チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

久しぶりのお茶会

2019年06月26日 19時55分50秒 | 日記
姉が生きていた頃はあちこち引っ張り出されていたが
ここのところすっかりご無沙汰のお茶席

チャコちゃん先生はお裏で姉が師匠
この姉は飛んでる人で違う流派の宗匠のところにも平気で伺いよくお供させられた
基本的に濃茶が飲めないことと若いときはお菓子が苦手ということがありおさぼり専門
そのためちっとも進歩がない

今日は表千家お茶会
相模湖の先にある籘野というところまで遠征
しっとりとしたとてもいい雰囲気の街で「昔平家の落人が住んでいたのではないかしら」と思わずいってしまうと「そうですよ」とお弟子さんの一人が解説してくださった

日差しは強いけど周囲の山の緑に助けられ心地よい風が吹き渡っている

静かに座り茶筅の音を聞く
それはつかの間でついついセオリーを犯してしまいその都度気になることを聞いてしまう
皆さんはそれをきちんと受け入れてくださって話に花が咲く

ご社中の方々は琴、地唄舞、余興と芸達者の方が多く楽しい
こういうお茶会は本当に楽しいし笑いが耐えない
それでいて長幼の礼 そして先輩後輩の処し方もきちんとわきまえていて気持ちがいい
師匠の躾が行き届いているのだと思う

姉がよく言っていた
「形を覚えたら中身を充実させることその中身はどれだけそこにいる人達をくつろがせることができるかだわ」
姉のお手前は身びいきではなく流れるように美しくすばやい
あとはくつろいで色んな話で盛り上がる
特に湯文字でーーー

そういう雰囲気を感じたお茶会だった
ついつい御竈のお白湯を所望してしまった
いい時間を過ごしたあとの疲れは却って心は豊かでいる

#表千家 #裏千家 #藤野駅 #茶釜 #縄文時代の窯 #チャコちゃん先生 #社中
#平家の落人 #山並み #中谷比佐子 #湯文字 #秋櫻舎

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする