのが辛いので、今後も書けないと思う。
 私も他の猫ちゃんたちの闘病記を見て、涙涙に暮れながら、参考にさせてもらっているので(ありがたい・・・)、少しでもお役に立てば幸いだ。
 なお、最初の頃は記録、記憶もれがあるため、正確でない部分があるが、ご容赦のほどを。
 コータが私が飼った中で一番長生きした子の享年19才を超えて生きることを願って。

我が家に子猫がやって来た・・・って、おいっ!

2020年06月17日 | 猫ばか日記
 皆さん、特別給付金は振り込まれましたか?私の住む町は人口が少ないので、とても早かったですよ・・・。GW明けに申請書が届いて、翌日に発送、15日には振り込まれましたよ・・・。
 最近不吉な音がする洗濯機。近いうちに壊れるんじゃないかと戦々恐々としているワタクシ。給付金はその時のために取っておこうと勝手に思っていたのだが、ある日夫が私をペットショップに連れて行った。そこにメインクーンの子猫がいた。
「ポニョ、抱いてみなよ」
 いきなり何だ?と思いつつ、「抱くだけだからね」と子猫を抱っこ。夫も抱っこ。夫は子猫を店員さんに返しながら、「この子をください」
 は?何だって?!
「いやいやいや
「また後で来ますんで」
 夫は、店員さんの手前ぜったい飼わないよ!と言えない私を連れ出して、車を走らせた。
「どゆこと?!飼わないよ!〇〇万もするじゃん!第一、もしこの先飼うとしても保護猫だよ、ってずっと言ってたじゃん!」
「そうだけど、ポニョの誕生日に何もできなかったことがずっと引っ掛かってたんや」
「いやいや、新婚旅行行ったし、高級レストランでご飯食べたじゃん!」
「あれは結婚1周年だったし、そもそも新婚旅行だったし、それとごっちゃにするのは違うと思ってたんや」
「そんなん、私は誕生日と兼ねててちっとも構わないよ。第一うちには猫3匹犬1匹いるんだよ?これ以上扶養家族増やしたら大変だよ」
「わかってる。それはオレが稼ぐから」
 オイ、自分は会社の主要派閥からにらまれて昇給も賞与も望みないと言っていたくせに何言ってるんだ(←ヒドイ)、ということをオブラートに包んで指摘する。
「まー、それは済まないと思ってる。勘弁してくれ。でも、どうしてもオレはポニョを喜ばせたいんや」
 そこまで言われると、「飼わねー!」とは言えない・・・夫の気持ちをないがしろにはできないからな・・・。
「給付金も入ったことだし」
「・・・私の分に食い込んでるんですけど。つか、洗濯機調子悪いって言ったじゃん」
 ま、私は今専業主婦なので、本気で自分の分とか思ってはいないが、洗濯機のことがあったので、一言言っておきたかったのだ。
「そうだ、洗濯機・・・。でも、結婚するときに洗濯機はオレ予算組んでたじゃん。ポニョの持ってきたやつ使ってるけどさ。だから別に買ってもいいよ」
「壊れたらね」
 夫の気持ちは嬉しいしありがたい。が、先住猫とどうやって生活を分けるか、とか、必要なものを購入しなくては、とか、考えることがいっぱいだ。どうせ準備は全部私がするんだろうな・・・基本丸投げの人なんで!とどんよりするワタクシ
 というわけで、その3日後、メインクーンの女の子が我が家にやって来た。先住猫はシャーシャー言って2階の寝室から降りてこないし、犬は大興奮するし、大変だ!夫は初めての子猫に「可愛いねえ、なごむねえ」とデレデレだ。あっという間に家に慣れてやんちゃぶりを発揮し、家じゅう走り回り先住猫に襲い掛かる(本人は遊んでいるつもり)子猫。私は先住猫に気を使い、子猫の世話と遊び相手をし、疲れるったらないわ!とはいえ、子猫は超可愛い。超噛みつくけど。ウ〇チを台所のシンクにされて、力抜けたけど

 ↓子猫のために用意したケージ。


 ↓やっぱり長毛は可愛いのう・・・。でもブラッシングが大変だ!

