第566話.新緑の初夏に聴きたい曲 気になった音楽(236)(237)Aztec camera『Deep&Wide&Tall』『Somewhere in my heart』

2021-05-17 01:28:45 | 気になった音楽
湖畔人です。

次はThe Style councilと同じくらい10代に影響を受けたAztec cameraの曲から二曲ご紹介です。Aztec cameraのロディフレームは、宮沢賢治的な牧歌性と預言者的な天才性がある存在でして、ポールに負けない位美男子でしたが、方向性が定まらず、また純粋過ぎてロックアーティストとしては大成はしませんでしたが、未だに多くのファンにとって永遠のアイドルとも言える特別な存在ですね。

曲ですが『Deep&Wide&Tall』と『Somewhere in my heart』の2曲です。
『Deep&Wide&Tall』は一緒になる覚悟を問うているようにも見えますし、『Somewhere in my heart』の方は愛するが故に愛する人を自由にする事(別れる事)を願っているようにも見えます。どっちも純粋過ぎて預言的で判り難く、彼はロック歌手として失格かと思いますね。でも、とっても稀有で、とてもSpecialで且つ魅力的な存在です。

では、次からは梅雨に絡むテーマでやってみます。

では、また。

湖畔人

第565話.新緑の初夏に聴きたい曲 気になった音楽(234)(235)TheStylecouncil『HowSheThrewItAllAway』『Here'sOneThatGotAway』

2021-05-17 01:17:07 | 気になった音楽
湖畔人です。

前話に続き、梅雨前の.新緑の初夏に聴きたい曲、洋楽4曲行ってみます。まずはここではThe Style councilの二曲のご紹介です。

10代後半に最も影響を受けたアイドルの一つです。
後からするとThe Style councilのポールウェラーは当時バリバリの左翼運動家でしたが、当時はただただカッコイイばかりでそんな思想背景までは気付きませんでした。彼等もパンク出身ですからいい方向への社会変革を望んでるんだろう位にしか捉えていなかったのですが、今彼らの詩を見返すと若干変な事を言ってるな、という感じは受けます。とは言え、彼らも自分自身は常に正直だったと思うので、共感できるものも多いのです。また音楽の才能も非凡ですし、ファッションリーダーとしても相当アイコニックな存在でしたので、大分影響を受けました。中古のベスパに乗っていたのも彼の影響でしたね。

曲ですが、『How She Threw It All Away』と『Here's One That Got Away』は2曲とも曲調は新緑の中をドライブしたくなるような軽やかで陽気なイメージの曲ですが、詩の方はそうでもなくて、『How She Threw It All Away』は彼のマネージャーか彼女か判りませんが彼を彼女のイメージ通りの優等生としての振る舞いを期待したようなのですが、彼の方は”そんなの無理です、自分は自分、他人は演じられません”、とNOを突き付けた所、キレられて、”もうイイワヨ!勝手になさい!”と全てやんなり投げ出した女性に対して、困ったなーと言う視線を投げ掛けている感じの歌ですかね。
『Here's One That Got Away』の方も歌詞はそんなに爽やかではないですが噂だのゴシップだのメディアは言いたい事を言うけど自分は自分だから、って感じの曲ですね。

2曲ともとても気に入っています。特に『How She Threw It All Away』は大好きです。

では、次は10代に影響を受けたアイドルのもう一人の方、Aztec cameraの曲のご紹介です。

では。

湖畔人