第137話. 気になる形(2) カラフルな安全靴

2018-07-15 17:51:00 | 気になった物・形・色・店舗
湖畔人です。

さて、早速気になるグッズ二回目です。
今回は、最近、作業服を着たお父さんたちが履いているカラフルな安全靴についてです。最近電車に乗ってくる作業服を着た方々の足元が、カラフルでデザイン性も良く、とても格好が良くて見入ってしまう事が多いのです。提供元は、安全靴メーカー他、スポーツメーカーとして有名なアシックスやミズノ等も提供しているようです。安全靴ですので、つま先が頑丈な作りになっていて、また作業性を重視しているのか、先端の形状がかなり丸いのですが、でもその丸さがかえっていい味を出していて良いのです。でもやはり特徴なのは、その色彩でして、黄色や赤やオレンジ、黄緑等、かなりカラフルでド派手なのが特徴的なのです。この派手さが、カーキやベージュやグレー等淡くて地味な色合いになりがちな作業服の足元の印象を大きく変えているのです。ハイカットバージョンもあり、それも格好が良いです。嘗てアメリカの炭鉱業者が作業服として着ていたジーンズがいつの間にか我々の定番ファッションアイテムになって行ったように、将来、このカラフルな作業靴も世界中に広まって行って、オシャレアイテムとして世界で定番化する、なんてこともあり得りえたりして、と勝手に妄想を膨らませています。
と言う事で、作業服を着た人を見ると、足元が気になって仕方が無い、今日この頃なのです。皆様も是非気にして見てみてください。カラフルでオシャレになったオジサン達の変化に驚くはずです。皆、日々進化しているのです。

湖畔人

第136話. 気になる形(1) 電動アシスト自転車

2018-07-15 16:56:24 | 気になった物・形・色・店舗
湖畔人です。

余りしょぼくれてもいられないので、この辺りで以前からやってみたかった気になる物の形、気になるグッズに関するお話をしてみたいと思います。今日はその一回目です。今回は、電動アシスト自転車のお話です。
最近重心が低く、車輪の直径が小さ目で、フレームがしっかりしていて、前後にはカゴの付いた格好が良い電動アシスト自転車に乗った若いお母様方を最近よく見かけるのですが、その自転車の事をネットで調べてみますと、どうも彼女たちが乗っている格好が良い電動アシスト自転車は、パナソニック社のギュット・アニーズと言うシリーズ物のようです。没個性的な所謂オバチャリと呼ばれる物とは違って、シック且つロバストな感じのデザインは、とても魅力的だな、と思いました。安定感もありそうですし、乗り心地も良さそうです。ただ、一点指摘すべき点があるとすれば、価格が高すぎる気がします。ちょっと引きました。
でも、やはり、物の形には“詩”が必要だと思うのです。置いてあるだけで絵になる、少し朽ちても味わい深さや愛着が湧いてくる、そんな味わい深さのある物の形の事を、形に“詩”があると呼びたいと思います。京都の街並みにはその意味で“詩”があると思います。そんな味わいのある物が溢れる世の中に段々となって頂きたいものです。消えてはなくなる消費物ばかりではなく、味わい深く長く愛される物達です。大分良く成って来てはいますが、まだまだ、伸びシロは大きいと思います。

