チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

着物が繋ぐもの 180

2019年06月27日 10時12分37秒 | 日記
アメリカの会社が矯正下着を「KIMONO」というネーミングにしたということで「日本を侮辱している」とか「日本文化を冒涜している」と言って騒いでいる人達がいるそうな

チャコちゃん先生は別の思いがある
着物が日本人の体を縛っているように世界の人達には見えているのだな
着物は窮屈なものと写っているのだな

そのような見方をされている亊が問題であろうと思う
本来着物は開放的で体は自由に呼吸するものである
「比佐子流骨格着付け」着物は体を開放する衣裳であると伝え続けている

夏の着物など着付けるときに使った紐は全て抜いてしまう
そうすると体中風がビュンビュン吹き通る
あの窮屈そうな十二単も紐一本できつけている 斎服などの装束も紐一本だ
紐は着付けの時身頃の合わせを留めるためにあるのであってギュギュ縛るために必要とはされていない

日本の着物は本来開放的で自由に体が動くという着付けだ
男の着物なんて紐なんて使わない身頃を合わせたらいきなり帯にいく
胸があき脚さばきが自由で動きに色気が出る

こういう自由な着物を「矯正している」と思わせた私達の責任のほうが大きい
神様はいい機会をくださった
この事件?をよくよく吟味し着物は自由で開放的という原点に戻りなさいと教えてくださっている
その気付きのために大掛かりなチャンスを下さった
ということは着物の見直しが日本を救い世界を平和にするのかも
(そこまでいきなり飛ばないでよねチャコちゃん先生!)

着物は五分で着られるけど洋服を着るときは倍かかる
若い時フアッションショーの裏方の取材をしていたが表の舞台から帰ったモデルさんをひっ捕まえて洋服を着せる時間と着物のショーのときに着物を裏で着替える時間は着物のほうが短かった

そういう現実を世界に知ってもらわなければ矯正下着「KIMONO」となる

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コメント
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