チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

昭和を語る

2019年06月08日 14時46分03秒 | 日記

チャコちゃん先生の「昭和を語る」という連続講座が昨夜から始まった

一回目のお客様は東映株式会社の元宣伝部長の福永さんと惹句(じょうく)担当だった関根さんのお二人もいらして、チャコちゃん先生の昭和の話に奥行きをつけてくださった

同席した方々はご褒美をもらったようなもの

秋櫻舎の講座は思いがけない方がひょっこり現れるので楽しみが増える

東映映画華やかなりしの時代を生きていたお二人でこの日は「昭和の男には勢いがあった、チャコちゃん先生と関わった男たち」というテーマであった

もちろん着物を通しての取材やそれに関わって一緒に仕事をした人たちの話が中心になり

特に「高倉健の着物考」を主にしたのでお二人が取材の裏付けを話してくれて聞いてる人に臨場感を与えた

 

昭和30,40,50,年は東映は時代劇で興行成績は他社をリード その後任侠シリーズ、そして鬼龍院花子や極道の妻などの女優シリーズ

そのきらびやかな時代の宣伝部長であり惹句(キャッチコピー)の名人の目から見た当時の監督や裏方の職人芸を識ることになり

男たちが熱く生きていた昭和という時代を違った感覚で見ることができた

 

この頃チャコちゃん先生は洋画一辺倒で邦画に興味がなかったのだが「任侠シリーズ」のナイトショーに無理やり夫につきあわされ

その時見た「高倉健」の着物の裾捌きの美しさに感動しついには高倉健に取材を申し込み

高倉健の着物談義を聞いた

「青山のウエストを指定され、そこのシュークリーム美味しいですよねと言ったのねそうしたら先に健さんいらしていてシュークリームがテーブルにあっの」

「そうそうそう言う人なんだよね」

それで仕立ての寸法が人と違っていたし、くるぶしを見せる着物丈だとか、着終わったあと帯をこう下げる、襟に指一本このように入れるとか、実演付きだったのよ」

「それはすごい、健さんのこと色んな人が本書いているけど着物のことは一人も書いてないね、でも理解る本当に着方を工夫してたから」

 

現場にいたお二人からわっしょいわっしょいと力をもらった一晩でもあった

滑り出し好調これからも楽しみ

お茶の時間の裏話が更に快調であった

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コメント
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