華麗なるオーストラリアンライフ

渡豪17年。職業・看護師。
白熊のようなオージーの旦那1人とワンコ2匹で
ニューサウスウェルス州の田舎町で生息中。

がんばれ、日本

2011年03月13日 12時50分22秒 | Weblog
異国の地にいて辛いのは、日本で何か起こっても何もできないこと。今回の被害には心を痛めるだけで祈ることしかできない。

こちらでは毎日のように日本の地震と津波が大きく報道されている。あまりにもショッキングな映像に言葉を失うばかり。
神戸の隣の市が私の育った街。程度や被害ははるかに小さかったけど、阪神・淡路大震災を経験している。物理的な被害がなくても、震災後、意味もなく虚脱感に襲われたことを今でも覚えている。何もする気が起きず、しばらく部屋にこもる日が続いた。先日の洪水被害 in Brisbaneのときもそう。「もう終わりだ」というような気持ちになり、やる気がとことん失せる。一時的な軽いうつ状態なんだろう。そして今も何もできない自分が歯がゆく、もどかしい。
このような精神的ダメージが、直接被害がなかった人も含め、多くの人に起こるのではと思い、憂慮している。私には祈ることしかできない。

海外にいて何を言うって思われるかもしれないけど、このブログを読んでくださってる皆さん、どうか節電に協力し、急用でない電話は避け、知らない人でもお互い無事かどうかの声を掛け合ってください。
どうか被害がこの先最小限に留まりますように。これ以上多くの人が傷つきませんように。
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今こそ協力を

2011年03月12日 19時42分49秒 | Weblog
オーストラリアにいる私は今回の災害について祈ることしかできない。

日本にいる皆さん、今こそ協力しあってお互いを助け合いましょう。節電、声の掛け合い、使えるもののシェアなど。少しでも早く状況が落ち着くことを祈っています。
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えらいことや

2011年03月12日 08時51分38秒 | Weblog
今回の地震・津波の報道はこちらでも大きく取り上げられ、テレビでは終日映像が流れている。まるで映画を見ているかのような、信じがたい状態。

被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。どうかこれ以上被害が広がりませんように。
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なんだかLOW

2011年03月11日 12時41分30秒 | Weblog
ここ数日、なんだかローテンション。先日の吐き気・頭痛はもうないけど、なぜだか心が晴れない。なんでだろう? 別にいやなことがあったわけでもないのに。
昨夜はブログも更新する元気がなく、ダラダラと過ごしてしまった。なぜか寝付けなくて3時半ごろまで起きていた。おかげで実習前だというのにすでに体がだるい。今日一日頑張ったら休みだ。うう、働くぞ!

今、日本から友人が旅行でこちらに来ているので明日会う。いい気分転換になるはず。
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今日はイマイチ

2011年03月09日 23時27分19秒 | Weblog
実習中、毎日何かしら学ぶことはある。これは実際働き始めてもそうだろうけど、学ぶ気持ちさえあれば毎日学習だ。
とか書きながら、今日はなんだか無駄に過ごしたような気がしている。自分の手順も悪かったし、タイミングも悪かった。また学びたかった技術(点滴を使った薬の投与)も、他のことをやっている間に教育係がチャチャッとやってしまってできなかった。今回、点滴から薬を投与している患者さんにあまりめぐり合っておらず、ほとんどこなしたことがない。2ヶ月後にやってくる実習でちゃんとできなかったら不合格になってしまう…という恐怖があるのでチャンスがあるときにやっておきたかったのにな。

なんとなくテンションが上がらないままで一日を終えてしまって、精神的にダウン。こんな日は寝てしまうに限るかな。

明日はいい日だといいなぁ。
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再開

2011年03月08日 23時51分42秒 | Weblog
吐き気と頭痛は無事におさまり、今日はちゃんと実習へ行った。本日も「アダルトサイド」やったけど、件の下痢ピー患者さんたちの調子はうんと良くなっていて、今日、処理をすることはなかった。良かった良かった。

何を書こうかと考えたところで、特筆すべきことな何もなく、今日は穏やかな一日やった。

そういえばネットや友人・知人からのメール等で、現在日本が花粉飛散の時期だと知った。毎年書いてると思うけど、こちらは私が反応する花粉の飛散が少なくて本当に嬉しい。あの鼻をもぎ取って、目を取り出して洗いたくなるほどの衝動を、よくも33年間もガマンしてきたなーと思う。実際に花粉症を発症したのは小学生ぐらいやから、厳密に言うと25年ぐらい?? 当時は花粉症に対する理解がなくて、子供心にほんまに片身が狭かった。まぁ、どうでもいいや、そんなこと。花粉症を患う皆様の症状が少しでも楽であることを願うばかり。

ささ。
書くこともないなら寝てしまおう。明日も実習頑張るでー。
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ふむむ…

