第556話.”品の良いブギ―”気になった音楽(160)(227)南佳孝『スローなブギにしてくれ』(二回目),The Beatles『The ballad of John & Yoko』そしてバギズム

2021-05-04 15:17:27 | 気になった音楽
湖畔人です。

さて、またまたGWの音楽三昧、お出掛け前にまた2曲ご紹介します。
前回に続き、品の良いブギー特集です。

次は、と言うか前もここで442話でご紹介した事があるので2回目なのですが、南佳孝さんの『スローなブギにしてくれ』です。品がイイか判らないし斜に構えたグレた大人な感じがしますが、でもまぁとてもカッコウがイイ、ただひたすらに格好がイイ、チョイ悪臭の強い名曲ですね。多分同世代はみんな大好きですね。この曲。ハイ。

次はビートルズ。ビートルズというかジョンの曲ですね。『The ballad of John & Yoko』です。まぁジョンがヨーコさんと再婚して、ハネムーンで方々旅して有名なベットインのパフォーマンスをしたり(Give Peace a Chanceを世界に発信した)、様々なLove&Peaceの反戦活動を繰り広げていましたが、それら一例の騒動を皮肉も交えて、おどけた感じでエルビス風なロカビリーテイスト、ブギー調で歌い上げた名曲ですね。なんとこの曲でUKでNo.1になっています。

ビートルズ解散寸前のタイミングで出した曲ですが、歌詞に”あいつら(メディア)この俺を十字架につける気だぜ”って言う歌詞が出て来ますが、以前もジョンは”自分達はキリストより有名になった”なんて発言をして熱心なクリスチャン達から叩かれ不買運動を起こされた経験があったので、聞いた人達は皆ヒヤヒヤしていたようですが、色んな人に相談すると止められてしまうので、ポールの家に押しかけ強引にレコーディングをし電光石火でリリースをしたようです。なので、ドラムとベースとコーラスがポールです。ポールの声は心なしかウキウキしているように感じるのは自分だけでしょうか?ポールはジョンに必要とされたのがとても嬉しかったのでしょう?そう推察しますね。なんだかんだ言ってポールはジョンが大好きなのです。

またジョンの魂がキリストに近いと言う話を聴いた事がある者として、ジョンのキリスト絡みの発言は聞いていて何とも言えないものがあります。”Christ you know it ain’t easy You know how hard it can be The way things are going They’re gonna crucify me””キリストさん、この大変さ判るでしょ?あいつら(メディア)この俺を十字架につける気だぜ!”って言うんですからね。うーーんって感じですよね。

まぁ、ちょっと極端な事をして、しかもちょっとオカシナ事をして、猪木の延髄蹴りではないですが、人々の脳にキックをかますような、そんなアプローチが多い魂でよね。そして、嘗ての自分を崇拝する信徒達に敢えて嫌われる様な、表面でなく本質を掴め的なアプローチが多い人です。一種のショック療法ですね。

当時のジョンは彼のLove&Peaceの反戦活動のパフォーマンスをする理由をこう言っていました。”僕とヨーコは世界のピエロ、道化師になりたいんだ。それで世界がちょっとでも良くなる事に貢献できたならと思ってね”的な事を発言しています。

彼のこの一連の運動を"バギズム"と呼んでしました。バギズムとはバッグに入る事で見えなくなり、肌の色、性別、服装、年齢など、見た目に関する情報が見えなくなることで見た目から来る偏見や固定観念を払い本質を見ましょう、的な一種の差別反対運動的なもの、彼らなりの平和運動の一環でした。今流行りのBLMみたいな”差別はムカつくから何でも壊し略奪しましょう!”なんて言うXXみたいな運動とは大違いの、禅の一転語のようなとても平和的なアプローチで且つどこか間抜けなパフォーマンスでした。彼のアプローチは奇異で滑稽だし、常識人の眉間にしわが寄るような、そんなイカレたアプローチが多かったのは事実です。メディアを呼んでヨーコさんとベットでパフォームしたり歌を歌ったり、まぁ変わった事がばかりしていました。でもどこか品がイイのです。なんでしょうね。この感じ。魂の品性なのか、ミミおばさんの教育のせいなのか、わかりませんが、多分両方ですね。

