華麗なるオーストラリアンライフ

渡豪17年。職業・看護師。
白熊のようなオージーの旦那1人とワンコ2匹で
ニューサウスウェルス州の田舎町で生息中。

実家暮らし

2009年04月19日 13時24分01秒 | Weblog
就職2年目に入った頃から、私は一人暮らしをしていた。
なぜだかわからないけど、私は早いうちから独立精神が強く、学生の頃から実家を出ることばかり考えていた。理由はいろいろあるけど、まず親の庇護のもとにいれば、ある程度親の言うことに従わなくてはならない、必然的に自分のしたいことができない場合がある…というのが大きな理由だと思う。うちの両親は口うるさいわけでもなく、いい両親だけど、おそらく私のはねっ返り度が高かったんだろうな。

それから10数年。

今、再び実家で暮らしている。

勝手知ったる我が家やし、住み心地が悪いわけはもちろんない。幸いなことに自分の部屋というのもまだ確保できている。

けど。

やっぱり思う。

ここはもう、私の居るべき場所ではない。

なんていうのかなぁ。実家はすでに「休みに帰ってくる場所」という感じ。生活基盤を置く場所ではないというか。ここは両親の家であって、現在の私は居候の気分。何をするにも若干気を遣う(といっても両親からはそうは見えてないと思うけど)。私も、借り間だったとは言え、“自分の居場所”を一度は外で作った身なので、たとえそれが両親であっても、誰かの統治下にいるというのがダメらしい。

なんか書いてて思ったけど、要は小さくても自分の城を持ちたいタイプなんやなぁ、私。

こんな考え方をしているので、私は世の中のニートと呼ばれる人々が不思議で仕方無い。批判するわけじゃなく、素朴な疑問として。居心地、悪くないんかなぁ? それに親だっていつまでも元気で健康なんて保証、どこにもないのにさ。

まぁ、いいか。

今しばらくは、先立つものも必要なので実家暮らしを続ける予定。でもそんなに長居はしないつもり。都合のいい時にだけ返ってくる、フラフラした娘を持った両親には申し訳ない気持ちでいっぱい。同時に、居候気分とは言え、いつでも受け入れてもらえる家があるというのもありがたい話で。

自分の幸運に感謝しながら、この先、一人ででも生きていけるように頑張ろー。
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