第140話. 気になった音楽⑯ Brotherhood of Man 『Save Your Kisses for Me』

2018-07-16 16:19:41 | 気になった音楽
湖畔人です。

トランプさんがUKに行きましたね。メイ首相も度重なる閣僚の辞任で苦境に立たされておりますが、ブレクジットを評価している数少ない理解者のトランプ氏には、ここは甘えてよくて、関係強化を図るべきと考えますね。日本もUKに手を差し伸べ、相互補助の道を探り絆を深めるべき時と考えます。未だ大英帝国の御威光は辛うじて残っておりますし、世界に対する発言権も、文化的影響力も、科学技術的開発能力もまだまだ強いUKです。生産技術力で秀でる日本とはうまくコラボできるはずです。要検討ですね。

さて、先日UKに出張に行った際に、かなりタフな打合せの後にヘトヘトになってホテルの部屋に戻り、ベットに横たわってテレビを付けて倒れていると、BBCでクイズ番組をやっていまして、最後のクエスチョンが終わり、司会者がまとめの挨拶を終えると、間も無く、60代か70代の年配の男女4人組が現れて来て、歌を歌い始めたのです。かなりステージ慣れした感じの4人組は、歌も抜群にうまくて、いつの間にか見入ってしまいました。二曲目はかなりキャッチーな聴いた事があるメロディーの曲でして、サビの所に来ると4人ともベルトの辺りに両手を添え、片足ずつ上げる面白いパフォーマンスを4人揃ってやっていて、その動きもとてもこなれていて、何か面白いな、誰なんだ一体?、と急に興味が湧いて来まして、気付けば、溜まっていた疲れも吹き飛び、ネットでこの人達が誰か気になって調べ始めたのですが、歌詞の断片的な情報しかなく、“So long honey so long”とか “Bye bye bady bye bye” とか “kisses for me” とか 幾つかの耳に残ったワードを使ってネット検索をした所、何とこの曲に行き当たりまして、この曲の名は、Brotherhood of Manという四人組の 曲で『Save Your Kisses for Me』と言う曲だった事が判りました。Brotherhood of Manって何か壮大な感じのグループ名ですが、人類皆兄弟、人類愛、みたいな感じでしょうか、何か宇宙樹の思想みたいで素敵ですが、70年代と言うのはこうしたユートピア願望を皆恥じらいもなく語り会えた良い時代だったのでしょう。何か良いですね。でも歌の方は、愛し合う人達が一時期離れ離れにならざるを得ず、その別れ際の切なさを歌った甘い歌なのですが、とてもキャッチーなメロディーでどこかで聞いたことがある感がとても強い曲です。曲名はこれまで知りませんでしたが、昭和の時代に大き目の老舗の百貨店の売り場等に行くと、BGMとして流れていたような感じの曲です。でも、とても良い曲だと思います。

湖畔人

第139話. メンテ学(2) 強く暗めの色の壁の民家 新しい窓フレームの色 リフォーム時の注意点

2018-07-16 15:48:56 | ★メンテナンス考
湖畔人です。

メンテ学の2回目です。
今回は、家の色についてです。
最近、強い色、濃い目のブルー、紺とか、濃いグレーとか、ブルーグレーとか、モスグリーンとか、ブラウンとか、結構強くて暗めの色を部分的に、または全体に使用した新築の民家をよく見かけるようになりました。これは、以前、第20話にてメンテを前提にした街作り、家作りを構想すべきだ、と言う話をしましたが、その視点から見てとても面白い試みだと思うのです。やはり、壁が白っぽいと汚れも目立ちやすく、それを放置しているのは精神衛生上余り宜しく無いと思うのですが、一方で、お金が掛かり過ぎるのでしょっちゅう外壁のペンキの塗り替えは出来ませんし、であるならば、汚れを目立たなくし、メンテの間隔を長くできれば、精神衛生上も悪くないし、お財布にも優しいし、メンテと言う視点から見て正しい行為、と言う事になるかと思うのです。ですので、メンテ的な視点から見て、壁に暗めの強い色を使って汚れを目立たなくさせるのは“正解“と言う事になります。ただ、”正解”と言うには、あくまで、汚れが目立たない状況が数年に渡りキープ出来るのが大前提でして、後になってみて、壁の色が暗い色であっても実は汚れは相変わらず目立ってしまう、と言う事実が後になって判明したりするとなると、私は、前言撤回をせざるを得なくのですが、その点は、しばらく様子見、要検証ですね。数年後、壁がどうなっているのか、要確認です。でも本質的な対応の仕方としては、まずは汚れが付きにくい素材の開発が最重要で(もしかして、もうあるのかもしれませんが・・)、次は、自動で壁を掃除するロボット機能の追加が必要で、その次が、今推奨している濃くて暗い色の壁で汚れを目立たなくする、という順番になるかと思います。建築業界、素材メーカーの皆様には是非奮闘いただきたいですね。

