チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

雪持ち椿

2010年02月18日 09時18分04秒 | 日記
東京は今年一番の雪
目覚めるとあたり一面の銀世界
都庁舎も雪き降る向こうの景色に収まっている

雪は「大小あられ」
松に雪の積もった風情は「雪持ち松」
梅に積もった「雪持ち梅」
こちらは紅梅があり
積もった雪の下からほんのりと紅が仄見える
艶っぽい

当方のルーフバルコニーも雪に埋もれている
なかでも
椿の葉と花に乗った雪は形が良い
さらに南天の葉の雪持ち風情もなかなか

枯れ木に花が咲いたような樹木も面白い
枝の美しさがそのまま伺える

人も
骨の美しい人は姿が良い

葉をつけない枝ぶりは
人の手が入って形をつけたものは美しい


美しいと思うのも主観だが
骨を美しくすることは
きものを着た姿をきれいに見せる

骨磨きホネミガキ

昔の人はこういう雪景色の中から
着物の柄を作っていったんだね

コメント (1)
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