第429話.李登輝さん

2020-08-01 18:27:49 | 日本人論
湖畔人です。

李登輝元総統が帰天されましたね。

97年の見事な人生、真実の人生を生き切りました。

そして彼は台湾の民主化の父であり、日本の真の理解者、最大の応援団長であり、鬼コーチの如くいつも日本を叱咤激励してくれた日本の大大大恩人でしたね。でも、結局、彼が生きている内に我々は何一つ彼の期待に応えられませんでしたね。何一つです。

理想的には、彼が喜ぶであろう事は全部実現して、安心して天国へと旅立って頂きたかったのですが、結局、何一つ形に出来ませんでした。

①台湾を国家承認し国交を結び、

②9条を改正し、彼の望むが如く意識においても、軍事力においても、アジアの守護者となり、

③台湾と安全保障条約を結び、

④自虐史観を脱却し、教科書から嘘の記述を省き、逆に嘘の反日プロパガンダの影響の歴史を記述する。

嘘の反日プロパガンダにより慰安婦や南京など嘘の歴史が記載され、それを1億以上の国民が数十年間にも渡って信じ込まされ騙されて来たと言うこの恐ろしい事実を記し、公平性や客観性や善意や正義があると思われて来た教科書や隣国の意見ですら、その中には悪意の毒と嘘が盛られる事を知らせ、そうした不誠実な輩が特に隣国に多い事をも知らせ、今後はそうした不正を許す事がないよう、しっかり目を光らせ、不正があれば大声で正して行く事が人として正しい態度であると、そう教育方針に盛り込み、そして、嘗ての日本人、神仏を敬い、正直で親切で勤勉で勇敢で賢かった先人たちの名誉を回復し、彼等に見習い、正直で親切で勤勉で勇敢で賢くあらんとし、霊的人生観の定着から死をも恐れず正義を実現できる真のサムライ精神を復活させ、日本やアジアに責任を持ち、同盟国と共に不届き者達からこのエリアを護るべきであると教科書に明記する必要があります。

⑤今トランプ政権がそうしようとしているが如く、中国共産党や朝鮮半島の一党独裁の体制を変えさせ、彼の地に本当の意味での民主主義とそのバックボーンとして宗教思想を根付かせる。

この世界は神によって作られ、人が例外なく皆神の子達であり、それに見合った生き方を本来すべきであり、神々や霊人達が我々の心根も含め全てを見ている観点から嘘や悪行など出来るはずもないと言うコンセンサスを形成し、共に神の子同士互いに大切にし合い、互いに尊敬し合う事べき、と言った風潮を現地に根付かせ、アジアに真の意味でのユートピアを築く事。

これら5つ全てが出来たなら、彼にも満点を頂けたかもしれませんが、せめて、①~④位は実現して見せてあげたかったですね。

④は少しは出来たけど、また元に戻りそうな勢いですね。
①は最低でもやってあげたかったですね。

本当に何一つ、たったの一つも、できませんでしたね。何一つね。
本当に悔しいし、本当に申し訳ない我々です。

彼の死を弔うネット記事は多く、
彼の願った、
戦前の日本の復活、
サムライ精神の復活、
自虐史観からの脱却、
アメリカ依存をやめ、自力で自国を護れるようになるだけでなくアジアの平和に責任を持つ日本、そうした彼の期待に何も応えられていない事への後ろめたさをにじませる記事も多かった印象です。それは大変良い事だし、とてもマトモな事だと思いますね。またそうした記事を見掛ける度に、悲しみ故なのか、申し訳なさからなのか、情けなさからなのか、何なのか、理由は分かりませんが、自分の意思とは関係が無く、人知れず涙が勝手に溢れ出して来ます。

そう、我々は彼の叱咤や期待に、何一つ応えられていない、意気地のない、勇気のない、情けない、そうした存在です。

彼の言う嘗ての日本人、あるべき日本人像に少しでも近づけるよう、今後も精進してまいりたいですね。

李登輝さん、今後は神々の世界から、またこの出来の悪い我々を叱咤激励してくださいね。

これまでの御恩、決して忘れません。

これまでのご指導、本当にありがとうございました。

湖畔人

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