 

我が家のニャンコたち

2015年05月17日 | 猫ばか日記
 昼間の私のベッドの上。4匹に占領されております。

 

 このGWに、5匹いた愛猫が4匹になってしまいました。この夏に20歳を迎えるはずだった最愛のニャンコが、腎不全から尿毒症となり、虹の橋を渡って逝ってしまいました。
 ペット葬儀の業者さんにもらった作者不詳の詩を読むと、いまだ号泣してしまう私ですが、もう少し冷静になったらいろいろ考えたことを書こうと思っています。それ以外はいつも通り、アホな萌え話ばかりしてますが。

老にゃんこ腎臓病闘病記その2

2014年07月21日 | 猫ばか日記
 前回から1年が経過しましたが・・・その間、我が家の老猫はあまり変わらず、元気に引越しも乗り切ったものの、最近また毎日のように吐くようになり、おいしくないけどとりあえず腹は減るから食べていた療法食を全く食べなくなってしまったので、こりゃあかんと近所の動物病院へ。
 相変わらず痛いことしないっつーのに体温測るだけで大暴れ。私の腕は流血の惨事だ・・・。「内臓のレントゲンと血液検査をしますので、30分ほどお預かりします」「・・・あのー、注射大嫌いで、怒って大暴れしますので気をつけてください・・・」一応警告しておかねば。備品を壊してしまったら困るからな。
 というわけでぼーっと外の椅子に座って待つ。しかし気になるのが、なんでほかの飼い主さん、ペットやペットを入れたキャリーを、椅子の上に置くの・・・?それ、人間用の椅子だよね。キャリーなんざ床に置いて、他のお客さんが座れるようにすべきだし、だいたい汚くないか?確かに室内飼いだとキャリーも家の中でペットを中に入れるから物理的には汚くないのかもしれないけど、うちもそうだけど、でも、ペット用品なんだからさあ。犬を椅子の上に乗せるなんて論外。なんなんだ一体。
 やっと呼ばれて、獣医さんに説明を受ける。レントゲン写真は異常なし。ただし血液検査が問題だった。アンモニアの数値が高く(正常値は23~78のところ483)、それで気持ち悪くて吐いてしまうのだろうとのこと。あと、吐いているせいだと思われるが、カリウムも正常値より少なかった。
「入院して輸液治療をしてとにかくアンモニアの数値を下げます。ただ、お年寄りだし、検査とか治療とか大嫌いなようで、すごい怒りますしねえ・・・(やっぱ大暴れしたようだ)、入院自体がストレスになってしまう場合もあるので、在宅でシロップのお薬を飲ませて治療をするほうがよければそうしていただいても」とのこと。シロップで薬・・・?ヤツは甘かろうが好物の缶詰だろうが、薬を嗅ぎ分けて絶対食べないので、強制的に口に突っ込むしかないが、私はこれがすこぶる下手なのだ・・・。
「いえ、入院でお願いします。とりあえず1泊してみて、それでどうにもだめなら引き取ります」
 というわけで、そのまま入院・・・。問題なければ3日間の入院予定。もっと早く連れて行けばよかった。もともと病気になる前からよく吐く(長毛のせいか、毛玉を吐くのだ)猫だったので、最初あまり深刻に考えなかったのだ。アンモニアの数値が上がるのも、結局腎不全のせいのようだ。が、なんで血液検査の項目、アミラーゼを調べてないのだ?!猫の腎不全っつったら、これが一番問題じゃないの?わっかんねえなー・・・。
 病院からは今日電話があって、落ち着いているし表情も穏やか。嘔吐もなし。ただ緊張しているのかエサは手つかずとのこと。まあ栄養は輸液で取れるから、逆に連れ帰って輸液もできずご飯も食べずの方が良くなかろう。落ち着いているのならまあいいか、ともう1日預かってもらうことにした。明日、会社から帰ったら引き取りに行かねば。
 ところで、どーでもいいが、獣医さんは私のことを「お母さんは」と言うのだが、う~ん、猫のお母さんということかまあ実際、猫に話しかけるときは「おかーさんはお前のことがだいしゅきですよ~」なんて言ってるから否定はしないが、やっぱ世の中、「ペットは家族」というのが一般的になってきたということなのか。おっさんが大型犬を連れてきても「お父さんは」と話をするんかいな。なんだかなあ・・・。

MYベッドのよくある光景

2014年07月12日 | 猫ばか日記
 昼も夜も、私のベッドは私のものではない・・・。「冬じゃないんだから、せっかくの接触冷感ベッドパッドを暖めるのはやめてくれないかな・・・」1匹、やけに人間ぽくちんまり布団に入ってるな・・・。
    