ジョンが今生きていてBLMを見たら相当毛嫌いするでしょうね。多分最初は激しいアンチトランプで、途中から大応援団に変わるパターンでしょうね。実際そう言う人が多いのです。自分もそうかも。

はい。ではまた明日。

湖畔人

第555話.憲法記念日? 一主権者として言わしてもらえば”まず国民の生命と財産を守るのが国の役割!”それを放棄する護憲派は議員でいる資格なし!

2021-05-04 03:43:49 | ★改善・変更の要る仕組み 仕来り 風潮 法律
湖畔人です。

もう昨日になってしまいましたが、5月3日は憲法記念日でしたね。

一般的に記念日と言うとメデタイ行事を指す場合が多いかと思うのですが、5月3日に関しては、日本が半人前の国家のまま70年以上も過ごす要因になった屈辱の日、と言う感じでしょうかね?どんな国でも自然権として自衛の為の軍隊を持つ事は認められていますが、この日本国憲法は何故かその当然の権利を禁じている異常な憲法なのです。

何故こんな事になったのか?それは、よく言われている事ですが、日本と戦ったアメリカが日本と戦う事の厄介さを骨身に染みていたので、日本が二度と武力が持てないように、あえてそうしたのです。そもそも現行の憲法はマッカーサーのチームが短期間で作った憲法案をベースに出来ているので、どうしてもそうなってしまうのです。日本としても抗う事が許されない敗戦占領下でしたので、ただ受け入れるしか無かったのでしょうが、でもその後マッカーサーが朝鮮戦争時に日本の助けを必要として軍隊を持つよう日本側に要請していたにもかかわらず、それを断ったのは日本側の判断でした。なので、アメリカ側は日本に軍隊を持たすチャンスを与えていたにも拘らず、それを自らの意思で断ったのが当時の日本であり、それから70年以上もそのままで来てしまったのです。異常です。

日本が戦後70年以上平和でいれた理由は、当たり前の事ですが、世界最強の軍隊である米軍が日本に常駐していたからで、それが無ければ今頃滅んでいましたね。であるにも拘らず、”いや、それは平和憲法である9条があったからだ”なんて言う現実を冷静に見れない不思議な見解を持つ国会議員も多数いるようですが、国会議員に求められる起きている事象を正しく認識、理解すると言う極めて基本的な能力に欠けた存在と言わざるを得ませんね。現行の憲法では我々国民は主権者と位置付けられていますが、その主権者、一主権者として言わせてもらえば、我々がまず最初に国に求める事は、"国民の生命と安全を護りなさい!"と言う点なのです。それは国がまず最初にすべき事であり、絶対にしてもらわねば困る必須項目なのです。

それを難しくしている現行憲法はやはり欠陥品であり、今すぐにでも改訂されてしかるべきなのです。国会議員の間で何処まで戦力を持つべきか、核も含むべきか否かで意見が割れてもいいのですが、でも軍隊を持つべきか否か(すなわち9条の改正を求めるか否か?)なんて言う所で意見が割れていいはずもないのです。仮想敵国に対し十分に抑止効果が持てるだけの軍事力の保持が必須です。

護憲派なんて、"国民の生命と安全を護る"と言う国が最初にすべき最重要事項に対する責任を放棄している政治家として問題のある存在達です。本来国政に絡んでよい人材ではありません。そうした存在には国会から出て行ってもらう必要がありますね。

だから次の選挙ではそうした議員達を再選させてはならないのです。

自衛隊法も要改訂です。正当防衛しかダメ、まずは自衛隊が被害を被らないと反撃できない、なんて余りに自衛隊員がカワイソ過ぎます。彼等の命を何だと思っているだ!と言う話です。

まず日本は国民の生命と財産を守れる普通の国になる必要があります。その為には9条がやはり変わらねばならないのです。その点肝に銘じる必要がありますね。では。

湖畔人