チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

釣書

2013年10月29日 15時41分14秒 | 日記
「釣書を書くのだけどーー」
と困ったような声の友人からの電話
いまどき釣書を書くお見合いがあるのかと逆に吃驚
何年か前姪にお見合いの話が来て
「釣書をお願いします」
といわれあわてて書き方をマスターした兄

叔母の私までも写真付きの略歴が必要と云うことで
私が原因で話が壊れたら可愛そうと気合いを入れた写真にした
めでたく話が決まりそうな所まで行ったが
二人の考えがまとまらずご縁がなくなった

本来は自分で書くのだが
最近は書いて下さる商売もあるらしい
そのときの和紙の柄なども指定が有
この仕事もなかなか繁盛のよう
というのは「作法」を識らない人が多くなったからだろう

釣書とはよく言ったもので
両家の釣り合いが取れているかどうかを間に入る仲人が点検し
相手を探す

釣書など縁の無い階級の人たちは
「相手を釣るためのものでしょう?」
と片付ける

釣書だけの行き来で断ったり断られたり
これだとお互いが傷つくこともない
結婚は釣り合ってこそ「愛」が続くのかもしれないね
と電話をくれた友人と話し合う

雇われ仲人はしたけど
お相手を探し其れを成就させたことはないナ
そのような階級に属していないことをチャコちゃん先生は認識
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