チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

好きなことを仕事に

2021年10月10日 11時23分00秒 | 日記
友人が応援している指揮者の根本昌明さんのコンサートに行ってきた
音楽専門の学校で勉強をしたわけではなく、小さい時から音楽が好き。然も長い間の躁鬱病で苦しめられ、その時に慰められたのがベートーヴェンの「第9」その後音楽学校ではなく上智大学に進み英語の教師になるが、音楽好きの生徒を集めて教え子の管弦楽を結成。部活のような活動を続けるも、ついに50歳にして音楽一筋の生活を目指す

根本さんの音楽は、その作曲家の想いを音にすること、なぜこの曲を作ったのかを時代背景からその作曲家の生い立ちから調べ上げ、その作曲家の根源に近づいて音を集めていく
その結果音楽評論家の宇野巧茂さんに「魂に響く指揮者の登場」といわしめた

昨日はベートーヴェンの「英雄」とモーツアルトの「ジュピター」の2曲
「英雄」で初めの音が鳴ったとき、いきなりその曲の中に連れていかれた。音が美しい、澄んでるとかいうレベルではなく、音がまっすぐに私の細胞に溶け込んでいく、こういう経験は初めて。もう音の中に浸っていた

根本さんのことを「魂の音」「魂の音楽」という表現があるがその通りだと終わった後に納得した

1970年代モーツアルトと、ベートーヴェン、シューベルトという作曲家が活躍、この時代はヨーロッパでは革命の時代、世の中が大きく動いていた時代、その動きの予感が大作曲家たちの魂を揺さぶりその思いを音符に託した、更に1800年代にはショパンやシューマンリストなどの作曲家の活躍。この時期はナポレオン戦争

根本さんの影響で、時代と音楽を重ねてみると今までとは別の音が聞こえてくるように思った
根本さんは病の時ベートーヴェンの第九を常に聴いていて、「こういう魂の音楽で世界の人々を平和にしたい。」という思いを持ち続けながら指揮棒を振っている

本当に好きなことを仕事にするということの意味を根本さんに教わった
好きなことで人を幸せにできることが社会貢献
好きなことだけをして満足するのは自己愛にしかならない

多くのプロの音楽家たちも根本さんのもとに集まってきている
興味のある方は
080-5377-3303 レーベンバッハ音楽企画
https://lebenbach.com




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