2011年03月07日 22時33分01秒 | Weblog
今日から午後シフト。頭痛と吐き気を抱えながら病院へ行くと、管理官から「帰りなさい」と言われた。もちろん第一の理由は私の体調を気遣ってくれて。そして第二の理由は患者さんに悪影響を与えかねないから。このあたりが日本人なんだろうかと思うけど、勉強の一環である実習だし、お金はもらってないけど仕事なので、責任感から簡単に「はい、そうですか」とは言えない。まして吐き気と頭痛なんて気合いで乗り切れそうな感じするし。しかし「大丈夫です。働けます」と言ったところ、「あなたは小児科にいる。子供は大人より弱いから、働くなら大人サイドに行きなさい」とのこと。今週は子供側に行きたかったけど仕方ないか…と思っていたら、先日ブログにもアップしたおじいさんの排泄状況はこの日も変わっておらず、週末もシーツの交換に忙しかったという看護師の会話を小耳に挟み、今回の体調不良が金曜日の排泄物処理から来ているとは思わないけど、吐き気を抱える中でウンの世話は無理だと思い、「すみません。今日は帰らせていただきます」と帰宅させてもらった。不本意だけど状況を悪化させては意味がない。

帰宅後は何もせずにジーっとしていた。食事もしたけど、基本的に食欲がないので少量(なのに下腹は出ている)。もうベッドへ向かうつもいりだけど、まだ少し吐き気と頭痛が残っている。明日も同じようなら病院へ行こうと思っている。

幼い頃から体調管理は自己責任と教えられた。なので、体調不良で休むとなるとかなり罪悪感を覚える。現在は学生で特に誰にも迷惑をかけていないけど、やっぱり気分のいいものではない。早く寝て明日に備えよう。
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だいぶ楽

2011年03月07日 12時03分35秒 | Weblog
しんどかった体調もなんとか持ち直して、昨夜あたりからだいぶ動けるようになった。今日から実習は午後シフト。ただいま12時過ぎ。そろそろ準備を始めないと…といったところ。実習はいいとしても体調は正直まだ万全ではない。多少のむかつきと、なぜかわからんけど頭痛と喉痛がある。最近少し涼しくなってきたし、風邪でも引くんかしら? 実習はあと2週間。頑張って乗り越えんとあかんねんけどなー。

昨日のブログを読み直してちと反省。デイヴィッドはよくしてくれた。ブログを書いてる時点ではまだしんどくて心がやさぐれていたみたい。すまぬ、デイヴィッド。でも日本語読めないからいいよね。

さて。
週末はあまり食べられなかったのに、なぜかすごい下腹が出ている。普通痩せない!?とか思ってみるけど、確実に増量している模様。なんでやろう? 寝ている間に空気が私の栄養分にでもなるんやろうか?? 食べなくても寝てばかりで動かなかったら痩せないってことかしらねー。残りの実習で頑張ってダイエットしないと。実習後はまた大学に戻るので、級友から「アレ!?」と言われないようにしたい。
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後日談

2011年03月06日 10時43分39秒 | Weblog
金曜日、実習を終えて小銭稼ぎへ。その時点で体は結構疲れていた。書類の整理等をチャチャッと片付け、あとは友人宅でダラダラ(友人が送ってくれなかったので)。土曜日はデイヴィッドと朝市へ行く約束をしていたので、仕事を終えて、夜11時ごろに彼の家へ。そして翌朝起きたらすでに体がおかしかった。朝市まで歩いて10分ぐらい。だけどその一歩一歩がしんどくて仕方なかった。車で来ればよかったと何度も思ったほど。朝市でたいていブランチを食べる。この日はデイヴィッドがホットドッグ。私は水餃子(中国人の屋台があった)。しかし、それを食べている最中からどんどん気分が悪くなってきて、「もう帰りたい」とデイヴィッドに伝えて、手早く買い物を済ませヨロヨロとD宅へ。それから一日中寝ていた。
むかつきは取れないし、胃液が今にも上がってきそうな感じ。眠っても眠っても疲れた体は楽にならず、本当に文字通りひたすら寝ていた。昼間にDママが訪ねてきたけど、ろくすっぽ対応もできず。デイヴィッドに頼んで吐き気止めの薬を買ってきてもらい、今日日曜日、少しマシになっている。

熱を出すことはたまにあるけど、吐き気でここまでヨレヨレになることはほとんどない。何が原因だったんだろう?と考えて、数日続いた寝不足と、金曜日の肉体労働が効いたんではないかと思っている(排泄物からの感染ではないと思う)。とにかくしんどかった。変な話、妊婦さんのいう「つわりがきつくて」ってこういう感じなのかと思った。今も、マシになったとはいえ、体中がギシギシしていてちょっとしんどい。今日もゆっくりして明日からの実習に備えようと思う。