湖畔人

第135話. 母の事

2018-07-15 16:35:46 | よもやま話,雑感,最近思う事
湖畔人です。

先のお話でもお伝えしたように、先日母が他界しました。
永遠の生命や霊界を信じる自分ではございますが、いざ、母を失ってみると、やはり、それは、例えようも無い寂しい気持ちの中にいる事も事実ではあります。
これまで、年に二回は子供を連れて実家に行っては、顔を見せ、近況を報告したり、一緒に食事をしたりと、それが毎年のルーチンとなっていた自分としては、もうそうした事も出来なくなるのだなと思うと、本当に寂しい気持ちになるものです。
『大丈夫?』が口癖だった母親は、心配をすることが母親の仕事だと思っていたのか、口を開けば『大丈夫?仕事は大丈夫か?』と聞いてくるのがお決まりのセリフだったのですが、それに対し、私としては『大丈夫、大丈夫。大丈夫に決まっているでしょ。』と答えるのがお決まりの返し文句だったのですが、そこから、仕事の近況や様々な事柄に対して色々と報告、説明をして来たものなのです。毎回多少面倒がっていたそのやり取りも、今思うと、このやりとりこそが、自分が仕事の辛さに挫けそうになった時に、何とか諦めずに踏み止まらせるための、ある意味防波堤のような役割を果たしてくれていたんだな、と、今はそう思えるのです。“もし今自分がここで挫けてしまっては、帰省の際、親を失望させ、悲しませる事になってしまう、だから、ここは何とか踏ん張って、また親を安心させてやらねば。”と、そう考える事で、何とか苦境を乗り越えて来れたんだな、と、今はそう思えるのです。何気に母親のこの『大丈夫?』は知らず知らずに子を守ってくれていたようです。特に自分が若かった頃は、その効力が強くあったように思います。それが、段々と、自分の子供達、自分の家族を守る事が、第一の動機、辛さに耐える為の、第一動機に代わって行きましたが、若い頃は、親への思いが子を強くしていたな、と思うのです。また、この親への報告作業は、実はいい塩梅の自己確認の場にもなっていたなとも今は思っています。“どこそこの誰君は今どうしている”、とか、そうした地元にいないと分かり得ないような話を母親から聞かされる事で、『そうか、自分は会社で中間管理職で神経をすり減らしている情けない存在ではあるが、世間的に見ればどうもボチボチのようだ』、とか、知らぬ間に自分の世間の中での立ち位置を再確認する場にもなっていたと思います。そして、そうした話を一通りした後には、夕方になれば、決まってウチの長男が大好きな近所のすし屋に行っては皆でわいわい食事をしたものです。でも、もうそうした楽しい時間を過ごす事も、もう無いのだな、もう二度と味わえないのだなと思うと、それは、それは、大変寂しい気持ちになるものです。
出来ればもっともっと出世でもして、自慢の息子と思ってもらいたかったし、できればもっと裕福になって楽をさせてあげたかったなとも思うし、できればもっともっと感謝の言葉を口にしておけばよかったな、と、そんな様々な後悔の思いが次から次へと湧いて来るのですが、でもその一方で、今の自分の甲斐性では、まあ、こんなものかな、とも思ったりもしています。
突然倒れあっという間にこの世を去って行った母ですが、平均寿命からするとまだまだ長生き出来たような気もします。でも、そうは言っても、人の生き死には我々のコントロール外、神様マターですので、どうしようもありません。
元々、お茶目でおしゃれ好きな母親ではございましたが、晩年は腰も曲がり、大しておしゃれも出来ずに、生きる事が少しシンドそうに見えていた母でした。ですから、どうか、あちらの世界においては、好きなだけオシャレを楽しんでもらって、どうか都会暮らしでも満喫してもらいたいなと思っています。田舎の閉ざされた世界はどうにも窮屈そうに見えましたし、都会の方が性に合っていたような気もします。とにかく、あちらでは好きなように伸び伸びと過ごして頂きたい所です。
葬儀の日はとても晴れていて、雲雀も囀る天国のような爽やかな日和でした。
願わくば、その穏やかな天気のように、明るく穏やかな世界に戻っていただきたいな、そして天国を満喫して頂きたいな、と、そう心から強く願がっている次第です。近所のお坊さんのお経だけでは何とも頼りなかったので、尊崇する宗教家が率いる団体の供養も遠隔でお願いをしてみました。何故か供養と言う名目ではなく、結界云々という名称で少し驚きはしましたが、何とか、良い世界に導いて貰えればありがたいなと思っております。
次に母に会えるのは、後何十年後でしょうか?あちらに帰り、あちらで最初に会う時には、まずは最初にしっかりお礼を述べねばならないなと思っています。まずは、生んでくれてありがとう、そして自慢の母親でいてくれてありがとう、そして育ててくれてありがとう、と、そうお礼を述べたいと思っています。
でも、今は、もうこの世においては、母と会って話すことも、一緒に食事をすることも、もう、そうした事は出来ないのだなと思うと、それは、それは、ただただ寂しくて、本当に、寂しいだけなのです。

