チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

着肉

2013年11月18日 09時04分50秒 | 日記
昨日ある歌舞伎俳優と話した
チャコちゃん先生の興味は
衣装のしたの肉作りをどうするかと言うこと

昔なくなった団十郎さんがまだ海老蔵と名乗っていた頃
衣装を着る順序を撮影させていただいたが
そのときの肉布団のことがとてもい印象に残っていた
ただしあまりの美しさにチャコちゃん先生は上がってしまい(珍しいことだ)
口もきけない有様だったのできちんとした取材が出来なかった
公私混同も甚だしい

一度はどなたかにしっかり聞こうと思っていたのだ
というのは
最近の一般女性の着付け方がドウモ当時教わった「着肉」をしてるとしか思えない

特に女形の役者は
カラッだをマールク創らねばならないので
上半身・腰・下半身にも履き肉と言う肉座布団を用いる

先日そう言う補正をしていた女性がいて
女なのにどうして女形の形をしなければならないのか
首をかしげてしまった

最近の着物の着付けの本を手にすると皆とまでは云わないが
着肉を重要視して其れをしないと着物を着る事が出来ないとまで信じ込まされている
恐ろしい
みんなが女形になってどうする?

女には女性ホルモンがきちんと出ていて
其のおかげで丸みを帯びた軟らかい肉を持っている
其の肉を生かした着付けこそが女らしい品の良さになるとチャコちゃん先生は確信している

自分以外の役を果たすとき
アチコチのくぼみにわたを入れたり
筋張ったところを布で補正したり
其れは違う自分になるときの役者のやり方

昨日は其の話でもりあがってしまったな
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