ところでデイヴィッドは薬を買いに行ってくれたり、水分不足を補うために栄養価の高いジュースを用意してくれたりと世話を焼いてくれた。で、今「昨日の体調不良についてブログを書いてる」と話したら「どんなことを書くの?」と聞く。どうやら、いかに彼が私に貢献したかについて言及することを期待しているらしい。
確かに世話を焼いてくれたけど、人がしんどくて寝てるのに大音量のボリュームで妙なラップを聴いたり(呼んでも聞こえないぐらい)、要らないといってるのに食事の心配をしてくれたり(吐き気があるって言ってるやん)、そしてまさに今「感謝しなよ」「素敵彼氏でよかったね」と言わんばかりの態度。ありがたいと思っているけど何か違うと思ってしまった。こんなに心が狭いことではアカンよなー。
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忙しかった

2011年03月06日 08時58分17秒 | Weblog
久々の更新になってしまった。
先週はずっと看護実習で朝5時起きだった。にもかかわらず、実習終了後に小銭稼ぎの仕事があって、水曜、木曜、金曜と終了後友人宅へ行った。やることは商品のデリバリーやら書類の記入・提出など。今思うと急ぎの仕事でもなかったよな…。
一緒に仕事をしている友人に終わったら家まで送ってもらうんだけど、それが大体10時ごろ。帰宅して翌日のお弁当を作り、シャワーを浴びるとなったらどうしても11時ぐらいの就寝になる。ちなみに木曜夜は「しんどいから早く帰りたい」と主張して9時過ぎに送ってもらったけど、カトリーナが"しゃべるモード"で、彼女も翌日5時起きだったにも関わらず、一時間ぐらい「私が実習でしたことは~」「教育係に~して誉めてもらえた」などを聞かされた。いやみっぽく書くけど、本当に「聞かされた」気分だった。途中で吐き気してきたもん。ちょっと強引に話を切ったけど、すでにもう10時半ごろだった。すごく悲しかった。

そんな感じでやや寝不足気味の先週後半。ドラマ(!?)は金曜日に(ここから排泄系の話になります)。
私が今通っているのは小児科だけど、半分は大人の患者さんに占められている。他の病棟でベッドが足りないという状況等で小児科に送られてくるのだとか。私は先週その「アダルトサイド」で実習をしていた。そして金曜日。私の患者さんに78歳のおじいさんと82歳のおばあさんがいた。二人ともデカく(おばあさんは超肥満)、病気や年齢のせいで、何かに付け看護師の手助けがいる人たちだった。そして二人とも悲しいかな、下痢持ちだった。
この日の朝一番の仕事は、おじいさんの汚れたベッドを替えること。教育係と二人で部屋に行き、おじいさんをトイレに座らせている間にシーツを交換。こういってはナンだが、なんど経験しても人様のウ○コの匂いはほんまにきつい。特にこのおじいさんは検査の一環で下剤を服用していたので匂いが強烈。「おぇ~」ってなるし、息だって止める。申し訳ないとは思うけど、看護師は天使ではない。
おじいさんが排泄を済ませたあと、シャワーへ移動。お尻やら何やらが汚れているのでシャワーを浴びさせることになった。それは私の仕事。手袋をしてエプロンをしておじいさんを洗った。そして洗面台へ移動させ、ガウンを羽織らせた瞬間"モワ~ッ"とウンの匂いが。

えーと、もしかしてやっちゃった?

確認したらガウンにウン。げんなりしながらも、また立たせてガウンを着替えさせ、体を綺麗にし、今回はオムツを履いてもらった。それで一件落着。といってもこのおじいさん、頭はまた矍鑠としていて、その後、オムツをはいていても「トイレに行きたい」とナースコール。もしくは「オムツが汚れた」など。正直、きつかった。

で、次はおばあさん。この人は肥満。先日までは一人暮らしですべて自分でできていたようだけど、ある日から混乱の気が見え始め、入院後は日常的なことも手助けなしではできなくなった。というわけで、私のこの日2つ目の仕事は、このおばあさんのシャワー。もう話は見えていると思うけど、このおばあさんもシャワーが終わった後、体を拭き始めたらウンがGO。心の中で「ブルータス、お前もか…」とか思いながらウン処理。ほんまに朝からウンまみれ。そしてウンもきつかったけど、このおばあさんはとにかく重くて、手助けするにも多大なる労力を要した(おじいさんは見守るだけでとりあえず大丈夫)。ただベッドに横たわらせるにしても一仕事。やっとちゃんとベッドに寝てくれてエプロンを外したときは本当にホッとした。

こんな風に金曜日の朝はウンと戦い、肉体的に非常に疲れた朝だった。正直、自分がくさい気がした。後で同じ病棟で働く別の生徒に「Yoshimi、今日の午前中、ずっとエプロンつけて走り回ってたよね~。大変やったね」と言われるほどだった(エプロンをつけているということはたいていシャワーを浴びさせているということ。小児科ではお風呂の世話をすることは少ない。患者自身でシャワーを浴びられるか、親が洗うかなので)。

しかし。このように書いているけど、私はこの仕事が嫌いではない。もちろんしんどいし、ムカつくこともあるけど、先にも書いたように看護師は天使ではないので、こういう感情を抱く方が本当だと思う。年配の方を見て、これが自分の行く末だと思うと、ちゃんとお世話させてもらおうと思う。

しかししかし。これには後日談が。それはまた次回。
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