 週末の我が家はしょっちゅうピンポンが鳴る。宅配便屋さんだ。そのたびに泡を食って隠れるニャンコたち。
    
 でも、頭隠して尻隠してないね・・・。

にゃんこと暮らす

2014年05月06日 | 猫ばか日記
 夏が近づいてきたので、UV機能のあるカーテンを購入することにした。今は2段ブラインドを吊るしているのだが、UV機能がないのでそろそろ日焼けが気になる・・・。なにしろ、休日の昼間は、リビングでテレビを見ているか本を読んでいるかのどちらか。当然リビングは光が入るようにしているし、休日はUVクリームとかも塗っていない。
 で、購入したのがこちら。床上30センチの寸足らず。それはなぜか。猫が外を見るため・・・。
        
 前の家に住んでいたときは、こんな寸足らずにしたら向かいのアパートとか道路から家の中が見えちゃったけど、今はベランダに半透明な目隠しがついているので気にしなくていい。前は猫がカーテンを開けようとして爪を立てて破れたり、体が触れて裾の方が薄汚れたりしたのだけれど、これで解決!

 私のベッドには今、セ○ールで購入した「ラビットファー調ベッドパッド」が敷かれている。これがまた、ふわふわの触り心地で癒されるーこの心地には猫たちもたまらんらしく、私がいない間のにゃんこたちの昼寝場所と化している。
        
 夜、寝る前に「ええい、どけどけ!」とどかすのだが、冬の間は猫たちの体温で温まっていてありがたかったものの、今の気候では、暑くてはっきり言ってありがた迷惑・・・しぶしぶ本日洗濯し、夏用ベッドパッドに換えることにした。冬までさようなら、ふわふわもふもふ・・・。

猫ってやつは・・・

2014年03月30日 | 猫ばか日記
 我が家は「猫と私の暮らす部屋」「私がいるときは猫も入っていいところ」「猫進入禁止」に分かれている・・・。ちなみに「猫進入禁止」の場所とは要するに風呂場とベランダだ。しかし、「入っちゃダメ」と禁止されればされるほど、入りたいのが猫のサガってもんだ。
 なので、出かけるときは「猫と私の暮らす部屋」(LDK部分)以外はすべて戸を閉めてから出かける。普段は朝唯一猫も入ってくる洗面所内(歯磨き洗面をしているとき、戸を開けっ放しだから)を確認してから出かける私だが、その日はうっかり前日のフィギュアスケートのニュースを見ていて出かける時間をオーバー、慌てて部屋を出たため、確認をしなかった。・・・で、そういうときに限って、入ってるんだよなー、猫が。
 会社から帰宅した私は、いつも通り猫たちのエサを並べた・・・が、1匹(老猫)を除いてみな食べに来ず、落ち着きなくうろうろ。「なんだ?みんな腹の調子でも悪いのか?」と猫たちを捕まえようと部屋内を私もうろうろしていると、どれかが鳴いている。「ん?玄関?」と見に行くが、いない。「どこで鳴いてるんだ?」とそのとき、ガリガリという音が。
「げっ!まさか!」と洗面所の戸を開けると、「ニャ~」と出てきたのはムギ。「お、お前、いたんかい!」
 ムギは一目散にトイレに行くでもエサを食べるでもなく、リビングをうろうろ。それからやっとまずはトイレへ。
 私はその間に洗面所と風呂場をチェック。う~ん、おしっこはしていないし、風呂の蓋も開いていない。(風呂水は入浴剤が入っているので、喉が渇いたからといって飲んだら毒だからな・・・)不幸中の幸いと言うべきか・・・と、私は床中にさんばら撒かれた壁紙(出ようとして戸の横の壁を引っかいた模様。数少ないきれいな壁が残っていた場所が、トホホな状態に)を拾ったのであった・・・。
「お前な~・・・。なんでお母さんが出て行くときに鳴いて知らせない?」と、自分のエサをガツガツ(ついでに他猫のエサも)食べるムギの隣にしゃがみこみ、呟くワタクシ。(注:他猫と書いて、ヒトと読む・・・)
 その晩は友人が泊まりに来て、一緒に男子フィギュアスケートのフリーをテレビで観戦。「羽生、おめでとー!でも、マッチー・・・くうっ、マッチーにも勝たせたかったよう!この僅差・・・あのジャンプがしっかり決まっていれば、マッチー優勝だったのに・・・!」とのたうつ。
 私はそのままリビングで、友人は現在ただのウォークインクローゼットと化している部屋で就寝。・・・が、夜中に猫が本部屋の戸を引っかいている音が。うちの猫どもは、いつもこの部屋を開けようと、私がテレビを見ていようと寝ていようと、隙をみては引っかいているので、またか!と「こら。うるさいよ」と起きて部屋の方を覗くと、コータが入り口から慌てて離れて逃げた。やれやれ、とベッドに入るとまた同じ音が。「コータ、しつこいよ!」と再び起きだして見ると、コータは逃げていったが・・・まだ音がする。「まさか?!」
 引き戸を開けると、足元に猫が座っている。「誰?!」と触ってみると(メガネもかけず電灯もつけていなかったのだ)、ふさふさの毛並み。老猫であった。「お前な・・・いつも要求するときはうるさいくらい鳴くのに、なんでこういうときに限って鳴かない?!」どうやら友人が本部屋に出たり入ったりするときに入り込んだらしい。で、気づかず閉めた、と。私は中に入らなかったからなー・・・。
 朝起きて、どうして猫は真っ暗で誰もいないところに閉じ込められても、鳴いて知らせないんだろうねーという話を友人にしたら、「そりゃあそのときは『しめしめ、いつも入れないところに入れた』って思ってるからでしょ」だと。しめしめ・・・そうか、しめしめと思ってるか。そりゃそうだよな。で、しばらくたってやっと出られないことに気づく、と。・・・アホだな・・・。
 というわけで、教訓。出かけるときと寝るときは必ず点呼。「1、2、3、4、5。よし、全員いるな!」
 ・・・全く、ここは刑務所かっつーの