また、ちょっと話が変わりますが、壁の色だけでなく、最近変化を感じるのは窓のアルミサッシの色、フレームの色の変化です。もしかすると、随分前から存在していた色なのかもしれませんが、最近よく見かけるのは、淡いシャンパンゴールドのような色彩の窓枠です。メーカーによって言い方は色々違うようで、シャイングレーとか、アーバングレーとか、シャンパングレーとか色々な呼び方をされているようですが、この淡いシャンパン色に輝くこのフレームは様々な壁色に合うので、家の色彩コーディネートに大分選択の幅を持たせており、色彩コーディネートを大分やり易くしているように見えます。知的で落ち着きがあって、とても良い色だと思うのです。窓枠の色は様々なバリエーションがあって良いと思うので、是非新たなる色彩の窓枠の開発を、窓枠メーカーの皆さんには期待したい所ですね。

また、ちょっと話がズレますか、最近気になっているのがリフォーム時の壁色の選択です。リフォームの際、どうもリフォーム業者は、ユーザーの意向を出来るだけ取り入れようとし過ぎるのか、かなり自由に、かなり大胆に元の色から壁色を大きく変えてしまい、その結果、大分残念な結果になってしまうケースをよく見掛けるのです。(例えば真っ青な色の家とかドピンクの家とか)でも、家の壁の色として、まとまり良く、見飽きず、且つ知的に見える色彩の組み合わせパターンと言うのは、そうそう数多くあるはずもなく、鑑賞に耐えうる色彩パターンにはかなり限りがあると思えるのです。で、あるにも拘らず、かなり観念的な色彩の素人である一般ユーザーの意向を聞いて壁色を決めるのはかなりリスクが大き過ぎると思うのです。数十万から数百万円のお金を掛けて家の壁の色を変えて、その後何年間もその色で過ごす訳ですから、そうそうやり直しがきかないので、壁色の選択には慎重であるべき、と思います。ですから、一番良いのは、元々あったオリジナルの色はプロが選んだ色なのですから、その色をそのまま使う事が一番間違いが無いと思います。次に良い手だと思うのは、家のデザインをしている色彩のプロのご意見を聞いて色の選択を任せる事、それが出来れば次に良い選択です。兎に角、色彩の素人であるユーザーや壁塗りの職人さんに色を決めさせると、滑稽な感じになってしまう可能性が高いので、要注意だと思います。リフォーム業者の職人も、あくまで壁塗りの技術のプロであって、色彩のプロではありませんから、彼らに色の選択を任すのは危険だと思います。リフォーム業者が施工成功例として彼らのHPで見せている実例を見ると、“よくこれを成功例と言えるな”、と言うような残念なケースが数多く掲載されていて驚かされるのも事実です。ですから、リフォーム時の壁色の変更は、やり直しが効かない高い買い物になりますので、余り軽く大胆に変えようとは思わず、基本はオリジナルの色のままが良くて、でも、どうしても変えたい場合は、色彩のプロの意見を聞いてから決めるのが良いですよ、もしくはプロの真似(メーカーの用意する新築の家の真似)をするのがよいですよ、いずれにせよ、慎重な対応を心掛けましょう、と申し上げたいです。

湖畔人

2018年8月4日改訂

第138話. 気になった音楽⑮ 熊谷幸子 『風と雲と私』

2018-07-16 15:23:52 | 気になった音楽
湖畔人です。

先日、平松愛理さんの曲の紹介をさせて頂きましたが、YouTubeで平松さんの曲を聴いていると、右手の関連動画の所に熊谷幸子さんの 『風と雲と私』という動画が見えていて、気になって再生してみました。再生したところ、何か聴いた事があるメロディーだし、何か不思議なメロディーと不思議な構成で何か気になるし、歌詞も何かポジティブだし面白いな、と思い、気になって何度か続けて聴いてみました。この曲は、とてもクセになると言うか、中毒性があるのか、何かとてもハマってしまったようで、とても気に入ってしまったようです。ネットで調べてみると、この曲は、94年に『夏子の酒』と言うテレビドラマの主題歌として使われていた曲だったようです。失礼ながらこれまで全く曲名も知らず、記憶にも全く残っていなかった曲なのではございますが、でも、こうして聴いてみると中々良い曲なのではないか、と思っています。“嘗ては、不安ばかりで、自信もなく、でも歯を食いしばって前を向いて歩んできたけれど、今立ち止まって振り返ってみれば、今の自分は、嘗て成りたかった自分であって、成長し大分頼もしくなった自分がそこにいた。だから、きっと未来の自分も、もっと素晴らしい自分に成っているはず、だから私は、自分と未来を信じられる”、そんな感じのとても前向きなメッセージの曲なのです。最近はこうした“透明感”のあるまっすぐな曲に弱いのです。日本の音楽シーンには太田裕美さんとか岡村孝子さんとかやたら透明度の高いPOPSを歌う人々が時折現れて面白いですよね。海外だと、フランスのシルヴィ・ヴァルタンの『Irrésistiblement(あなたのとりこ)』なんかもかなり透明度が高い感じだけど、日本に多く見られる傾向かと思います。竹内まりやさんの初期の曲にもやたらと透明度が高い曲が幾つかありますね。この曲も真っすぐ透明でとても良いと思います。お勧めです。

湖畔人