チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

三の酉

2018年11月25日 22時44分42秒 | 日記
昔から三の酉まである年は家事が多いと言われていた
そしてもっと寒かった様に思う
酉の市に行き冷やかして
日めくりを購入しおでんを食べて帰るというのが習慣だった

いつのまにか
新宿の花園神社になり
さらに近くの熊野神社に詣でるということになってしまった

だんだん億劫になり遠くまではもう勘弁という感じ

こうやって行動半径が狭まっていくのだろう
そのかわり近所の神社とは大の仲良しになり逆に神様に近づいた感じもする
おでんも自家用中身も吟味する

自分は歳を重ねてもそんなに変わらないと思っていたけど変わるものだわ
変わることを受け入れることも必要かも

すっかり紅葉をした公園を歩く
お父さんが小さい子を連れて遊んでいる
お母さんはきっと夕飯の支度だ
そういう家族の団欒が寒い日には心温まる

夕焼けも美しいビルの谷間にいても茜さす夕焼けが空を染めている
「この街も随分変わったね」
あの果物屋も豆腐屋も魚屋も畳屋も雑貨屋もみんな消えた
おじさんおばさんたちが元気な頃は子供達も駆け回っていた

人の気配がなくなり
自動車のヘッドライトばかりが目につく
でもこの街から離れない
一歩裏道に入ると昔なじみのお店でおしゃべりができる
そうだべったら買った。この時期に美味しい
人形町まで買出ししていたのも今は昔

秋って
こんな気持ちになるのだわね
風邪も80%抜けた
咳のしすぎで横腹が痛い

さあ明日からは風邪を吹き飛ばして楽しもうと
コメント
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