荒みきったワタシに愛の手を

2013年12月01日 | 猫ばか日記
 荒んでます。仕事と引越準備と役に立たない不動産業者と使い物にならない老体(自業自得)に。
 そんなワタシにひと時の癒しを与えてくれるMYにゃんこ。(ひと時だけだけどな・・・。たいていは血圧を上げてくれるだけさ)
  
 兄弟猫。お前たちはいつもくっついているね・・・。そしてくっつきすぎて喧嘩が始まると、おかーさんはとてもメーワク。ついつい「うるさーい!」と怒鳴ってしまうことだよ。
     
 うーん、猫の海苔巻きが2つ・・・?1皿100円。

老にゃんこ腎臓病闘病記その1

2013年06月30日 | 猫ばか日記

 その1と書きながら、私は何年も続ける気満々ですけどね。その100くらいまで!
 平成8年生まれの最愛のにゃんこ、センドー。言うまでもなく、当時最愛のキャラだった仙道彰からいただきました。なので動物病院ではいつも「○○○(仮名)」で登録しております・・・。
 今年になって、やけに水を飲むなあ、とか、それに比例しておしっこの量が増えたなあ、とかいうことに気がついた。体重は数年前から減り始め、もっとも重かったときから700グラムくらい減り、それについては、もう老猫で、食事量自体が減っていたから仕方ないと思っていた。しかし5月、1泊旅行したため猫の世話を姉に頼み、姉から「センドー、やけに痩せてない?」とメールがきて「前から痩せてたよ。年だからさー」と返しつつ、やっぱり気になり始めた。そんなとき老猫についてのネットの記事が目に付き、「あれ?もしかして・・・」と不安になり、最初は「甲状腺亢進」じゃあないかと疑った。その頃、もともと長毛で毛玉を吐いたり、胃が丈夫じゃないのか若いときからよく吐いていたのだけれど、その回数が増えていたからだ。それで、日曜日に行きつけの動物病院へ連れて行った。
 医者は症状を聞いて「腎臓病の可能性が高いです」と言った。「体重は去年と変わってませんが、もう老人ですからね。確定診断をするなら検査入院してもらうことになります。血液検査や尿検査、エコー検査で腎臓の萎縮がないか診なくてはいけませんから」
「入院?!」
 私はとんでもない、と思った。なぜなら老猫というのは私も重々わかっているので、なるべくストレスを与えたくないのだ。人懐こいが、決しておっとりした性格ではない。あとから引き取られてきた若い新人猫たちに、何年たっても虫の居所が悪いとケンカをしかけていくような子だし、私のトイレにも風呂にもついて来る執着心の強い、むしろ神経質な猫だと思っている。そして注射のときには激怒して大暴れ、いつも麻酔で眠らせてからしかできないくらいだ。(注射嫌いはこの医者のせいだけどさ・・・。だって前に行っていた医者では、全然嫌がりも怖がりもしなかったんだから。注射は首に打つのが常識だろ?素人の私だって知ってるのに、初めてこの病院で予防注射を受けたとき、おとなしくしているこの子や他の子たちに対して、腰に注射打ったんだもん。そのとき「こいつ・・・ヤブだ・・・」と思ったが、病院内の清潔さ、勤務している女性たちの対応のよさ、駐車場の広さは気に入っているので、そのまま通っていた)
「入院できないなら、とりあえず療法食に替えて、様子見ますか。サンプルをあげますから、どれを食べるか試して、食いつきのいいやつを購入して食べさせるようにしてください」
「わかりました・・・」
 というわけで、腎臓病の猫用療法食、ドライ3種とウェット2種の試供品をもらって帰った。
 家に帰ってから、エコーはさすがに麻酔しないと(毛刈りも)やらせないだろうから無理として、血液検査だけならできたんじゃねえ?それでだいたいの診断はできるんじゃないのか?と気がついた。それとも血液検査も麻酔しないとだめだと思ったのか?やっぱヤブだな・・・。
 その夜から療法食を食べさせ始めたのだが、普段はウェット・フードの方が好きなくせに、全く口をつけようとしない。ドライフードにウェットフードを添えると、ドライも食べない。どうやら匂いが嫌いらしい・・・。ドライだけなら食べるので、なんとかなりそうだ・・・とネットで注文。