湖畔人

第134話. 気になった音楽⑭ 大橋トリオ 『she』

2018-07-15 16:21:46 | 気になった音楽
湖畔人です。

以前、第120話で、大橋トリオの『SHE』と言う曲も多分婚意を歌った曲だが、自分にとっては、自分に起きた大きな出来事と一緒に記憶されてしまい、違った意味を持つ曲になってしまった、と申しましたが、実は、先日母を亡くしまして、葬儀他、心を無にして様々な対応に追われる日々を送っていたのですが、葬儀を終えた後、車で移動の際、改めて、母から受けた恩の数々を思い返していたのです。 顔も性格もどちらかと言うと母似の僕は、“本当に母からは大きな影響を受けたし、この肉体も含めて、頂いたものは数知れず、その影響は余りにも多過ぎて、本当に感謝しても仕切れないな、強がってはいたけど、結局の所、私は、母あっての私だったのだ。”と、改めて母の存在の大きさを振り返っていた所、ちょうど、この大橋トリオの『SHE』と言う曲の一節がラジオから聞こえて参りまして、“リメンバー 君無しの僕は僕でいられたかな そう気づいたから 今伝えたい ” と言うフレーズだったのですが、そのフレーズは、まさに私が母に伝えたい感謝の気持ちそのものだったので、気が付けば、その一節は、僕の心の奥底までスーッと深く入り込んで来てしまって、気付けば、この曲は、母への感謝を思う歌、母の無事の帰天を願う曲へと自分の中では変質をしてしまったのです。

私にとってこの曲は、母への感謝の思いと共に大切な曲の一つとなりました。

湖畔人

第133話. 気になった音楽⑫&⑬ 中山美穂&WANDS 『世界中の誰よりきっと』 & 平松愛理 『戻れない道』

2018-07-15 16:11:35 | 気になった音楽
湖畔人です。

ここの所、続けて結婚に纏わる曲を紹介しておりますが、豪雨被害の大変な時にちょっと微妙ではありますが、今回も同様に婚意を歌った曲を二曲を紹介させていただこうと思います。

ただ、その前に、前回、竹内まりやさんの『本気でオンリーユー (Let's Get Married)』 の紹介で、犬の鳴き声が聞こえるのは“謎”と申しましたが、考えてみれば、歌詞の中に“犬付きの小さな戸建てに住んでいる幸せな二人を想像してごらん”的な歌詞がありましたので、謎でも何でも無いですね。失礼しました。

さて、今回の二曲ですが、まず一曲目は、『世界中の誰よりきっと』と言う曲です。
この曲は、『いつまでも変わらぬ愛を』とか、ZARDの数々のヒット曲を手掛けたヒットメーカーの織田哲郎さんの作曲の曲でして、その曲をWANDSと中山美穂さんが歌ってヒットした曲なのですが、この曲がヒットしていた頃は、実はこの曲の事をよく判っておらず、自分の結婚式の披露宴で、嫁の友人達が歌っていた事で強く記憶に残ったパターンの曲なのですが、若い頃の自分はUKのポストパンクに傾倒しており、当時は後ろ髪が少し長いと言うだけでヒドク人を軽蔑をしたりする謎の価値観を持つ面倒な若者だった自分としては、長髪の織田哲郎さんやWANDSの事は当然好む筈も無く、視界から消し去っており、アイドルの中山美穂さんも全くの関心外で、披露宴で聞かなければ多分一生縁のなかった曲だったのですが、嫁の友人達が余興で歌ってくれた事で、自分にとってはとても大切な曲の一つとなりました。今YouTubeでこの曲を検索して見てみると、中山美穂さんはとても美人で歌もとても上手でして、何故当時リアルタイムで興味が無かったのか、本当に不思議なのですが、まあ、若いと言うのは面倒なものなのです。

次の曲は、平松愛理さんの『戻れない道』です。AOR風のアレンジのゆったりしたバラードで、メロディラインがとても綺麗な曲です。ただ、この“戻れない道”と言う言葉の響きに何かネガティブな印象を受けてしまうのですが、何か、恋多き女性が落ち着き先を見付けて、自分に言い聞かせるように結婚と言う戻れない道に入っていく決意を歌った曲?と、そんな印象を勝手に受けておりました。もちろん、本当の所は正直言って判りませんが、平松さんご自身も後日離婚を経験されており、多少の不安感を纏った曲なのかな、と思っております。でも曲としてはとても美しくて、もっと愛されて然るべき名曲だな、と以前から思っていたので、今回セレクトしてみました。良い曲だと思います。

湖畔人