 ところが、次の週、4日間連続で明け方に2度ずつ嘔吐。黄色い胃液だけを吐く。なにしろ明け方2時から5時くらいにかけてなので、一旦目が覚めるとなかなか寝付けない私も寝不足でふらふらの状態で会社へ行く羽目に。いくら猫は吐くのに慣れていると言っても、やっぱり体力を使うし苦しいのに変わりはない。これはまずい、と会社から帰ってから病院に電話。吐き気を止める薬はないか尋ねる。受付の人が医者に訊いてくれ、出してくれるというので、車を飛ばして取りに行った。
 療法食のウェットは食べてくれないので、いつものウェットフードに薬を混ぜて食べさせたが、よくよく考えると、本で読んだが吐くのは腎臓で解毒できなかった毒素を吐いているのだ、とあった。だったらただ吐くのを止めさせたらまずいんじゃないか?とネットで同じように腎不全の猫を飼っている方のブログを読むと、毒素を吸着して排出させる薬を利用しているという。他の方も薦めていたので、私もすぐネットで注文した。
 薬が効いたのか毎日嘔吐、というのは止まったが、やはり全く吐かなくなったわけでもなく、とりあえず5日間飲ませて、それ以降は飲ませるのはやめた。
 とはいえ、直ることはない、ただ悪化させないことが肝心、という腎臓病。悪化していないかどうかの管理をしていかなきゃいけない。それには検査で数値を見るしかない。私は、病院を変えることにした。私が引っ越してきてから1年後くらいに開業した近所の病院だ。ここはムギを拾ったときにペットホテルとして利用したところだが、駐車場が少し離れているのと、正直言って清潔感がちょっと・・・ということで、かかりつけにする気がなかったのだが、何しろ近い。しょっちゅう検査に連れていくのなら、近いほうがいい。それにどーも今の先生はヤブだしな・・・。というわけで、血液検査のため連れて行った。
「17歳になるにしては毛艶いいですね」
 褒められる。が、採血しようとした先生は、うなって怒って暴れるセンドーに閉口して、「17歳にしては・・・やんちゃですね」「はあ、すみません・・・いつもこうで」本当は暴れん坊と言いたかったのであろう・・・。爪で怪我を(人間が)しそうなので、バスタオルでくるみ、助手さんと私と先生と3人がかりで押さえ込みながらようやく採血。これが毎回繰り広げられると思うとぐったりだ・・・。
 終わった途端に自分から診察台を飛び降りて、さっさとキャリーに入るセンドー。お前な・・・。
 30分後、検査結果が出た。正常値の範囲内の項目でも、脱水傾向を測る項目はやっぱり数値がぎりぎり。腎機能の異常を示すBUN(尿素窒素)とCRE(クレアチニン)、AMYL(アミラーゼ)が正常値オーバー。でも、思ったよりも飛びぬけて悪い数値ではなく、ほっとした。先生も「この数値を維持できれば、まだまだ長生きできますよ」と言ってくれる。「ただ、数値が悪くなっていないか監視する必要があります。2、3か月ごとに血液検査を受けてください」とのこと。
「悪化するようなら食事の外に薬も出すことになりますが、この子薬飲みますか?」
「餌に混ぜれば・・・。今はヒルズのドライのk/dと、ネフガードを混ぜてます」
「ネフガード飲ませてますか。それはいいですね」
 良かった。猫仲間(勝手に仲間扱い・・・。いやいや、猫キチなら見知らぬ他人でもみんな同士さ!)の情報は正しかったよ!ただ、ドライだけだとやっぱり味気ないせいかあまり食べないので、食べる楽しみもないとな、と少し普通のウェットフードもトッピングして与えて、それにネフガードを混ぜ込んでいる。顆粒なのでドライフードにはあまり絡まず、皿に落ちてしまうからだ。
 前々から人様の猫の闘病記だのなんだののブログを読んではだーだー泣いていた私だが、この頃はそれに拍車がかかり、かわいい猫の写真を見るだけで涙が駄々漏れだ・・・。しかし!世界で一番愛している、最愛のこの子が35歳まで生きて、一緒に老後を過ごすという望みは捨てていないぞ!


ダニーとノミー(可愛く言ってもな・・・)

2012年06月24日 | 猫ばか日記
 どうですか、生きてますか・・・。
 ここ1か月ばかり、咳と痰に悩まされ、薬を飲み続けておりますが、「だいぶ良くなってきたじゃ~ん」と寝る前に飲む薬を飲み忘れたら、夜中にひどい目に遭いました・・・。来週も薬をもらいに行かねばならぬのか・・・。とほほ
 同時期に体の痒みに悩まされ、その痛痒さからこれはダニーじゃあるまいか?!と青くなって(ムギを拾ったときヒゼンダニにやられていて、注射や滴下薬、と大変だったからだ。今回はどれがやられているかわからないので、猫5匹全部医者へ連れて行くのかと思うと気が遠くなる・・・)、先週、今週とアース○ッドをリビングに噴霧した。リビングのドアを開けて「さあ、出て行け」とやると、ほとんどの猫は好奇心で出て行くのだが、臆病者のウリだけが逃げ回って出て行かない。ムギを拾った当時にもアー○レッドを焚いたのだが、そのときはまさかウリが隠れているとは知らず設置してから数が足りないことに気づき、煙の中を死にそうになりながらウリと死闘・・・じゃない、ウリを捕獲したという記憶があったため、今回はなんとか捕まえて部屋から放り出してから設置。やれやれ・・・と思ったら、部屋に置き忘れたものがあったのに気づいて、息止めてりゃ大丈夫、とちょっと中へ入ろうとした隙に、一瞬にしてウリがリビングへ駆け込んだ。あっけにとられるワタクシ。お前に生存本能はないのか?危機察知能力はないのか!?
 再び煙にまかれながらウリと死闘を繰り広げ(まさに死闘だよ・・・)、この危機状態に、私は逃げるウリの後ろ足1本をかろうじて掴んだだけだったが、胴体を抱いて・・・などと言ってられるか、とそのままドアからぶん投げた。吹っ飛んでいる間に私も飛び出してドアを閉めた。結局忘れ物は取れず。あとから考えると我ながらひでぇ扱い・・・よくケガ一つしなかったもんだ
 その教訓から今週は、えさをやるとき、ウリだけ他の猫から離れたケージの中に餌を置くので、それを食べている間に檻の入り口を閉めてしまい、檻ごとリビングから出してアー○レッドを焚いた。これはなかなかうまい手だな~と思うが、病院へ連れて行くのはこのケージではでか過ぎて無理だもんな。無念・・・。
 午後からホームセンターへ出かけ、猫用のノミ・ダニ駆除剤を購入。なんで猫というのは、痛いことするわけでもないし、いつもは首を掻いてもらったり撫でてもらったりするのが好きなくせに、薬をちょこーっと首の後ろにつけるだけのことを嫌がるのだそれをなだめすかしながら、なんとか薬をつける。つけた途端にブルブルと首を振って薬を飛ばされてしまったり、十分つけられなかったりしたが、仕方がない。しかしその後、私のベッドで寝ていた老猫が起き上がったところで、瀕死のネコノミを発見(薬のおかげか?)。「お、お前か~!!」
 ダニーじゃなくて良かった・・・けど、どこからノミもらった??うちの猫は完全室内飼い。他の猫と接触する機会はない。唯一考えられるのはベランダだ。その軒には家賃も払わずコウモリが居候している。こいつからだろうか・・・?う~ん、わからん。が、とにかく何が原因かわかったので対処のしようもある、と気が楽になった。でないと咳と痛痒さのおかげで睡眠不足とイライラが続き、精神的に結構キテたので・・・。ん?咳もアレルギー性だとしたらノミのせいか?あーもう、またもやトホホ、だな!